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【エッセンシャル思考】やることを"絞る"話

こんにちは!タノ🦒です。
5月になりましたが、寒暖差が厳しいですね。

今日の記事は「絞る」話です。
エッセンシャル思考の話です。

※漫画版もあります

エッセンシャル思考は、極端に言えば、
本当に必要な1%に注力する」という話です。
より少なく、しかりより良く」という考えです。
そのためには「99%のムダを省く」ことが重要です。

引用:https://logicalthinking.net/essential-shikou/

ですが、それが最も難しい
99%のムダが1%を圧迫し、やがて生活も圧迫していきます。

真面目な人ほど「全部大事」と考えて頑張りすぎます。
それでも減らすには「覚悟」と「集中」が必要です。
「私はこれをやる!だからそれ以外は断る!」という覚悟ですね。

と、いうことは、それには3つのものが必要です。
①言語化された「ビジョン」「本質目標」

②「時間の設定」
③何をするのか

この3つです。

この
「正しい理由」「正しい時期」「正しいこと」
この3つが合わされば最強の1%になります。

引用:https://dollyblog.org/essential-thinking/

ここまで書いてきて、ロジックが強い思考法だなぁと感じます。
一方で、考え方はこちらの本にも通じる気がします。

影山さんの「ゆっくり、いそげ」という本。
影山さんには一度お会いしましたが、自然体で素敵な人。
一方で切れ者のビジネスマンでもあるとも思う方です。

この方の考え方は「人を目的化しない」に基づいています。
人を画一化して無個性にしていくのではない考え方。
仕事・ビジネスは「産業化」することも重要と言われます。

「ゆっくり、いそげ」はその中間に位置します。
人を大切にする一方でビジネスとしても成り立つ

この考え方は分散しているようで、とても納得ができます。

前段が長くなりましたが、この30分ほどで書く記事です、
この2つの本を振り返りながら、
「どこに向かうべきか」をまとめていこうと思います。

理屈と感性でまとめていくので、
読んでくださった方の参考になればとも思います。

刺激的な目標「本質目標」

目標は以下の4つに分類されます。

引用:https://dollyblog.org/essential-thinking/

よく分からない単語が並びますが、
「平凡」=「普通」と捉えて良いと思います。

「平凡」から見ていきましょう。

誰しもが「価値観」は持っています。
価値観は抽象的です。
それを具体化させたものが「四半期目標など」。
「具体化」とは「数字で表せる」「客観的に分かる」ということです。

「数字目標を立てろ〜」などはよく聞きますね。
営業などではお馴染みだと思いますが、
多くの方は「数字目標・・・」となります。
「=ノルマ」っぽさがありますよね。

一方で「ビジョン・ミッション」。
「価値観」よりも「刺激的」な文言になります。
抽象度が高いので、全員が目指せる姿になりそうです。

ただ、これだけだとまだ抽象的で分かりづらい。

それを「刺激的で具体的な目標」にまで変えます。
これが「本質目標」です。

誰の目から見ても明らかな「刺激的で具体的な目標」
これを立てることが重要になります。

循環モデル

少し話が変わりますが、循環モデルというものがあります。

引用:https://logmi.jp/business/articles/327381

たまに見かける図式です。
同じサイクルなのに、好循環と悪循環の形が変わる図です。

下の”悪循環”から見ると「結果」から始まります。
「数値目標設定」をし、結果とのギャップを見る。
それを元に、部下に命令してやらせる。
すると部下は「文句や愚痴」を言いながら引き受け、
「言われたことだけやります」というようになっていく。

上の”好循環”は、「関係」から始まります。
心理的安全を築き、それが質の高い思考や行動につながる。
最終的に「結果」につながっていくというモデルです。

・・・ちなみに私はこのモデル単体には懐疑的です。
「関係」のみだと、なかなか「結果」はついてこないからです。
一見「なるほど!」と思いますが、
「そう上手くいかないだろ!」とも思います。

重要なのは、
「関係」と「結果」をハイブリット化して、
「私たちはこんな状態・こんな結果を目指したいよね
という合意形成を図ることかと思います。

そうすると、
「話し合い」が生まれ、
「思考」「行動」のサイクルが生まれるかと思います。
そうすれば「合意形成」した場所に辿り着く。


で、どこに向かうか?

では、私はどこに向かっていくか?
「状態」と「数字」で言語化していきます。

まず状態としては、
持続的に楽しく充実し、暮らしていけること」。
やりたいことができて、
行きたいところにいつでも行ける状態です。
自分にゆとりがあれば人を助けることもできます。
ゆとりがある生き方をしたいと思います。

横にいる人と雑談できない生活も嫌ですが、
一方でダラダラとも生きていきたくはない。
”労働時間”に潰される生き方もしたくはないが、
どれだけ活動しても活力が湧くような生き方をしたい。

疲れることを恐れずに、何だってできるような生き方。
いわゆるwell-beingですが、
理想的な状態を描いて、そこに向かっていけます。
どんな状態が自分にとって心地よいか?

結論は「1つの場所に留まらないこと」。
1つの仕事を続けていても発展性がありませんし、
その閉じられた環境は自分にはストレスになります。

複数の仕事を行うこと。
あくまで自分が主体となり自分でコントロールして進んでいく。
そんな未来の方が楽しそうです。

逆にストレスになるのは、
・繰り返しの事務作業に追われる
・無駄な取り組みを延々と続ける
・発展性がない場所に留まる
あたりでしょうか。

逆に言えば、
「発展性があり課題を解決する仕組みを作る」
は自分にとって前向きな取り組みになります。


具体的な進む方向

そこで、もう少し具体的に考えます。
今自分が抱えているものを箇条書きにします。

(1)公立学校について
(2)きみそら(学童・習い事)について
(3)保育園事業について
(4)見える化研究所kurumiについて

この4つがあります。
それぞれの回答を考えます。

(1)公立学校について

「先生の幸せ研究所」の活動です。
働き方改革・業務改善の文脈です。
その中で戦力になるためには?

・コンテンツライブラリ
・コンサルとしての資料づくり
・意見交換会を主導する
・飛び込み授業
などが挙げられます。

これらの活動を十分に行うためには、
・「国の制度等への深い造詣」
・「情報を収集してアウトプットする時間」
・「効き目の高い取り組みを精査して使いやすくする力」
などが求められます。

一筋縄ではいかないそれぞれですが、
「時間」と「集中する環境」を自分で作れば可能です。
多くの先生方が働きやすくなる未来を叶えたいです。
創る・創る・創る・・・。

(2)きみそらについて

学童や習い事教室を運営する会社です。
この会社で行う打ち手はシンプルです。

子どもがいない時間に稼ぐ」です。

教育事業の二大支出は人件費と家賃です。
もちろん子ども達のために必要な費用。
ですが子ども達がいない時間に収入は発生しません。

となるとどういうことが起こるか?
家賃は固定費です。ですので、
①利用料金を上げる
②利用人数を限界まで増やす
③スタッフの人数を切り詰める
を実行するしかありません。

ジリ貧なのが分かるでしょうか?
誰かに負担がいくビジネスモデルとなっています。

ではどうするかというと、結論、
子どものいない時間、施設をレンタルする
が解答になります。

・午前中:レンタル
・放課後:子どもの時間
・夜:レンタル
このような形で回せれば、
収益を上げられるようになります。

例えば200万円/月が家賃とします。
子ども一人50,000円の月謝なら40人です。
それでトントン。
でも人件費や諸費用が+100万円は載ってきます。
支出300万円。

使用していない時間について、
レンタルスペースで2,000円/時で貸すなら?

朝夜合わせて5時間で1万円。
休日なら12時間で2万4千円。
1ヶ月でフル稼働すれば36万円ほどの利益になります。
現実には入れ替えや空きもありますが、大きいです。
部屋が複数あれば、50〜100万円に届きます。

そうすればギュウギュウなスペースにならずに済む。
スタッフを入れることも、楽しいイベントを行うこともできる。
これが目指す地点だと思っています。

この会社ではDXをこれでもかと進めました。
ですので、システム化は問題ない。
次はこういった打ち手をとっていきます。

(3)保育園事業

逆に保育園事業は拡大はしてはいけません。
「下山経営」を行うことが鉄則です。

「安心」できる保育と
取りこぼしをなくすような運営です。

・どこを目指している保育園なのか?
・何が特色か?どんな良さがあるのか?
・どんな制度があるのか?
これらがしっかり伝わることが重要です。

と、いうことで、
保育園は「ホームページ」のリニューアル。
そのための会社情報の洗い出し。
それが重要かと思います。

闇雲に頑張るのではなく、掘り起こす感覚です。
大事な宝が眠っていないかをちゃんと見ていきます。

(4)見える化研究所kurumi

最近活動ができていないkurumi。
一方でご依頼は月に2〜3件もらっています。

活動すれば好評のkurumiの活動。
動けば大体満足してもらえます。
個人の事業はこれだけですので、
ここを尖らせていきたいです。

他は全て組織なので、
自分だけのものを蓄積していきたいところです。

ここまでをまとめてみると、
たくさんの実験を繰り返してきました。

・DX 化
・コンサルタント
・組織づくり
・研修
・ビジネスモデル構築
・グラレコ
など。

私は仕組みやシステムとの連動が得意です。
それらのノウハウをまとめて発信します。

まとめ

ここまで書いてきました。
三年前に立てたのは、

①全ての教育者が幸せに働き続ける環境づくり
②子ども達の力が本当の意味で伸びる教育の実現
この2つでした。

今の自分がこの2つの目標を見ると、
かなりここから離れている気がします。

3年間。滅私で動いてきた3年間。
現場には意図的に入らず、講師を少しやる程度。
システムや仕組みに全振りして、
いつでも自分が抜けられるようにと考えてきました。
体重を乗せ切らずにいるから、自分がメインの活動は実は少ないです。

そのため、大きな感動は遠のいてきています。
担任ではなく、補助の先生をしている感覚です。
もちろん良いことや貢献できることも多いですが、
正直、大きな感動にはいたらない。

最初はそれでもよかったですが、
だんだんとやりがいはなくなっていきます。

さらに今やっていることのほとんどは、
「このままいけば実現できてしまうこと」です。
やりたいことはたくさんありますが、
「手が届きそうにない理想」ではありません。

例えば最近、数千万円を投じた教育施設を会社で創りました。使いやすさなどを考えて最高の環境になったと思います。
ですが叶えてしまった分、そこに欲はもうありません。
※資金調達などの難しさや返済計画にも少し関わった

この三年である程度のポジションもあり、
人脈も、ノウハウも、溜まりました。
そんな今、本当に何をしたいか?



メインをやりたいです。

自分が思うように振る舞ってよくて、それが貢献につながるもの。
タイヤを交換するのではなく、自分がハンドルを握るもの。
誰かにちょうど良いパスを出すのではなく、自分がシュートを決める。
誰かに頼まずに、自分で悩んで創ったものをプレゼントするようなこと。

それらは例えば、
・「見える化の授業」
・「資料づくり・HP作成」
・「自分がメインでやる授業や空間づくり」
このあたりでしょうか。

そう考えると本質目標が変わります。
例えば公立学校を全て幸せに。のような目標は抽象度が高いです。

①教え子が担任になった時に安心できる制度とコンテンツをつくる
→「見た瞬間にパッと理解できて、安心できる」
→160万人の先生の内「10%が見るコンテンツにする」等
②「見える化」のコンテンツを確立し、月2~3箇所を行脚する

一旦はこんな感じかなぁと思います。
そうなったら楽しそうだと思います。

その上で自分の実績もある程度語れます。
色んなDX化もそうです。
簡単にした上でぐるぐる回して行く。


だいぶ頭がクリアになりました。

エッセンシャル思考=1%に集中する

ここから少し見方を変えて、
『自分が居心地が良い方向へ進む』位に捉えたいと思います。


今回はここまで!
読んでいただき、ありがとうございました!


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