人は弱い、だからこそ迷い彷徨い続ける

「人は弱い」と、昔ある人に言われたことがあった。
「弱いからこそ、何かに頼り、すがるのだ」と。

私も結果が出ない頃は、セミナー難民をやっていた。

だからなのか、何かにすがる人たちのことが
今ではよくわかる気がしないでもない。

今の自分が全く結果が出ない、自信がないからこそ
カリスマに、パスに、引き寄せやらにすがる。
セミナーに行った、セミナー代金払った、ということが
行動したこととニアリーイコールになる。

なんでも簡単に叶うことなんてない

「XXすれば願いが叶う」
んなわきゃねーだろよ、と。
そんな楽に人生変わりゃ苦労しない。

ミラクル、変化を生み出すのは
あるかどうかもわからない期待ではなく、
失敗のリスクがある行動だ。

成功のわかる行動と言うのがルーティン、アルバイトというものだろう。
セミナーを卒業した、セミナー代金払った、
これがゴールになってしまっている。

地の元素が充満した世界にいると
どうしても「欲しい欲しい病」が発動するので、
人、モノ、カネをモリモリ欲しがってしまう。
ビジネスの成功、ブランドもの、運命の人(笑)、
枚挙にいとまがない。

「パス進めば人生加速する」と言われれば進むし、
「高いセミナー卒業すると人生変わる」と言われれば学んでくる。

その累積の結果、セミナー難民となってしまう。

世の中そんな簡単に回るわけない。
東京見てごらんよ、

簡単に願いが叶えられたら毎日満員電車が流行るなんて
おかしいって一発で気付くもんだろう。

バランスの悪い状況

「セミナー卒業すれば、金払えば願い叶う」
と言って難民化するのは

編成の都合考えないまま欲しいモノをかき集めたら、
四番一塁左翼ばっかりになりました的状況。
一見豪華なのだけども、よく見ると歪な状態。

「とにかく四番を集めりゃ勝てる」というのはとりわけ一番残念なやつ。

ちゃんと現状を見る・現状に沿ったプラスな物を手に取る、
くらいでOKなはずなのにな。

アンバランスな状況なのに関わらず適当にいろんなところから四番集めて放置して
「何これ勝てねぇよ」ってバカギレしてる感じ。

セミナーのカリキュラムはすごいけど、
必ずしもそれだけが全てでないし、どこかで頭打ちになる。

得点のパターンが本塁打しかないか、
あるいは塁に出たら次の打者が教科書通り犠打をして、、という
そういう感じの形式化されたものを感じている。

そうなるとどうにも、人を導けるパターンが限られている感がある。
ただただイベントやって満足しただけで終わるのでないか。

総括

人は弱い。だからこそ何かに縋り、頼る。
どんなに意識高く振る舞っても弱いもんは弱い。

それでも失敗を覚悟の上で行動する、
自分のゴールを見据えて行動する、
これだけでも行動の質は変わってくる。

「セミナー行ってきた」
「お金払った」

から先のものを、見据えねばならない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?