Co2センサーで換気の必要性を測定してみる<その3,浴室編>

家の浴室には24時間換気扇がついているのですが、私の住む北海道の冬はとても寒いので換気扇をつけたまま入浴すると空気も冷たいし、浴槽に貯めたお湯もすぐぬるくなってくるので、入浴の際に換気扇を切った状態で入ることが多いです。その状態ではどの程度Co2濃度が変化するのか測定してみました。

浴室は一般的な家庭サイズのものですが、寒冷地住宅仕様なので暖気が漏れないように気密性は温暖の地域のものより高いと思われます。浴室の中にセンサーとスマホを持ち込むのは機器の故障のリスクがありそうなので、浴室のドアのすぐ外の脱衣スペースの辺りにセンサーを置いて入浴後出入りの際にドアを開けた時のCo2濃度の変化を計測してみました。

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脱衣場の換気扇もオフにしていたので、入浴前からすでに900ppm台になっています。入浴した1人目が出てドアを開けた際に一気に1400ppmまで上昇、すぐに2人目が入り数分で出たので1人目が出た後からの値はさほど下がらないまま2人目がドアを開けた瞬間に1600ppmを超えました。そして3人目は10分ほど入浴、その間に脱衣場のCo2濃度は徐々に下がっています。1200ppmを切ったあたりで入浴が終りドアを開けると一気に急上昇し2100ppmを超すまでになりました。上昇カーブが大きいのは長く入浴したため呼気のCo2が多く浴室にたまっていたせいでしょうか。その後換気扇をオンにしたのですぐに濃度が下がっています。

浴室内の湿気はかなり高いので、前に入浴していた人の呼気にウイルスが含まれていたと仮定したとしても、浴室での感染リスクはどの程度なのか私にはわかりませんが、Co2濃度から推測すると換気をせずに続けて何人か入浴した場合はかなりの呼気が残留していると推測できる結果となりました。

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センサー買って初めて人相の悪い絵になりました。湿度表示も急上昇してるので、浴室の湯気とともに大量のCo2が排出されています。翌日は換気扇をつけっぱなしにして入浴しましたがまだ10月ですがやはり寒くて普通に風邪ひきそうです....

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