見出し画像

坊主の畑セット ご感想紹介①


こんにちは。こじょうゆうやです。
ぼくはいろいろな活動をしておりますが、片方の軸足は農家として生きておりますことを、みなさんご存知でしょうか?(笑)

農薬や化学肥料を使わずに、土地の風土を生かして、野菜やお米たちの自活力を支援する(できるかぎり手を加えない)形で、田畑に携わっています。

お野菜セットは1箱に少なくとも8種類以上お野菜やハーブが入ります。収穫時に出荷先のお客様が判っていれば、お客様の名前をつぶやきながら収穫します。

たとえば、収穫時に「Kさん、Kさん」と言うと、Kさんのところへ行きたがるお野菜たちが手を挙げるかもしくは声を上げるかのような反応を見せます。Kさんの分は基本的にそのお野菜だけを収穫します。大抵は大盛り上がりで「私をつれてって!」「いやぼくだ!」「アタイだよ!」みたいな感じになるため少なすぎることはありません。むしろ、その声の中から厳選したものを収穫します。

収穫時に送り先が決まっていない場合は、収穫したお野菜を袋詰めする際に、名前を呼んで振り分けるようにしています。

時期によっては山菜をお詰めすることもありますが、近年は山菜の時期に出荷をしていないため、基本的にお野菜とハーブのみのセットになります。

2016年5月に農家として独立して、細々とではありますが農の活動にも力を注いでいます。そんな「星の坊主さま」(屋号です)を支えてくださるお客様は北は北海道、南は九州沖縄までいらっしゃり、毎回毎回素敵なご感想をいただきます。今回は今シーズンにいただいたお客様からのご感想をひとつご紹介します。



Hさんのご感想


今年のお野菜は、昨年までの「よっしゃー!やっほーい♪」という感じのお野菜とは少し違って、ちょっと静かというか、しっとりしているというか、そんな感じがします。

昨夜、「ラタトゥユを作りまーす!ラタトゥユになってくれるひと(野菜)ー」と声を掛け、立候補してくれたメンバーでラタトゥユを作りました。

途中、玉ねぎの端を大きく切ってしまったので「あ、もう少し小さく切った方が良かった?」と玉ねぎに聞くと、その後玉ねぎからいろいろと切り方について注文がき始めました。

そのうち、見たことも聞いたこともない切り方を提案されました。安定しなくて切りにくそうです。でも、恐る恐る切ってみると、なんとびっくり!スーッと抵抗なく綺麗に切れるのです。

そこで《茄子α》にも「こんな風に切ってほしいとかある?」と、聞いてみました。すると『ヘタをとった後に、ヘタの方を下にして、まな板に立てて切って欲しい』と言うのです。「えー!切りにくそう」と思ったのですが、やってみると、びっくりするくらいスーッと切れるのです!試しに、まな板に横に置いて(一般的な切り方)切ってみると、スーッと切れませんでした。

もうひとつの茄子《茄子β》にも、切り方を聞いてみました。すると『先っぽを下にして、立てて切って欲しい』というのです。「えー!安定しないんだけれどー 同じ茄子だから《茄子α》と同じ方法でいいんじゃない」と《茄子α》の方法で切ってみると、なんと、スーッと切れないのです。そこで《茄子β》の言う通り、ヘタをとった方を上、先っぽを下にして、まな板に横に置かず、立てて切ってみると、なんと!スーッと切れるではないですか!!

もう、びっくりです!!

野菜の種類によってではなくて、個体によってそれぞれにあう切り方があるんだー! お野菜に大発見をさせてもらいました。

その後、野菜たちは甘くて美味しいラタトゥユになり、H家みんなを「このラタトゥユ美味しーい!!」と元気に、笑顔にしてくれました。

それから、つやつやのとうもろこしは、すぐに茹で、一粒一粒美味しくいただきました。「甘いねー!喉が痛くなるくらい甘いね〜」と笑顔でいただきました。ありがとうございました。

長くなりました。
いつも、元気で美味しい無農薬のお野菜を本当にありがとうございます。どんなに手間がかかっているんだろう、と想像しては本当に頭が下がります。こじょうさんのお野菜でお料理をすると、料理中に身体がすーっと明るく元気になり、いつも「すごいなー!」と思っています。

今晩もH家の食卓は、こじょうさんのお野菜と、だいちゃんのお米(*こじょうゆうやの研修時代の後輩です)で、佐久祭だ、わっしょい!!です。ありがとうございます。



Hさま、ありがとうございました!

こんな風に、他にもとっても面白いご感想をたくさんいただきます。今後もみなさまからお寄せいただいたご感想の中からいろいろとご紹介させていただきますね。

坊主の畑セット2023は9月いっぱいでシーズンを終えます。ご希望の方は、Twitterやinstagramのお知らせを要チェックでございますよ!

さて、星の坊主さまでは10月からは来年の野菜(玉ねぎやにんにく)の準備と、稲刈りという大イベントが控えております。今後もまた何か農的発信をさせていただきますね。

ではでは、今回はこのへんで。



こじょうゆうや

あたたかいサポートのおかげで、のびのびと執筆できております。 よりよい作品を通して、御礼をさせていただきますね。 心からの感謝と愛をぎゅうぎゅう詰めにこめて。