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20年前、初めてアニメにハマった私へ。

2024.03.24 「HYPER PLAMO Fes.2024」DAY3に参戦しました。

イベントタイトルの通り、ガンプラを始めとするプラモデルの祭典・ハイパープラモフェス。
とはいえ私のお目当てはプラモではなくライブでした。

この日あった出来事、それは
「大好きだったアニソンをドルオタ的な楽しみ方をした」
言ってしまえばそれだけのことなのだけど、あの日あの場所に私の「人生」が詰まってたんだよ。というお話。

※ライブの感想だけ読みたい人は目次で飛んでください


前置き:アニオタがドルオタになり、またアニオタに戻ってくるまでの話

20年前の私は小学生で、たくさんアニメを見ていたけれど「オタクになったきっかけのアニメ」は確実にガンダムSEEDだった。
クラスの仲の良い友達と絵を描いて(小説とは到底呼べないような)文章を書いて好きなキャラ好きなカップリングの話をした。
小6のクラスで作ったタイムカプセル、私は学芸会の台本を入れたけれど、その裏面にでかでかとラクスの模写を描いていたことも覚えてる(黒歴史~)。
そうそう、初めて買った同人誌はアスカガ本だったなぁ。都内で開催されていたSEEDオンリー?アスカガオンリー?に行って買ったはず。懐古。

中学、高校、大学に上がってますますオタクになって、もうとっくにアニメは放送終了していたけれどカラオケに行けばSEED、DESTINYの主題歌は鉄板で、毎回誰かしらが『INVOKE』や『Believe』を歌っていた。
大学の先輩が歌った『Zips』が好きで、そこでSEEDの関連曲だと知った。
大学時代はオルフェンズもビルドファイターズも見ていたしUCの映画も友達と見に行った。中でもビルドファイターズは特に好きで、カラオケの定番曲に『ニブンノイチ』が加わった。
私にとってガンダム(とりわけSEED)は青春のど真ん中だった。

アニメも楽曲も大好きだったけれど、アニメフェスやライブに行こうと思ったことは一度もなかった。
地方民で縁がなかった……などということは全くなく、都内在住だったのだけれど。シンプルに「ライブに行く」という選択肢を知らなかったし、ライブの面白さを知らなかった。


ライブの楽しさを知ったのは、大学の終わり頃だった。
大学の先輩にももクロを勧められ好きになり、そこからアイドルオタクになった。
しばらく在宅オタクだったのち、舞台『幕が上がる』が初現場、そして2月のバレンタインライブが初ライブ現場になった。
その当時一番好きだった楽曲『今宵、ライブの下で』をライブで見て、「好きな曲をライブで見る楽しさ」を知った。

社会人になってからはドルオタが加速し、好きなグループも推しも増えたり減ったりを繰り返し、今ではほぼ毎週どこかしらのライブ現場に通う日々だ。推しは6グループ・7人いる(多い)。
一方、アニメを見る暇はほぼなくなった。ビルドシリーズはトライ以降見れていないし、水星の魔女も見たいと思いつつ手を出せていない。

アニオタからドルオタにクラスチェンジした私が、云年ぶりにアニオタに戻ってきたのは映画『ガンダムSEED FREEDOM』のためだ。
去年の8月から劇場で『SEED&SEED DESTINY スペシャルエディション HDリマスター』の上映が始まり、2週間に1回映画館に通う日々が始まった。土日はほとんどアイドル現場に行っているので平日のレイトショーで見たり、あるいは現場の合間に池袋で見るなどした。

SEED FREEDOMの感想は以前noteに書いたので省略するが、端的に書けば「見る前までは不安の方が大きかったけれど、見てみたら最高映画だったのでめちゃくちゃ楽しんでいる」。
週1ペース……とはいかないまでも3月26日現在で7回見ており、28日には応援上映という形で8回目を見る予定。(追記:見てきました。最高に楽しかった)

で、繰り返し映画を見ていて、ふと思ったわけです。
「『去り際のロマンティクス』ってめっちゃケチャしたくなる曲だな……」と。
※ケチャ=曲のオチサビ等でやるオタ芸。

そこから沸々と「SEED/FREEDOMの楽曲がライブで見たい欲」が大きくなっていった。
2月にちょうどパシフィコ横浜で「機動戦士ガンダムSEED FESTIVAL ~FREEDOM 新たな未来(とき)へ~」が開催されたが、行きたいと思ったときにはチケットは一般発売のみで、一般発売は秒速完売だった。無念。
パシフィコ横浜に行けなかったことでますますライブ欲はは強くなった、そのときに見つけたのがこの「ハイパープラモフェス」だった。

本題:ライブの感想

ということで、ようやく本題に入ります。

3/24のライブラインナップ
3/24のタイムテーブル

私が参戦した24日のメンツとタイテがこちら。
この日はお台場で推しアイドル(ukka)のリリースイベントもあって、そっちも行きたかったのでBACK-ONから見ることにした。
お台場から海浜幕張へ、2現場回し。ようやる。

BACK-ONの曲はビルドファイターズのしか知らなかったからトライ以降の曲とブレイカーズの曲を予習。その流れで聴いた『ニブンノイチ』の歌詞がめちゃくちゃ良くて「改めて良い曲~~~絶対ライブで聴きてえ~~~」って高まった。
玉置成実はまあSEED曲でほぼセトリ埋まるでしょ、とさらっと聴く程度。このときガンダム曲のカバーアルバムの存在を知ったけど予習しなかったのを後に反省。
西川貴教はそもそもなんで枠20分しかないの???やってほしい曲ありすぎて足りないんだけど!?『Zips』聴きたいけど20分枠じゃ絶対やってくれないじゃん!!とライブ行く前からぶーたれてた。

会場に着いたらちょうど西川貴教のトークイベントの終わり間際で、リストバンド交換をしてたら人がどっと出てきた。
それと同時に次枠の入場列も動き出す。
出遅れるな!と思って、慌てて入場列に合流。

BACK-ON

そんなわけで、BACK-ONはうまいこと上手側2列目で見れた。

リハーサルでは「リハでやる曲は本番ではやらないからリハも楽しんでいってくれ!」的なことを言って1曲披露(ショートver)。初見の曲だったけどそう言われたら楽しくなっちゃうよね。
リハ終わり、去り際に「今日はプラモフェスだろ?だからセトリはビルド縛りでいきます!」と宣言してくれて(※)ますます沸くフロア。
ビルド縛りなんて絶対『ニブンノイチ』確定セトリじゃん!とブチ沸く私。
(※後で「ビルド縛りじゃなくてガンダム縛りだった」と訂正があった)

ちゃんと予習してきたのが功を奏して、ビルドファイターズ以外の曲もほぼ聴いたことある曲だったので全力で楽しめた。
音源を聴くのとライブで見るのはやっぱり全然違ってて、コールしたり拳上げたり跳んだりしてめちゃくちゃ楽しかった。めちゃくちゃ声出した。
テレビで見てた曲にコール入れるのってなんか不思議な感覚がして愉快だったな。
BACK-ONの2人もたくさん煽ってきたり、フロアとコミュニケーション取ったり、楽しんでる姿が見れてそれを見てますます楽しくなった。
TEEDAがフロアまで下りてきたりしてて、下手側では柵によじ登ってたのはめちゃくちゃ盛り上がってたな~。こっち(上手側)でもやってほしいな~と思ったけど、私の目の前(最前)が女性と小中学生くらいの男の子たちだったので、自分の目の前はノーチャンスだなぁとも思った。(そして実際ノーチャンスだった、笑)

『ニブンノイチ』の曲振りはさすがに「やったー!」って叫んじゃった。
バックスクリーンに客席が映って、その中に青と赤のペンライトが見えて「あっ!!!それいいな!!!」って思ってすぐ真似した。
持ってきてて良かった、ペンライト2本。セイ(青)とレイジ(赤)の色。
ペンライト振ってたらBACK-ONの2人とも気づいてくれた、と思う。こっち見て笑ってくれたので。色の意味もきっと伝わったはず。そう感じた。
ライブ中「俺らだけじゃない、俺らとお前らで最高のライブ作るんだ」的なことを言ってたのだけど、まさにそれを実感した瞬間だった。めちゃくちゃ嬉しかった。
ライブで見る『ニブンノイチ』は改めて歌詞が良いしKENJI03の歌声が良い。これだよ~~~!!これが見たくて今日来たんだよ~~~!!!って全身で喜びを感じた。

『ふたりなら』不可能なんてないさ そう思えたのはキミがいたから
僕にない強さとキミが持ってない チカラを重ねて 飛び立つよ…

『ひとりじゃない』って思えた瞬間から
叶えられそうな気がしたんだ
変わらないいつもの笑顔のままで キミは僕の手を掴んで 歩き出すよ

『ニブンノイチ』

セイとレイジのバディ、まさにこの歌詞の通りの物語だったんだよなビルドファイターズはさぁ……!って懐かしくて大好きな記憶が蘇ってきてエモくなってた。
2サビ(ふたりなら~)でそのエモみが極まって、オチサビきたら泣いちゃうかも、って思ったところにKENJI03が「一緒に歌ってくれ!」ってマイクをフロアに向けてきたからびっくりしてせり上がってた涙引っ込んじゃった。笑
歌った、全力で歌ったよ。
MCでも「みんなもっと声出せるよな」「会場の外にいるお客さんに聞こえるくらい、羨ましがられるくらい、声出して最高のライブ一緒に作っていこうぜ」って言われてたからさあ。
歌詞合ってたか分からない、それでも全力で歌った合唱、めっちゃ一体感あって良かった。それは本当にそう。良いライブだった。
でもKENJI03のオチサビも聞きたかったよ~~~~~!これも本当。
オタクの合唱でもいいけど、KENJI03も一緒に歌ってほしかった。聞きたかったな~~~。歌ってくれたら全力ケチャする用意があったのに。それだけが心残り。(※ケチャ=曲のオチサビ等でやるオタ芸)

心残りすぎて、『ニブンノイチ』聴くためだけにBACK-ONのライブ行くまである。逆にね。逆にモチベ。オチサビを聞けなかったことを差し引いてもめちゃくちゃ良いライブだったから。
MCでも「こういうフェスだからってわけじゃなく、普段のライブでもビルドの曲やってるから。俺らにとっても大切な曲だから」って言ってたし。
たぶん行きます。BACK-ONのライブ。青と赤のペンライト持ってね。

「ガンダム縛りって言ってたけど最後だけ最新曲やっていいですか」「みんなほんとロックフェス並みに熱くてさ、今ここのステージはもうロックフェスだろ」という流れで、最後は仮面ライダーガッチャードの主題歌『CHEMI×STORY』。
ズルいよね~~~。なにがズルいって、ここまで本当に熱くて楽しいライブだったから、最後の曲完全初見でも全然めちゃくちゃ楽しいんだもんよ。なんだそれ、ズルいじゃん。
途中から「ガッチャ!」の合いの手も入れるタイミング分かって全力で言った。対応力のあるドルオタで良かった。楽しかった。

◎セットリスト
01. ReBreak
02. 光と風
03. INFINITY
04. ニブンノイチ
05. wimp
06. セルリアン
07. CHEMI×STORY

玉置成実

BACK-ON終わって急いで入場列へ。下手側から入って上手側へ回ったら、運良く最前がまだ空いてたので上手側最前で見てた。
えっ、玉置成実をこの距離で最前で見ていいのか???このメンツでこの位置で見れてチケ代4000円は破格すぎん???

それはさておきライブの話。
1曲目はSEED FREEDOMのサポーターソング『Reborn』から。

夢は生まれ変わる
再会は未来(あした)のシルエット
信じられる理由に気がついた
自分で決める結末(こたえ)

『Reborn』

最初予習で聴いてたときは気づかなかったのだけど、映像を見たときにこの歌詞が過去の玉置成実SEED曲のタイトルになっていると知って「うわー!エモ!!!」ってなった。
信じられる(Believe) 理由(Reason)
気がついた(Realize) 結末(Result)
なのでライブでこのパート来たときめちゃくちゃアガったなあ。

「ガンダム楽曲のカバーアルバムを出していて、そこからも歌います」というMC。
カバーアルバムを出してることは予習時に知っていたけど、今回はSEED全振りセトリだと予想していたので触れてなかった。「あ~履修してくればよかった~~」と反省。
この後の西川貴教もそうだけど、SEEDのオタクだけでなく他のガンダムファンに向けてもきちんと考えられたセトリになってたの優しいよね。

2曲歌い終えてのMCで、「『Resolve』は、解釈が違うと思われる人もいることは重々承知なのですが、私がシャアの気持ちになりきって歌詞を書きました」とのこと。笑

話ちょっと変わるのだけど、
玉置成実のライブ中、隣で小学生低学年くらいの男の子がお父さんと一緒にライブ見ていて、最初はハロのペンライトを持たされていたけど途中でお父さんが持つようになってて、男の子はじっと動かなくなってた。たまにお父さんに持ち上げてもらったりもしてたけど、基本身長足りてなくてステージ見えにくかっただろうし。
それが『Realize』のときだったかな、私がめちゃくちゃ声出しながらペンライト振ってたら、男の子がキラッキラな目でこちらを見てきて。ステージと反対側に私がいたので、勘違いではなく確実に、私への視線で。
それをチラッと見つつも、自分のスタイルは崩さずクソデカボイスでコールしてペンライト振って玉置成実を見て、ってしてたら、いつの間にか男の子がまたハロのペンライト持ってぶんぶん振り始めてた。たぶん、私の真似。なにそれめちゃくちゃ可愛いんだが。
それ以降も、私がコールすると視線がこっちに向いて、一緒にペンライトぶんぶん振って、っていうのが何曲かあった。楽しかった。彼も楽しめていたらいいな。
少年、良いオタクに育てよ。また現場で会おうな。

そんな『Realize』『Reason』『Believe』はやっぱり特別。20年分の気持ちがあるから。それはそう。
でもさ、初めて生で見る、ライブで見る、推しアニメの楽曲たち、なんだか不思議な感覚だったな〜〜〜〜とも思った。
知ってる歌詞、知ってる歌声(とはいえ歌声は音源より大人びた声になってた)。でも眼の前のステージにあるのはアニメーション映像ではなく玉置成実(+ダンサー2人)のダンスなわけ。そして間奏になれば「オイ!オイ!」とコールが入って、私自身も叫んで。
馴染みの深い部分と、新鮮な部分、両方が混じり合って不思議な気持ちだった。おもろい。
あと『Believe』はももクロがカバーしていた時代もあって(私はそんなに回数見たことあるわけじゃないけど)、ももクロverでは原曲にはないラップパートっていうのがあるんですよ。間奏のとこね。だから今日の間奏でちょっとラップの幻聴が脳裏によぎったのは笑っちゃったな。玉置成実はラップせんのよ。私の中のいろんな思い出が入り混じってる1曲だった。

そんな感覚だったので、ライブ前は「泣いちゃうかも」と思ってたのに、全然泣かなかった。楽しさの方が断然大きくて、終始にっこにこでした。
まあでもオチサビでケチャしたときはさすがにエモくてグッときましたね。
曲によって気分でペンライトの色も白(衣装)とか青(キラのイメージカラー)とかピンク(ラクスのイメージカラー)とか変えて振って楽しかった。

『Result』だったかなあ、サビで「フフッフフー!」みたいなコールが入る瞬間があって、それが一番アイドルソングっぽくて愉快だったな。
この日はアニオタの私とドルオタの私、ふたつの魂がこの場にいたわけだけど、このときはドルオタの私が楽しく喜んでいました。

あと間奏で「オイ!オイ!」ってコールするところ、玉置成実が毎回踊りながらマイクオフで「オイ!オイ!」ってコール言ってたの好きだった。
ああいうの見ると、アーティスト側もコールを求めてるんだなあ、って思ってコールを叫ぶ声にも気合が入るから嬉しい。

MCの終わり、玉置成実が「水飲ませて」って言って水飲んでたら暇を持て余したオタクたちが「成実ちゃーん!」とか「結婚してー!」とか叫び始めて、私は「結婚してー!」オタクの邪魔をしたくて「可愛いよ~!」って叫びました←厄介

ラスト『Believe』のオチサビでケチャしながら、フロア見渡したら真ん中の方で大閃光(UO)が焚かれてるのが見えて笑っちゃった。最高かよ。
大閃光ってアニメ系のライブだと嫌われてるイメージあるけど、ドルオタ私としては「ここぞという良きタイミングで焚いてるの見るとテンション上がる」(※自分では焚かない/ダサいタイミングや禁止されてる現場で焚いてるのは嫌い)なので、今回はテンションアガりました。
完全に「ここぞ」の瞬間だったからね。分かるよ〜

◎セットリスト
01. Reborn
02. Realize
03. Resolve
04. JUST COMMUNICATION(ガンダムW/TWO-MIXカバー)
05. Result
06. Reason
07. Believe

西川貴教

一番後ろのドセンで見てた。

玉置成実のステージの入場時から西川貴教のステージ待機列が作られてて、玉置成実が終わって即外出たけどもう長蛇になってて。
一旦外に並ばされて、一部屋根がなくて雨に降られたり、なかなか列が動かなかったり、「入場できない可能性があります」とアナウンスされたりしながら待つこと2〜30分。
私が入ったときは前半分くらいがパンパンに埋まってて、これじゃあどこで見ても埋もれるな~と思って、それだったらせめてド真ん中で見よう、ってことで真ん中~後方にまだ空きスペースはあったけど一番後ろに行った。
結局最終的にはどこかしこ人でパンパンになってたけど、私のいた最後方は左右の人とぶつからない程度の余裕があったので、たぶん入れなかった人はいないんじゃないかと思う。良かった良かった。


薄暗いステージに西川貴教が現れた、くるぞ、と思った瞬間に『FREEDOM』からライブがスタート。
私の位置からだとセンターのスタンドマイクとその向こうに小さな西川貴教のシルエット、そして後ろのスクリーンに大きく映し出された西川貴教、という構図だったのだけど、豆粒のような小ささであっても、西川貴教の存在感はドデカかった。
冒頭の「FREEDOM」を3回歌い上げる、「これが見たかったんだろ?」と言わんばかりに、最初からクライマックスと言わんばかりに歌い上げる、その姿にオーラ、迫力、エネルギーをバチバチに感じて興奮した。
興奮したのは私だけではなくてフロア全体でもあって、入場がグダグダしたせいでザワついていた会場が一変、一気に歓声が沸き上がり、熱気を帯びた。西川貴教、フロアを支配する力がエグすぎる。

『FREEDOM』からの『BEYOND THE TIME ~メビウスの宇宙を越えて~』は音が繋がってるっていう話、ちょうど私が現場着いたときにやってた西川貴教のトークイベント中に話してたらしく、そこから見てたオタク達のどよめきと歓声がすごかった。笑
私はというと、「あ、なんか聴いたことある気がするけどSEED曲じゃないな!?これもサプライズカバー曲か!?」ってなってた。
そうそう、周りにいた西川貴教のオタクたちがオレンジのバングルとか振ってたから「西川貴教のメンカラってオレンジなんだ~」って思いながら私もオレンジのペンライト振ってたんだけど、『BEYOND THE TIME 』のときは緑のペンライトが増えてたので私も緑に変えたっけ。
知らない曲、初見のアーティストであっても、周りを真似して楽しんでるとだんだん楽しくなっていくから楽しい(小泉進次郎構文)。

MCでは
「長らく待たせてごめん、みんながSNSで『西川貴教の待機列えぐい』だの『列が外まで伸びてて寒い』だの『人多すぎて中入れないかも』だの『今からバンダイに問合せたら返金されるんじゃないか』だの言ってるの全部見てたからな! 浅ましい奴らめ! そんなお前らが大好きだ!」
という話。沸くフロア。私は「お前らが大好きだ!」に対して「オレモー!」って叫びました(※ドルオタ特有のコール。女オタクも「オレ」と言う)。

それから、SEED FREEDOMの映画の話、
「SEED FREEDOMという作品が今も日々新しい記録を打ち立てているのは、今この瞬間もFREEDOMを初めて見る人がいるのは、皆さんのおかげです。このお祭りを、せっかくなら長く続けたい。それには皆さんの力が必要です。今後ともご協力よろしくお願いします!」
SEEDに携わった1アーティストという次元を超えて、同士として関係者として頭を下げる西川貴教。アニキカッコ良かったなあ。こんなこと言われたら映画また観に行こう、一緒に盛り上げようって思うじゃんね。

そして最後の曲に入る前、「今日来てくれたみんなのためにとっておきを用意してきました」的なことを確か言っていて、
サプライズってこと?何?ってことは『INVOKE』やらないってことだな!?ってか既にイントロ流れ始めてるっぽいけどこれ何の曲だ?なんとなく聞き覚えのある雰囲気、でもアレンジされてるのかドンピシャでこれっていうのが分からない、とりあえず『INVOKE』ではなさそう……?!
ということをぐるぐると考えていたら西川貴教の口から「あんなに一緒だったのに……」と歌い出して、絶叫。
Sew-Sowの『あんなに一緒だったのに』カバー。
とんでもない角度から来たな!???!

まさかまさかすぎる選曲に喜ぶ気持ちと、今日絶対見たかった『INVOKE』が叶わないことを悟った気持ち、対照的な2つの感情が混じり合ってぐちゃぐちゃになった。えーん。

男声で聴く『あんなに一緒だったのに』も新鮮でドキドキしたなあ。あと「西川貴教って何歌わせてもうまいなあ」ってすごく今更な感想を抱いた。
ペンライトは再びオレンジに戻したけど、これは西川貴教の色というより『あんなに一緒だったのに』の夕焼けのイメージだったな。
ステージの西川貴教を見ていたというより、その歌声を聴きながらエンディングだったりSEEDのいろんなシーンを思い出してはエモーショナルな気持ちに浸ってた。脳裏でカガリの「お前ら~!」(キラとアスランの元に駆け寄る)の声が聞こえてた。

歌い終わって、「このカバーをするにあたって正式に梶浦さんの許可を頂きました。どうぞやってください、と」See-Sawの梶浦由記さん公認のカバーだという話。
いつかSee-Saw本家の『あんなに一緒だったのに』『去り際のロマンティクス』もライブで見たい気持ちが沸いてきちゃったなあ。いつか叶うと良いなあ。

閉会式、西川貴教がジョークで「アンコールやっちゃうか!?」みたいなこと言ったとき「やれよ!!!INVOKE!!!」って本気にしたオタクは私です。喉元まで出かけた。やってよ!!!!
入場の件もあって時間めちゃくちゃ押してたからアンコールは全然ノーチャンでした。仕方なし。

◎セットリスト
01. FREEDOM
02. BEYOND THE TIME ~メビウスの宇宙を越えて~(逆襲のシャア/TM NETWORKカバー)
03. あんなに一緒だったのに(See-Sawカバー)

おわりに

学生時代好きだった(今も好きだけど)ガンダムシリーズの楽曲を、アイドルオタクになった今ライブで再会することができて、本当に嬉しかった。
過去と現在が交差した、私の「人生」が詰まってた現場だった。

SEED FREEDOMの曲はもちろん見たかった。
だってそのためのキャスティングでしょう?
でもそれはそれとして、「20年分の年季の入った思い入れ」ってものがあるじゃないですか。超弩級の思い入れが詰まった楽曲を初めて見ることができた感動を表現できる言葉はちょっと見つからないです。
ただただ嬉しかった。幸せだった。
あの青春、私の学生時代、その先にこんな素敵な未来が待ってるなんて思いもしなかった。
テレビの向こうの音楽だったそれらを、ライブでコールしたりケチャしたり跳んだり踊ったり、ドルオタ的な楽しみ方をしたの、意味わかんないくらい面白かったな。脳がバグって愉快だった。
あとこれ、パシフィコ横浜じゃなくて幕張メッセだったのも個人的には大正解だったな~。椅子ありの整列された現場ではなく、ライブハウス的な自由度の高い場所・イベントで、あちこちでいろんなオタクが飛んだり叫んだりペンライト振ったり踊り狂ったり大閃光焚いたり、人と人の熱狂が交じり合う空間だったのがまーじで楽しかった。
私も全力で自由を謳歌したし。

来年もこのメンツ見れるなら絶対行きたいな~~~。アニメ系のフェスだと知らないアニメ多すぎる私にはハードルが高いのでプラモフェス様様すぎた。
あ、次回は西川貴教40分枠でよろしくお願いします。えらいひとへ届け~!


20年前の私へ。
あなたの選んだ人生、なかなか楽しくて最高だぜ。
20年後の私より。

おしまい。


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