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2021.4 新譜の感想

もう4月も終わりでGWですね。
緊急事態宣言が出ているので家でゆっくりしている方も多いと思いますけど。僕はTVを買い替えておけばよかったなって思ってます。今24インチぐらいのとても小さいテレビなので。買い替え先は有機ELの48インチを目指してます。置けるからには大きいのが良いですよね。映画も見たいし。

まあそんなことは置いといて、4月の新譜の感想に入りたいと思います。
今月は結構多かったかな?

・The Fratellis - Half Drunk Under a Full Moon

The Fratellisの6枚目のアルバム。ほとんどの人にはi PodのCMで使われたFlatheadの印象しか残ってないと思うけど、まだまだ現役でやってるみたいです。

で、今回はそんな昔の頃からもう一変してレトロなサウンド。ほんとに50~60年代ぐらいの雰囲気。渋いですね、これはこれで。

・Taylor Swift - Fearless (Taylor's Version)

2008年リリースの2ndアルバムFearlessを再録したのが今回のアルバム。
folkloreとevermoreで大分凄いなあで思ってたのが再録とは言えここまで短スパンで連発するのは、バイタリティというかただのポップスターじゃないのを見せつけてて何も言えないですね。
今回のアルバムで3作連続全英1位を259日で達成して、The BeatlesがHelp!・Rubber Soul・Revolverの3作で全英1位を364日で達成したのを抜いたみたいです。当時のバンド並ってなんかもう凄い…。
もう完全にシンガーソングライターとして完成してるようにしか思えないですけど、まだ31歳なんですよね。まだ全然これからで、次も楽しみです。

・Porter Robinson - Nurture

Porter Robinsonは最近知ったんですけども、新譜がリリースするとのことで聴いてみたらめちゃくちゃ良くてびっくりしました。エモいって言葉で片付けるにはもったいないぐらい繊細で綺麗なサウンドで…。
インタビューとかによるところ7年前の前作からプレッシャーやらなんやらで鬱状態に襲われるスランプだったみたいで、今回は復活作として位置づけられるんですかね。そういう意味でも希望に溢れてるような雰囲気はあります。

・Cheap Trick - In Another World

Cheap Trickは本当に長いというか、精力的というか、コロナ前には年間150本以上ライブしてたようです、1973年からだから、もう活動50年近くになるんですかね。
王道のパワーポップ・ビートポップって言うんですかね、安定して良かったです。後で出てくるPaul McCartneyもそうですけど、ここらへんの世代はもうみんな70を超えてるので健康に気をつけて末永く元気でいて欲しいです。切実に。

・Greta Van Fleet - The Battle At Garden's Gate

ツェッペリンの再来とか、ロックの救世主とか色々言われてるGreta Van Fleetの2枚目のアルバムですね。
実際70年代のハードロックの雰囲気は濃厚に感じてかっこいいです。ただ、USなバンドなのでどちらかというとブリティッシュというよりアメリカンなロックというか。今回はそこまでツェッペリン感は濃くないと思いますけどね。方向性としてはこのままで行って欲しいなあとか思いつつ。

・The Offspring - Let The Bad Times Roll

9年ぶりの新作(長い!)ということで、The Offspringの10枚目。
やっぱり久しぶりの新作はコロナも影響してるみたいで、タイトルのLet The Bad Times Rollは「この時期を早く終わらせ皆で乗り切ろう」という意味が込められてるそう。
The Offspring自体久しぶりに聴きましたけど、インタビューで原点回帰と謳ってる通り90年代の雰囲気と変わらなくて息災ですね。

・Paul McCartney - McCartney III Imagined

去年の12月にリリースしたMcCartney IIIをBeckとかDamon Albarnとかもろもろのアーティストに再構築されたアルバムみたいですね。
これ、最初に公開されたDominic FikeのThe Kiss of Venusがかなり良かったので期待してたんですけど、他は割とうーん。EOBのSlidin’はかっこよかったですけど。
EOBって一瞬誰かと思いましたけどRadioheadのエド・オブライエンなんですね。

・Nulbarich - NEW GRAVITY

前作のBlank Envelopeから聴き始めましたけど、大体2年ぶりぐらいの新作みたいですね、Nulbarich。
前作から変わらずおしゃれサウンド。Suchmosが斜め右上に進化したまま活動停止してしまったので、後釜にすっぽり収まりそうですね。
突出した何かはないけど、常に80点ぐらいを取り続ける曲が詰まったアルバムってイメージです。捨て曲はない割に2枚組で後半はコラボ系って感じで隙がないなあ。

・Dinosaur Jr. - Sweep It Into Space

Dinosaur Jr.の5年ぶり12枚目の新譜。
Dinosaur Jr.も変わらないですねー、ギターがずーと鳴っててそこにちょっとボーカルが居座ってるような。そんな感じ。
アルバム自体はいつも通りすぎて、特にないかなあ。

・くるり - 天才の愛

くるりは本当に多作でよくわからないですね、本当に。毎回毎回雰囲気ががらりと変わるので。個人的にはスタンダードな感じのNIKKIが好きですけど。
3曲目の野球に関しては完全にぶっ飛んでますね、ほんとに。アルバムを最初から最後までじっくり聴いてもやっぱりよく分からなかったです。まあそれは他のアルバムでもそうですけど。
あ、ジャケはめちゃんこ綺麗ですね。センスが凄い。

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・Royal Blood - Typhoons

若手UKロックの顔役のひとつですね、Royal Blood。3枚目のアルバムということで、前作よりなんだかアッパーな雰囲気。
このバンドの何が凄いかって2人組なんですよね、しかもベースボーカル&ドラムのまさかのギターレス。その割には音の圧が凄くて。まあもちろんシンセとか電子系の音も入ってはいるんですけども。今回はめっちゃよかったです。

・Origami Angel - Gami Gang

今エモバンドで1番熱いバンドと言えば間違いなくOrigami Angelだと思うんですけど。そんなバンドの2019年以来の2ndアルバム。
これは良かった、まあ元々こういうバンドが好きで洋楽にのめり込んだっていうのもありますけど。Fall Out Boyとか。
今回は20曲51分ってことで、ひとつひとつは短いけど結構バリエーションに富んでて面白かったです。特に後半は圧巻でした。
もしかしたら今年のベストアルバムに1番近いかもなあ…。

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そんな感じ。
今月は割と多かったですね、良かったのも多数。

おわり。

先月はこちら。


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