第二回福ちゃんでベスト8になりました(パンプジン)

初めまして、ほうほうと申します。
noteで記事を書くのは初めてなのですが、今回第2回福島チャンピオンシップでベスト8をとることができたので、それに至る道筋などを紹介しようと思います。

デッキの選択経緯

さて、デッキ選択をするにあたって環境予想を僕なりにしてみました。福ちゃん前の大きな大会としてはJCSがあったのでそれを参考にしました。といっても環境予想は初めてのことでもあったので、今回はTier1(使われる割合が高いデッキ)だけ予想しました。

Tier1 :レシリザ、ミュウミュウ、ゾロアーク、スぺネク

そしてここからは福島特有の環境について話します。JCSでシニア部門で福島の民のユイトさんがベスト16という素晴らしい戦績を残しました。また、福ちゃん前回大会ではベスト4の内の半分を占め、そして優勝したのがレシリザでした。また、前回大会までは福ちゃんは非公認大会でしたが、今回から公認大会に変わりました。それに伴ってプロキシの使用が禁止されました。それによって高価なカードを多く使うデッキは少なめで、安価で作りやすいデッキが若干多いと予想。スぺネクデッキは、これまでカラマネロ系統のデッキを組んだことがある人にとっては比較的安価で作ることができます。
これらの理由から、Tier1の中でもレシリザ、ミュウミュウ、スぺネクが多くなると予想しました。

そこで上記3つのデッキに対して有利が取りやすく、かつゾロアークにもそこそこ戦えるデッキを考えました。

デッキの案が浮かんだのは福ちゃんの2週間前、JCSのゾロアークvsパンプジンの配信卓でパンプジンがゾロアークにきれいにカウンターされているのを見ていた時に、別の配信卓でゾロアーク側が無人発電所を使っていたのを思い出し、「あれ?ゾロアークって無人張られたら止まるんだよな?なら、パンプジンに無人入れてみたら面白くなりそう」と思ったのがきっかけです。
考えてみれば、無人発電所はスぺネク以外の僕的Tier1に対して、テテフやデデンネやゾロアークの特性を止めれるため、ある程度刺さることに気が付きました。また、レシリザ戦では、先1カキを決められても、こちらはgxポケモンを採用していないため、被害を最小限に抑え、逆転の可能性を十分に残せるデッキです。ミュウミュウ戦では、無人を張ることでジラーチgxの特性を消しミュウミュウの弱点を突き、簡単にサイドを三枚取ることができます。(先2クロスディビジョンは、打たれたら泡吹いて倒れます)

そこから2週間程かけてデッキを回して、自分が使いやすいように調整しました。
福ちゃんで実際に使用したデッキはこちらになります。↓

デッキ紹介



主な採用カード紹介

・シママ、ゼブライカ
 パンプジンデッキを使い始めた当初は2枚ずつの採用でしたが、グズマで最優先で狙われてしまうポケモンであることを知り、常に場にゼブライカがいることを重視して三枚ずつの採用に変更

・ジラーチ
 僕のデッキにテテフが入っていないため初手にサポートが来ない時にはこの子に頑張ってもらいます。その他にも、中盤は攻撃前にジラーチを経由することでデッキの回りを安定化させ、終盤には、はやがけ後の残ったカードからグズマなどの勝負を決めるカードをサーチする役割があります。初手で使うために、サイド落ちを考慮して2枚採用

・アブソル
 パンプジンを使う上での強み(スぺネクはカラマネロを多く展開するため、枠が空きづらい)。ジラーチ採用デッキに対して、相手の攻撃のテンポを遅らせることができます。特に意識したのはスぺネク戦。相手のギラティナやネクロズマに攻撃する時にボードがついてるジラーチに対して、入れ替えorジラーチに手張りを要求させる。そうすると相手の攻撃し始めるタイミングを遅らせたり、途中で攻撃できないターンを作ることが可能となります。それによってサイドレースを制することができると考えました。

・エスケープボード
 エスケープボードの枚数調整は難しくて、正直よくわからなかったので、ジムバトル優勝レシピや有名プレイヤーのレシピを参考にしました。2枚。

・のろいのおふだ
 パンプジンでたまに採用されるムキムキダンベルよりは確実にこっちの方が強いと思います。お札+パンプキンボム最大火力でTAGチームを強引に倒すプレーも可能ですし、2回使ってマーシャドーやジラーチを取りに行くこともできます。その他にも与えたいダメージの調整をしたりなど、実戦でも活躍しかしてないカードです。最大の4枚採用。

・ぼうけんのかばん
 やぶれかぶれやリセットスタンプをよく打たれるこの時代でパンプジンが火力を出すには必須のカード。正直2枚採用してもよかったかもしれないと少し後悔してます。入れ替えるとしたらシママとですかね。

・ハイパーボール
 人によっては3枚採用の場合もありますが、僕の場合はゼブライカを出来るだけ早く、多く立てることを目標としているので、最大の4枚採用です。

・ともだちてちょう
 はやがけを多く使う上で、グズマやシロナなどのサポートをトラッシュせざるを得ない場面が出てくるため、一枚採用。

・無人発電所
 このデッキのエースカード。先攻1ターン目で出せると、それだけで相手が止まって勝てる場合もあるくらい。ゾロアークやミュウミュウに対して、一枚目はよくリセットホールで剥がされるが、2,3回目以降は剥がせずに止まるケースが多かった印象。ということで4枚目を入れずとも役割としては十分遂行してくれるため、デッキのスペースも考えて、3枚採用。

・カウンターエネ
 握った当初は4枚じゃなくていいのか?と思ったが、使い方がわかると3枚で十分殴り切れることがわかったので3枚採用。

採用を検討したが断念したカード

・キリンリキ
 ミュウミュウのラウドソニックを嫌って、入れようとしたカード。しかし、キリンリキが技を打つためにもエネを張らなきゃいけないため(それはそう)不採用に終わりました。

・基本超エネルギー
 ラウドソニック対策シリーズパート2。一時期、ダブル無色に加えて、カウンターエネ2枚、超エネ2枚の時期がありましたが、結局一枚付けても技は打てない+2枚付けてる間にグズマで狩られたら本末転倒なので不採用。そもそも無人発電所だけでどうにかなるんじゃないかと個人的に思います。

・リセットスタンプ
非gx相手には進化デッキであるパンプジンはサイドを追いかける側に回る場合があります。しかし、はやがけを使う上でリセットスタンプを切らざるを得ない場合が出てきます。リセットスタンプは後半に使わないと真価を発揮しないため、はやがけには相性が悪いと判断し、不採用。その分、他のカードを入れて、自分のやりたい動きを優先する方がシンプルで使いやすいと思います。

福ちゃんでの戦績

予選1回戦 vsいばさん レシリザミュウミュウ 先攻
初手でバケッチャとシママが2体ずつ+エネ張りで終わり。
相手は溶接工込みでレシリザに3エネ付け、マーシャドーでこちらを事故らせにかかるも、こちらはシロナを引き、ゼブライカを展開しつつレシリザに130。相手はリセスタ+グズマでゼブライカを狩りながら手札阻害、しかし2匹目のゼブライカが立ち、リーリエで手札補充。そのままレシリザを倒す。この後は相手が動けず、そのまま殴り続けて勝ち。

2回戦
vsまろさん グレイシアゾロアーク 先攻
グレイシアを2ターンかけて倒す。その後無人の影響からか、相手が少し止まったので非gxを2回倒す。その後ゾロアークでサイドを取られ返されるも、グズマでテテフを倒して勝ち

3回戦
vsマッシャーさん ウルネク(ゲノセクト入り) 後攻
初手にマーイーカがいたのでスぺネクかと思ったがお札やリサイクルエネが全く張られない+ギラティナだけで殴ってくるので。一応ウルネクを警戒してジラーチを出さなかったが正解だった。中盤はアブソルでプレッシャーをかけながらパンプジンで攻撃。するとギラティナでアブソルを取られる。途中ゲノセクトが出てきてパンプジン2体とゼブライカ一体が滅亡の光圏内までダメカンが溜まる。しかし、その後、別のゼブライカとパンプジンを立てることに成功。最後は、アブソル出し+トキワの森を無人で張り替え、相手に滅亡の光を打たれずに勝利。打たれていたら負けていたかもしれなかったのでギリギリの勝利だった。

4回戦
vsおさとうさん グレイシアゾロアーク 先攻
初手リーリエで無人を貼ったら、相手が止まったので、そのままポケモンをどんどん倒して勝ち。

5回戦
vsみつるさん ブラッキーダークライ 先攻
初手から無人発電所を貼ったら、相手がニューラ2体しか並ばなかったのでチャンスだと思い、真っ先にニューラを取る。相手はマニュgxに進化、しかしエネが2枚しか貼ってなかったので夜の号令をすると思いきや、エンド。相手の場がマニューラのみだったので、全力で道具を探しに行く。しかしはやがけ2回を使っても、目標の枚数にはたどり着けず。仕方なくマニュに110ダメ。次ターン相手はアクジキングを出しシャドーコネクションで3枚アクジキングに付け替えエンド。グラトニーgxを打たれたら絶対にサイドレースに勝てないと思い、はやがけを使ってグズマを引き、アクジに110ダメ。相手はアクジのエネをマニュに戻し、エンド。こちらはアクジを倒す。次ターン相手はブラッキーダークライとニューラを出しつつバトンを付けたマニュでパンプジンを倒す。お札で裏のニューラが進化後でパンプジンの技の道具5枚圏内に持っていきながら、バトル場のマニュを倒す。すると相手はブラダクを前に、マニュ進化→ダークライgxでエネ補給して追加効果付きデッドムーンを打たれ、ポケモンを連続で二体とられる。自分の山札にグズマがあることがわかってたので、後ははやがけ二回でグズマをもってきてマニューラを倒して勝ち.......かとおもったが山札にパンプジンもタンカもなかったので負け。序盤にマニューラを取りに行こうとして早駆けを多く使った結果、タンカ等がなくなってしまったから仕方ないが、なんとも悔しい負け方だった。

最後に負けはしましたが、4勝1敗で決勝トーナメントに進むことができました!

決勝トーナメント

ベスト16 vs shunさん(須賀川)ミュウミュウレシリザ 先攻
バケッチャ2、シママ1、バケッチャにエネ付け終わり。後1穴抜けのひもでエネのついてないバケッチャを出すこととなり、カキを使用される。自分の番、サポを使ってドローするも、バトル場のバケッチャにエネを付けることができず、番を返す。相手はグズマで裏のシママを狩ってくる。こちらは返しにレシリザに130ダメ与える。相手は逆鱗でパンプジンを倒す。こちらも返しにレシリザに170ダメ与えて倒す。相手の二体目のアタッカーがミュウミュウだったので、パンプジンが倒された後、無人と二子玉とパンプジンと道具4つを揃えて、ミュウミュウを倒して勝ち。
レイジングアウトのことを全く気にせずプレイしていたので、途中で山札が10数枚になっていた時があり、場合によっては負けていたかもしれない試合だった


ベスト8 vsサンドさん ジラサン 先行
先攻を取り、ドロサポを使えたものの、バケッチャが一体のみの展開で番を終える。相手の場にジラーチはいなかったがサンダーがいたためグズマでバケッチャを取られながら、やぶれかぶれでサポートを流される。これによってパンプジンを立てるのに2ターンかかった。パンプジンを立てる間もお札がついてるポケモンを積極的に前に出してサイドを取ることを試みるも、あなぬけのひもやグズマで避けられながら毎ターンサイドを取られる。パンプジンが立った頃にはサイドレースが追いつけ無いほどになり、そのまま敗北。

今回の振り返り

結果としてはベスト8という嬉しいかつ悔しい結果でした。しかし、今回は初めて、勝つための筋道を立てて福ちゃんに臨めたと感じてます。デッキ選択の背景やデッキに慣れるまでの十分な期間の確保等、準備としてはそこそこできました。また、環境読みという点でも、使用率が高いデッキを予想できていました。
今回はJCSというわかりやすいメタ予想の指標があったのですが、今後は同じ方法でのメタ読みがしづらいことが難しいところですね。
今後の課題としては、Tier1のデッキだけでなく、Tier2,3のデッキまである程度予測して、それに対しても立ち回りを準備できるようにすることが必要だと感じました。(今回の場合、ピカゼクが僕の意識していなかった対面だったのでカイセーさんと当たったらどうしようって思いながら予選とか決勝トナメ戦ってました)

最後になりますが、予選や決勝トーナメント、サイドイベントで戦ってくださった方々、試合外で話しかけてくださった方々、ありがとうございました!おかげで会津からの参戦でも、とても楽しめる大会となりました。そして主催のH2さん、運営サポートのAcuteさん、マスタージャッジのやまめさん、いつも福ちゃんを運営してくださりありがとうございます!これからも何卒よろしくお願いします。

今回の記事はこれで終わりたいと思います。最後まで読んで下さった方、ありがとうございます!

あ、この記事や僕のデッキに関して質問などがあれば、僕のツイッターやnote内のコメント?などで自由に書いてもらって大丈夫です。僕のできる限りで答えます〜


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