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知識を得て、知恵を出す

仕事でも趣味でも、上達するために何をどう学べばよいかはわかりません。
その時々で抱えている課題や状況が違うからです。

しかし学ぶだけでなく、実践しなければ上達できないことは、分野・レベルに関係なく共通して言えるでしょう。

それは上達には知識だけでなく、知恵がどれだけあるかが問われるからです。


知識の意味は「1 知ること。認識・理解すること。また、ある事柄などについて、知っている内容。」
知恵は「1 物事の道理を判断し処理していく心の働き。物事の筋道を立て、計画し、正しく処理していく能力。」

(※どちらもデジタル大辞泉より)

知識は本を読んだり、ウェブで検索すればいくらでも増やすことができます。「蛍雪」という言葉が生まれた時代から、スマホが光ってさえいれば簡単に知識を増やせる時代に変わりました。

では、知恵はどうすれば磨かれるのかというと、学んだことをもとに実践する(=行動)しかありません。

実践すると、望外の成果があがることもあれば、予期せぬトラブルが発生したり、想像していなかった状況に立ちあいます。

また「この状況をどうすればより良く(または打開)できるだろうか。」と考えるようになります。

これが、知識が知恵に変わるタイミングであり、上達の瞬間なのです。

本当に上達したいと思うならば、単に知識を得るだけでなく、知恵として出すことまで心がけましょう。


初投稿の「上達の約束」にも書いたように、生徒の上達を実現したいと思うなら、指導する者は知識を与えるだけではいけません。

知恵として変化させられるよう、工夫していきましょう。

                             「記:井桁」

*『上達の約束』
https://peraichi.com/landing_pages/view/jotatsu-promise-igo

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