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Co2センサーで換気の必要性を測定してみる<その2,車内編>

先日、札幌の会社でのクラスター発生の原因として窓を開けずに移動した車内での集団感染が報道されていました。


車で複数人が同乗して移動なんて場面は、仕事でもプライベートでも良くあることかと思われますので、車内のCo2 濃度を測定することで換気状態を調べてみました。

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車はコンパクトカーで3名が乗車、ほとんどの時間は会話も少なく通常の呼気です。

まずは乗車時から外気導入モードで15分ほど走りました。窓は閉めています。送風量は4段階中最も弱い風量です。結果はずっと600ppm台をキープしていました。

次に窓は閉めたままで換気を切った状態にしてみました。なんとわずか3分ほどでみるみる上昇し1000ppm超えです。

次に窓は閉めたまま再び外気導入モード(風量最も弱い)にしてみると、5分程度で最初の600ppm台まで下がりました。

次に窓は閉めたまま今度は内気循環モード(風量最も弱い)にすると換気を切ったときと同じ3分程度で1000ppmを超えました。

次に窓は閉めたまま外気導入モード(風量2番目に弱い)にするとやはり下がりますが、風量を最も弱くした場合と比べてもCo2 濃度が下がるのにかかる時間は同程度でした。

最後に窓を全開すると、あっという間に外気並みの濃度に。

【結論】窓を閉めていても常時外気導入していれば比較的安全な状態を維持できる。換気無し、あるいは内気循環ではあっという間に空気は悪くなる。窓を開けたまま運転するのが厳しい真冬や真夏はエアコン外気導入が重要。

<その1 家の中編> https://note.com/ssolibrary/n/n9868fc23fabc

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