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メガネをかけ忘れたら

眼鏡使用。

…と書き始めてみましたが。

運転免許証の話でもなく、パスポートの話でもありません。

ワタクシは近眼で、普段はメガネをかけているのですが。

日に日に老眼が進み、スマホを見る時や本を読む時は、メガネを外しております。

前置きはさておき、先日のことです。

コンビニへ行く用事があったのを思い出し、外していたメガネをかけ、自転車の鍵を握りしめ、玄関の外に出たのですが、パラパラと雨が降り出しまして。

傘をさして徒歩で行くのはダルいので、雨がやんだら出直そう、と家の中に引き返しました。

しばらくすると雨が上がったので、自転車に乗ってコンビニを目指したのですが。

前がよく見えないのですよ。

(…あ。メガネ忘れた!)

雨がやむまでスマホをいじっていたので、メガネを外してたんですね。

しかし、

(引き返すのも面倒だし、慣れた道だし、気を付けてれば大丈夫!)

と根拠のない理由付けをして、そのままコンビニまで向かいました。

すると突如、目の前に自転車が現れるわ、猫は横切るわで、ヒヤッといたしましたよ。

自転車も猫も急に現れたわけではなく、単にワタクシが裸眼なので見えてなかった、というだけのことなのですけどね。

そんなこんなで何とか無事にコンビニにたどり着き、用事を済ませ、細心の注意を払いながら自転車を漕ぎました。

そんな時に限って、ご近所さんと思われる方々に挨拶をされまくってしまうのです。

誰が誰やら全く判別が付いていなかったのですが、無視するわけにもいかず、とりあえず無難に

「おはようございまーす!」

と、爽やかな笑顔とともに挨拶に応じましたよ。

家までもうすぐのところで、前からご近所さんらしき人が歩いてきたので、今度はこちらから

「おはようございまーす!」

と、満面の笑みで挨拶をしました。

しかしそれはご近所さんではなく、同居しているワタクシの兄上だった、ということに至近距離で気付き、かなり気まずかったのはここだけの話です…。

そんなわけで、いろんな意味でメニメニデンジャラスなので、裸眼で自転車に乗ることは、二度とないでしょう。

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