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タスク分解しまくってたら、最終的に生活がよくなってきた話

部屋が汚い。学生のときからずっと母に言われていた。一人暮らしになってもすぐに改善するってことはなかったが、キレイにしたいと思い始めてから半年、いつ私の家に来られてもだいたいキレイ、くらいにはなってきた。やっと人並みの生活を手にいれられたのである。

もともと一年くらい前は、だれもまねきいれられないくらいの汚い部屋だった。

部屋をきれいにしようと理想はあるけど、なかなかうごきだせない。どうにかしたいとおもうだけのまま、結局、最低限の掃除洗濯食器洗いくらいにしかできなかった。

せっかく東京にでてきたからイベントたくさん行きたいし〜、とかおもっていたら掃除はおろそかに。部屋はドンドン汚れていく。
そうなってきていて、駄目だな、と思い立ったときに、タスク分解のことをついふっと思い出した。

https://itunes.apple.com/jp/app/workflowy/id551139514?mt=8

workflowyといって、項目をどんどん細分化するためのツールだ。書きたいことをザクッと箇条書きにしまくって、もっと詳しく書きたい項目をさらに箇条書きにしていって、樹形図みたいにどんどん階層を深めていく。スマホ・PC・タブレットなど全部瞬時に同期できる。つかいはじめると手放せなくなる人もいるようだ。めちゃわかる。
文章作成するだけでなく、todoリストとして活用する人もたくさんいるとのことで、使い始めることにした。

するとどうだろう、達成するための箇条書きを進めていくと、超簡単な作業から始められることがだんだんとわかってきて、どんどん楽しくなっていく。スマホだけで完結できる作業が明らかになっていったのだ。

例えば、ざっくりと家をキレイにしたいと思ったとする。
「家をキレイにしたい」と入力する。
将来の夢くらいのタスクを書いてしまった。でもこれでいい。ここから細分化していく。当たり前だが、少なくとも今持っているスマホだけでは掃除は全くできない。

いまきれいにしたいのはお風呂なのか、トイレなのか、自分のへやなのか。とりあえず優先度を決めて、一番解決したいものをえらぶ。
箇条書きを続ける。自分の部屋。掃除機で掃除をするのか、拭き掃除をすればいいのか、フローリング用のコロコロを使うのか。掃除の方法をきめたとして、それの購入。ここまでスマホで完結できる。あとは家に届くだけの話だ。

状況を振り返ってみる。最初にやりたいなと思っていたときは手元にスマホしかなかったのが、スマホだけでできることを明確にするだけで、数日で掃除機が目の前にある状態になった。やりたいと思っていただけの時とは雲泥の差であろう。

まぁ当たり前っちゃ当たり前の話ではあるし、これだけなら全然workflowyとか関係なくできちゃうよね、となってしまう。だけど、購入から始めないといけない大きな項目が20コくらいあったときとか、生活必需じゃない、可愛い食器に買い替えたいだとか忘れがちなことなど、それを全部覚えていられるのだろうか?となると話はかわってくる。

今回の文章もこんなかんじで書いてみていた。

僕がなかなか実行に移せない大きな原因は、スマホだけだと効率がわるいと決めつけていたことだった。
文章の制作なんかも、PCのほうが100倍速く打てるし〜なんて思って全然やらなかったけど、スマホで一日2時間ぼうっとできていれば流石に文章のネタくらいはいくつか思いつく。
アプリを入れて生活してみると、スマホだけならさわれるぜ、という時間がたくさんあることにきがつく。SNSの更新をダラダラと見守るだけじゃなくて、欲しいものをリスト化したり、タスクを分解してとりあえずいっちょやってみる、とか。結果的にやりたかったことを一気に手繰り寄せることができるのだ。

そんなことを続けていたら、ここ最近はかなり部屋が整ってきたきがする。心にも余裕ができて、ギンガムチェックのシャツはどこのがいいのかな〜とかまで頭が回るようになってきたし、やる気のないときにタスク分解をやりまくっていると、だんだんやる気が湧いてきて制作もできてる。今とても生活の密度が高い。この調子で生きていけたらな。