P&Gといえばマーケティング、という程権限も強く人材輩出企業として名高い。その出身者二人のマーケティングの本質が書かれているので紹介します。

「追うべきは、時代の変化ではない。顧客の変化である」Ｐ＆Ｇ　ヘンケル　ワールド　マクドナルド　ファミリーマートなど「Ｖ字回復請負人」足立光と、Ｐ＆Ｇ　ロート製薬　ロクシタン　スマートニュースなど手がけたブランドを次々№１に導く西口一希、日本最強のマーケター２人が語る、これからのマーケティング戦略

両者のキャリア上に出てくる企業名はさておき、マーケティング戦略で、「追うべきは、時代の変化ではない。顧客の変化である」というズバリ本質が最重要。

「マーケは、施策のDoHow覚える前に、OSを強化しないと成果が出ない」
「差別化よりも独自化」
「マーケティング（HOW）から組み立てるのではなく、顧客（WHO）から組み立てること」
「顧客にとって便益のないプロモーションは、どれほどクリエイティブでも失敗する」
「競合の動きを見るのではなく、顧客の動きを見ること」
「競合を真似するだけではイノベーションは生まれない」

どれも、顧客を第一に考え、マーケティングノウハウだけでなく、戦略の上流レイヤーから考え、カスタマーファーストを貫く姿勢が見て取れます。

顧客のUX起点で物事を考え直し、企業に修正が必要なら改善をして、サービス・プロダクト提供に変えていく考え方。コロナ云々もありますが、マーケの本質をズバリついてくれます。

常にファクトで考えるのも重要で、

デジタルマーケは個別最適化に繋がり、CVRは上がるが、売りに直結するのか？テレビもリーチ獲得、マスへの拡大に寄与する。

アナログしかやってないと紙媒体やなど、主戦場をデジタルに限定せず、マーケターとして広い視座が求められる。

デジタルマーケしかやっていないとテレビを疎かにするし、紙媒体やマスメディア等をやりすぎると、デジタルに遅れるので、両刀であり目的達成のための最適解を常に戦略に立ち戻り考えられることが大事。

そんな事を立ち戻れる内容なので、共有です。マーケをやっていない人は絶対にマーケティングの良書を貪り読んだほうが良いし、熟練者も良い復習になるのでぜひどうぞ。

MBA時代にマーケをやりましたが、本職でマーケストラテジーを実施していても唸り、教科書にしている本はこちら↓

いくつも買うより、教科書のこの本を何度も読み直して吸収するのが良いです。答えは全部この本にあると言える程、マーケストラテジーの答えが書いてある。

他にも、P&Gが学びたければ下記の、P&G流カスタマージャーニーの記載がある下記記事を御覧ください↓