[起業日記5]人材を不採用の理由

この言語事業は、外国語の習得を早めるために立ち上げられました。その出発点は、お金に困っている人々、例えば路上生活者などに支援を提供したいという思いから始まりました。

ある日、渋谷駅前で、褒めることを仕事としている男性に声をかけました。彼は日本語が堪能であり、時間もあるように見受けられたため、外国人に日本語を教えることができるかな、と期待しました。

その男性はこの事業に興味を持ち、さらなる話し合いを約束しました。しかし、最後に私に尋ねた言葉は、「これは仕事ですかね?」でした。私自身はこのプロジェクトを仕事として捉えていますが、即座に報酬を支払うことはできませんでした。まだ実験段階であり、一緒に事業を立ち上げるパートナーを求めていたため、その男性の採用を断念しました。将来的には、高校生などを優先的に採用する方針です。事業の価値を十分に理解し、共感できる方々を、この事業の人材として求めています。貧困問題に取り組むことは、この経験を通じて感慨深いものですが、一旦置いておきます。


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