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自分の人生を諦めるな

「推し活」の話をしようと思う。

私が「推し活」に駆られるようになった何故の経緯。

私もかつて鈴木一郎、本田圭佑のようなスター選手に憧れていた。
自己啓発を調べていくと、彼らの名言というものが
よく取り上げられている。

私が社畜になってから叶えられなかったことを
彼らのようなスター選手に投影している。

裏を返せば、自分の好きな仕事で金を稼げる立場な人間というものがうらやましかった、
自分がそうなれない、という無力感や無念がある

ということであろう。

他人に自分の理想を見るのでなく、自分の力で自分の理想を伺えるようにする、
元来はそうあるべきだろう。

憧れを超える

WBCの大谷選手が発言した名言。

「憧れるのをやめましょう」
もっともな話ですね、、

自分の不甲斐なさを棚に上げて、不甲斐なさの腹いせに
高いステータスの選手の失態を見てはそれを叩いて安心してしまう。
大谷選手のようにステータスの優れた人間に大きな憧れを抱き、
自分では何もせず、その動向を追いかけて一喜一憂するだけ。

アデプトになる前の自分がそうであったと思う。

「自分とは何か」というところに目を向けるべきなのに。

他者の動向に注視しているということは
もう一切合切自分を見ようとしない、
ということになるのでないか。

「本来の自分」とは誰かに見つけてもらうものではなく、
自分で勝ち取るもの。
形而上学においては、人生の「勝利」とはそういう定義なんだ。

ラストチャンス

これまで自由を求めて戦いを挑むも、心折れて敵わず。
周囲の「諦めろコール」に後押しされて自分の人生を諦めてここまできて
結局は人生諦め通してここまでやってきてしまった。

このままだと、ただの負け犬としての人生で終わる。
おそらくこのまま歴史に名を残すことはない、
ただ名も無き者としての人生で終わるだろう。

俺には歴史に自分の名を残すことなんぞには、微塵も興味がないのだが。

多分そのせいだろうね。俺には戦う勇気がなかったのは。
全てにおいて、のほほんと終わろうとしていた。

周囲に与えられたレールに乗っかることに満足しようとしていた。
だけどそこに甘んじていたんじゃあダメなんだ、と気付けたのが
会社に入ってある程度キャリアを積んだタイミングだった。

自分の持っているITスキルを毎日ブログにおこそうとしていた。
普段使っているスキルなら毎日書くのも造作はないだろうと思っていたからだ。
当時はプロブロガーの先生を尊崇していて師事を仰いでいた。

ま、仰げば尊しというやつだが、この先生は自分の目指していたノマドワーカー、
好きな場所で好きな時間に好きな人と働く、まさに自分の理想系と思ったからだ。

だが、2日くらいで書くのが止まった。毎日使っているスキルのはずなのにだ。

その時初めて気がついたんだ。普段の仕事って別に好きでやっているワケじゃない、
ただ単に日々の飯が食えるから、やってやってるだけなんだと。

考えてみればITエンジニアではあるが、
最新の技術動向にまったく興味がなかった。

ITは情報が目まぐるしく入れ替わる世界で、好きな人間はそこにすぐ飛びつくものだが
俺にそれはなかった。心底、ITスキルに関して言えば、
飯を食うためだけのスキルとしか見なしていないのだ。

それに気づいてからかな。会社との距離を極力引き離そうと試みた。

そして、そこからITエンジニアとしての自分のキャリアに見切りをつけるための活動が始まった。

飯を食うためだけに身につけたITスキルは封印したいと思うようになった。

総括

なぜ好きでもない仕事を延々と続けることになったのか。
少しでもやりたいと思える仕事を選ぶための行動ができなかったことだ。

それが原因で、今に「こんなはずじゃなかった」と後悔しているワケだ。

実に簡単な公式だ。

原因と結果の法則があるとするなら、
ひどい現状を作った原因は間違いなく、過去にある。

心を殺しながら仕事をする要因を過去に形成した。失敗を恐れるあまり。

俺は仕事をするロボットとしての人生を選んだというわけだ。
いや、人生というにも烏滸がましいわ。

人であることを捨てたと言っても何ら差し支えないからだ。

人であることを取り戻すきっかけというか、
それが私にとっては起業活動だったというわけだ。
何しろ自分の人生を何もかも会社に投げたようなもんだから。
会社頼らなくても生きていける胆力が俺にも欲しかった。
愚痴ってもどうにもならないのが悔しくて仕方なかった。

俺よりも要領の良い人間は、俺よりも先に会社という束縛から逃れたわけだからね…

会社のクソみたいな束縛から逃れるために様々な手を打って出たが、
どれもこれも失敗に終わった。

なぜ憧れ重視の人生で終わってしまうのか?

その原因を掴まねばならない。


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