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とある達人の備忘録3・vsエネルギージャンキー

ー最近、ヒーリングセッションを間をおかずに
 望ましくない状態で受けてる人も少なくないそうだな。

「今問題になっているようだね。それがどうしたの?」

ー君みたいな人がクライアントさんだったらどうする?

「うーんとそれはつまり………
 ヒーリングにおける大型セッションを一通り制覇した上で
 学びを深めまくった上で、
 なおかつ悩みまくってるクライアントさんのことを言っている?」

ー今の君をもっとタチ悪くしたようなクライアントさんだね。

「そりゃ、究極の質問だな〜。」

ーおそらくだけど、エネルギー過多の状態で来る人は
多くもないだろうが、しかし決して少なくないと思うんだよ。
こういう人相手で、君ならどうする?

「う〜ん、闇堕ちした自分が相手か。
 これだとヒーリングセッションの提案のしようもないわ。
 すでにいろんなヒーリングや占い受けてる前提だもんな。

 エネルギー過多になるってことは、そういう人は
 『ヒーリングや占いしか問題解決手法がない』と
 思ってしまっているのだろう、始末に追えないところだな。

 たくさんヒーリングを受けても
 結局目の前の課題が自分自身の成長に必要ならば
 ひたすら突きつけられるだけなんだよ。」

ーヒーリングはあくまで「進化成長を後押しするツール」だからね。

「そうなんだ。どんな形であっても進化成長の後押しさせるものだから
 乗り越えさせるために壁をぶつけてくる。
 しかしそこから逃げてちゃ何にもならない。

 難しい課題だな。

 「上の世界」にしつこく働きかけても意味なくなるね。
 一番いいのは本人が自覚して向き合うことだが。

 もし誰かに頼るとなると、物質的問題の専門家に
 頼るしかないんじゃないのかね。」

ー代表的なやつだとコーチング、コンサル、カウンセリングだな。

「この3つ以外に癒しの手法があるというのなら、教えてほしいが。
 あえてこの3つに限定するとなると

 コーチングは現在から未来に向けて導く手法。
 コンサルは現在の問題に対しての改善提案。
 カウンセリングは過去の問題から現在の問題を改善する手法。

 自分はブラック企業に苦しめられた現状改善のために
 全部ひととおり試した経験があるが
 この中だとカウンセリングになるんじゃないのかね。

 現状の課題に対してヒーリングやセミナー受けりゃあなんとかなる、
 という思いがあるととてもキツイものがある。

 もしそうなら、目にみえる結果ばかりを求めて
 プロセスを雑にこなしてきた可能性がある。

 だから一個一個のプロセスを洗っていって
 改善していくしかないんじゃないか。

 カウンセリングの場合は一個一個、
 自分自身の過去の課題に向き合うことになるだろう。」

ーそういう人は、結果としてどこがゴールになるだろう?

「すべてのしがらみから離れることだろうな。
 エネルギージャンキーになっている以上は
 エネルギーワークからも離れるべきだ。

 何につけても依存に陥りがちだから
 誰かになんとかしてもらわなきゃ、
 そんな恐怖を取り除くべきだ。」

ーそれぞれの手法に持ち場があるということだな。

「そうだね。これはあくまで個人的意見だがー

 癒しの手法というのは
 一つにこだわる必要はないと思っている。

 どの手法でも限界はある。

 昔の友達がコーチングを学んでいたんだが
 彼は『コーチングには限界がある』と言っていた。

 人のテンションを上げさせてゴールに導くにしても
 やはり限界があるんだよ。
 過去のキズでつまずいてしまったり、ゴールを間違えたり。

 ただどんな形であれ、最終ゴールは自分の足できちんと歩くことだ。」

ーどの手法も万能ではない。しかしどの手法においても、
最終ゴールは恐怖を取り除いて、自分の足で立って歩くことなんだよな。


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