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お笑い推しnote

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お笑いがあるから毎日楽しい。そんなコラム集
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「THE SECOND」決勝:熟練の漫才と公正な審査が光った大会

今更ながら、5月に行われた、芸歴15年以上の芸人さんたちが競う新たな賞レース「THE SECOND」の決勝について。 いや、これ、ほんとう素晴らしかったです。 熟練した猛者揃いで、安心して見られた決勝お笑いの賞レースが始まると、お笑いファンとして楽しみである一方、ちょっと警戒もします。 なぜなら、始まったばかりの賞レースはいろいろとやらかしもするので。 今でこそ栄えあるプライズになったM-1やキングオブコントにしても、黒歴史がまったくないわけじゃない。いずれも初期の頃

ピン芸人・安田邦祐さんの初ネタ披露を見届けた

また一人、楽しみなピン芸人が誕生した。 彼の名は、安田邦祐(たぶん、まだ仮名)。 少し前まで「コマンダンテ」というコンビの片割れだったあの彼だ。 「有楽町ネタ&トーク90」(よしもと有楽町シアターで初のピンネタ披露安田さんがピン芸人として初めてネタを披露したのは、2023年5月27日、よしもと有楽町シアターで開催された「有楽町ネタ&トーク90」(11:00~の回)。 単独ツアーを目前に控えていたにもかかわらず、突然解散を発表したコマンダンテ。解散発表の前後で安田さんが

鈴木もぐらと鶏むね肉フライ

空気階段というコンビの鈴木もぐらという芸人がいる。 正直、見た初めのころは、彼のことがどうにも苦手だった。 何百万の借金を抱えて、お酒にタバコに風俗にギャンブルまみれ。人力舎の岡野陽一さんと双璧をなす「クズ芸人」の筆頭。 そんな紹介とともに目の前に現れた彼。ここまでの紹介だけでもう無理。そりゃそうでしょ、女性を引かせる要素がてんこ盛りだよ。 さらに、私が引いたのは、某番組で彼が歯から血を出していたのを見たから。 ねずみしかかからないはずの病気にかかったこともあるとい

お笑いとストリップ劇場と錦鯉と

お笑いを見ているときによく思い出すのが、芸人とストリップ劇場の話。 北野武さんや萩本欽一さんが、浅草のストリップ劇場の舞台に立って修行していたのは、有名な話。 この話を聞いたとき、ストリップ劇場は芸人さんにとって最高の芸を磨く場所だよなと、妙に納得した。 なぜなら、ストリップ劇場にやってくるお客さんたちは、お笑いが見たくて来ることなんかないだろうから。 そう、彼らは、ストリップ見たいわけだから、幕間のお笑いなんかに集中するわけないし、なんなら、お笑いなんぞとっとと終わ

【Edge Rank 1061】ひくねとチャンネルオフ会に行ってきた【愛】

あっという間に初夏が来て梅雨が来たみたいな感じですね。ライターの愛です。 雨の日は寒いので、いまだにちょっとストーブつけたくなるんですよね。この気候どうやって乗り切ればいいんでしょうか。 「ひくねとチャンネルのオフ会をやろうin有楽町」に行ってきた4月は、久々にお笑いのライブに参戦。 この1年くらいずっとはまっている芸人トリオ・GAGの福井さんのYouTube「ひくねとチャンネル」のライブ、「ひくねとチャンネルのオフ会をやろう㏌有楽町」に行ってきました。 このライブは

圧巻漫才!タモンズが「詩芸」で伝える一心同体のエネルギー

圧巻の漫才だった。 2023年5月13日、タモンズのライブ「詩芸」を大宮ラクーンよしもと劇場の客席で観覧した。 タモンズの漫才に引き込まれた60分吉本興業所属、芸歴17年目。大宮ラクーンよしもと劇場を拠点に活動する「大宮セブン」メンバーでもある大波康平さん、安部浩章さんによる漫才師コンビ・タモンズ。 「詩芸」は、タモンズが60分間1本の漫才を披露し続ける単独ライブ。 60分間漫才をやり続けるのは、だいぶチャレンジングな試み。やる方はもちろんだが、見る方もなかなか大変。