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あの瞬間についての拙い考察

'180729

 2次会どうするのってグダグダする時間すら愛しい。みんなで1列ぴったりに収まって横に座る相鉄線ですら愛しい。みんなが手の届く距離にいることが愛しくて仕方ない。愛しくて仕方ないのだ。

 一緒に就活して、悩みを言い合って、でも頑張ろうねって言い合える日々は私には来なかった。これからの夏の予定に私はいない。みんなと一緒に卒業する日も来ない。現在進行形で更新されてきたみんなとの記憶が、点でしか交わることができない今。

 会えたんだから、幸せな気分で終わりたいんだけど、私の性格上そうはいかない。いつかのドラマで言ってた気がするけど、新しいペンを使い始めるといつかそれを使い切ってしまうことしか考えられなくなるように、幸せを感じている時その幸せが終わってしまうことばかりを想像してしまう。純粋に享受できない。素敵すぎて失ってしまうことが怖すぎる。

 書いて気持ちを反芻することによって自分の命を紡いでいるのか、むしろ命を削ってしまっているのかもはや分からない。ただ、忘れたくない一心でこの文章を書いている。そしてこういう類の文章は、時間が経つと恥ずかしいやら自己嫌悪感やらで永遠に投稿されることのない下書きになりがちだから、冷めないうちに。半年後必ず会いに行きます。これは約束じゃなくて宣戦布告です。