はい。しました。

http://stairlimit.html.xdomain.jp/

なぜこんなことをしようと思ったかって？

褒められたからです。

褒められれば木にだって登ってみせらあ。というわけで、去年やって今年もやる予定の「総合講座III」という得体の知れない講義の講義ノートを足しました。

元々、２０１５年頃からずっと、体調的には悪くて、必死で授業やってかじりついてきたんだけど。法政の講義ノートも東大の講義ノートも、たぶんまだ誤植があって、それたくさん見つけて嫌になってこのサイト放置してたんだよね。だけど、まあ、褒められたんならやるしかないか！　ということで、５年ぶりに更新しました。

総合講座IIIの内容は、まあ有り体に言えば基本的な関数の連続性とか微分可能性とかその計算公式とかラグランジュ未定乗数法とかを簡単に証明して、最後に経済学の応用をひとつまみって感じ。この途中で、カントールによる[0,1]の非可算性とか、縮小写像の不動点定理みたいな、数学的に絶対後で必要になる知識をばらまいておいたので、それなりに経済数学の導入にはよいと自負しています。

ただ、ひとつだけ言うと、難しいよ？　三角関数を無矛盾に定義するために、整級数展開から攻めたからね。したがって経済数学の導入にしては珍しく、複素級数論から入っています。もうちょっと背伸びすれば複素解析に片足突っ込めるよやったね！

まあ、こういっちゃなんだけど、アレです。杉浦光男『解析入門Ｉ』の中から、経済学に絶対必要になりそうな部分だけを抜き出してきた、みたいな講義ノートです。たぶん誰かの役には立つ。それが誰かは……わからない！

以上、宣伝でしたー。