chiara(きあら)

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運命は人に優しくない。何かを成し遂げようと思えば誰かを傷つけずにはいられない。 だからどんなに過去が重くても、歩き続けなければならない。 後悔の重さに負けて立ち止まってしまったら、すべてが無駄になってしまうから。 -多崎礼『夢の上』

    • 米国におけるライティング教育の変遷

      19世紀と20世紀のライティング教育の多くは大講義での教授が一般的であり、初年次ライティングの必修化は、大量の文章を確認し評価するといった教員の認知的負担を増大させていたことがわかる。 このような状況の中で、次第に語彙や文法のような表面的なレベルの正確さを求める事の非生産性がライティング教育の教育者から指摘されるようになる。 文章の形式面を重視した指導や評価に対する批判が充分に行われるようになり、

      • 光は、屈折するからきれいだ ささやかな場所にたっして揺らぎつづけるひと熱、逃げ水を追いかけるようなあこがれのまま 夏はきて、透きとおる硝子がまちがいなく眩しい /黒崎立体「光について」

        • #プロセスライティング

          あの犬が好き / シャロン・クリーチ カーネギー賞受賞作家、シャロン・クリーチによる、詩と少年と犬の物語。 「いやだ。だって、女の子のもんだよ、詩なんてさ。男は書かない。」 最初は、そう言っていたジャックでしたが、ストレッチベリ先生が紹介する詩に出会い、言葉を借りながら書いていくことで、自身の心の中にあった悲しみと向きあっていきます。きっかけは、紙とパソコンと先生と、そして犬――。 少年が詩と出会い、自分のことばを獲得していく過程を“少年が書く日記”という体裁で表現して

        運命は人に優しくない。何かを成し遂げようと思えば誰かを傷つけずにはいられない。 だからどんなに過去が重くても、歩き続けなければならない。 後悔の重さに負けて立ち止まってしまったら、すべてが無駄になってしまうから。 -多崎礼『夢の上』

        • 米国におけるライティング教育の変遷

        • 光は、屈折するからきれいだ ささやかな場所にたっして揺らぎつづけるひと熱、逃げ水を追いかけるようなあこがれのまま 夏はきて、透きとおる硝子がまちがいなく眩しい /黒崎立体「光について」

        • #プロセスライティング

          #認知的不協和

          #フェスティンガー の #認知的不協和理論 米心理学者レオン・フェスティンガーによって提唱された考え方。 認知的不協和が起きると不協和を低減する行動が起きるということ。 矛盾した2つの認知がある場合、その不協和を解消するために、比較的変えやすいほうの認知を変えて、協和している状態にしようとすること。 たとえば、自分のセンスで購入した商品について、友人が高く評価してた場合は、認知的協和の状態で問題がない。ただ、TVで批判されていた場合に、当該TVでの評価との食い違いが発生する(

          #認知的不協和

          #ポエトリースラム

          https://www.cinra.net/interview/202012-kotobaslamjapan_myhrt (お気に入りの箇所を抜粋) ジョーダン:東京のポエトリーシーンでおもしろいのは、大学が主催するようなアカデミックなイベントのシーンとナイトクラブやカフェで開催されているポエトリーリーディングのシーンで同じ人が出てたりすること。すごい有名な詩人、作家でもあっても友人が主催するイベントに出演していたりする。強いコミュニティー意識や流派があるというよりは、1

          #ポエトリースラム

          人生の岐路に立っている方の背中を押すポエム

          If you can dream it, you can do it. 「夢見ることができれば、それは叶う」 ウォルト・ディズニーの有名な言葉です。

          人生の岐路に立っている方の背中を押すポエム

          椰子の實

          名も知らぬ遠き島より流れ寄る椰子の實一つ 故郷(ふるさと)の岸を離れて汝(なれ)はそも波に幾月舊(もと)の樹は生ひや茂れる 枝はなほ影をやなせる われもまた渚を枕孤身(ひとりみ)の浮寢の旅ぞ 實をとりて胸にあつれば 新(あら)たなり流離の憂(うれひ) 海の日の沈むを見れば激(たぎ)り落つ 異郷の涙 思ひやる八重の汐々(しほじほ) いづれの日にか國に歸らむ https://youtu.be/P32GerL_yTg

          袂(たもと)

          たもとのゆかたはうれしいなよそ行き見たいな気がするよ。 夕顔の花の明るい背戸(せど)へ出てそっと踊りの真似をする。 とん、と、叩いて、手を入れて誰たれか来たか、と、ちょいと見る。 藍の匂の新しいゆかたの袂はうれしいな。 金子みすゞ/袂(たもと) 小さいころ、浴衣を着たとき、こんな風に踊りの真似をした記憶があります。 誰も見ていないはずなのに、誰かの目が気になっちゃうんですよね。 「見て見て!」という思いと、「照れる」という思いが、入り混じっている感じ。懐かしいです。

          袂(たもと)

          夏花の歌

          その一 空と牧場のあひだから ひとつの雲が湧きおこり 小川の水面に かげをおとす水の底には  ひとつの魚が身をくねらせて 日に光る それはあの日の夏のこと! いつの日にか もう返らない夢のひととき黙つた僕らは  足に藻草をからませて ふたつの影を ずるさうにながれにまかせ揺らせてゐた…… 小川の水のせせらぎは けふもあの日とかはらずに風にさやさや ささやいてゐる あの日のをとめのほほゑみはなぜだか 僕は知らないけれど しかし かたくつめたく 横顔ばかり   その二 あ

          日々、なにが必要なのか教えてくれる ショート・ポエム

          Accept both compliments and criticism. It takes both sun and rain for a flower to grow. → 作者要確認 【意味】花が成長するためには、日差しも雨も必要なように、ひとの成長にも批判や称賛など(の相対する意見)を受け入れる(必要がある) 【参考】 compliment :賛辞や敬意 criticism:批判批判ということばにも幾つある criticize:欠点を非難 blam

          日々、なにが必要なのか教えてくれる ショート・ポエム

          感情と行動の重要性を教えてくれる ショート・ポエム

          Don’t make promises when you’re happy, don’t reply to anything when you’re angry, and don’t make decisions when you’re sad. → 作者不明【意味】幸せな気分でいる時には約束を交わさず、腹立たしい気分の時にはどんな事に対しても言葉を返さず、悲しんでいるときには、決断するな。 【解説】気分のいい時は得てして、大きくなりがち。 そういうとき、大盤振る舞

          感情と行動の重要性を教えてくれる ショート・ポエム

          中學の校庭

          中學の校庭われの中學にありたる日は 艶なまめく情熱になやみたり いかりて書物をなげすて ひとり校庭の草に寢ころび居しが なにものの哀傷ぞはるかに青きを飛びさり 天日(てんじつ)直射して熱く帽子に照りぬ。 萩原朔太郎 「中學の校庭」 「書物を捨てて、まちに出よう!」そう言いたげな、このノリが好きなんだなぁ。^^ 帽子の庇に、日光が反射して輝いているのが、目に見えるような作品ですね。 「青き」というのも、青空と、無限の青を感じさせて、象徴的です。

          朝顔の蔓(あさがおのつる)

          垣がひくうて 朝顔は、 どこへすがろと さがしてる。 西もひがしも みんなみて、 さがしあぐねて かんがえる。 それでも お日さまこいしゅうて、 きょうも一寸 また伸びる。 伸びろ、朝顔、 まっすぐに、 納屋のひさしが もう近い。 #金子みすず #金子みすゞ #朝顔の蔓 「朝顔の蔓」は、誰もが注目するような「花」じゃなくて、目立たない「蔓」が描かれているところがいいですねぇ。 この蔓が、お日さま恋しさに一生懸命伸びようとしているのを見ていると、こちらまで拳に力をこめ

          朝顔の蔓(あさがおのつる)

          向日葵(ひまわり)

          おてんとさまの車の輪(わ)、黄金(きん)のきれいな車の輪。 青い空をゆくときは、黄金(きん)のひびきをたてました。 白い雲をゆくときに、見たは小さな黒い星。 天でも地でも誰知らぬ、黒い星を轢くまいと、急に曲った車の輪。 おてんとさまはほり出され、真赤になってお腹立ち、黄金(きん)のきれいな車の輪、はるか下界へすてられた、むかし、むかしにすてられた。 いまも、黄金(こがね)の車の輪、お日を慕(しと)うてまわります。 #金子みすゞ の  #向日葵 (ひまわり) 天

          向日葵(ひまわり)

          蝉頃(せみごろ)

          いづことしなく しいいとせみの啼きけり はや蝉頃となりしか せみの子をとらへむとして 熱き夏の砂地をふみし子は けふ いづこにありや なつのあはれに いのちみじかく みやこの街の遠くより 空と屋根とのあなたより しいいとせみのなきけり 室生犀星(むろうさいせい)の蝉頃(せみごろ) 蝉の声を詠う和歌や詩などは数多くあれど しいいという音の小気味良さが好きでたまらない詩。

          蝉頃(せみごろ)