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うつの合言葉

こんにちは、あかりです。

私は精神病棟に入院した経験があるのですが、そこでソーシャルワーカーの方や、友達になった方に教えてもらった言葉があります。それが

「焦らず、慌てず、諦めず」です。

これは、うつ病など精神疾患になったときの心構えをわかりやすく表現したものです。

寛解という考え方

骨折など体の病気は、治ったら「完治した」という表現をしますよね。しかし精神疾患は再発率が高い疾患なので、「完治」とは言わずに「寛解した」という表現をするそうです。「かんかいした」と読みます。

これはつまり、自分自身もお医者さんも「治ったな」と判断した場合でも、その後再発する可能性はあると考えておいたほうが良いということだと思います。

なので、「焦らず、慌てず、諦めず」はうつを寛解させるうえでも大事だし、うつが寛解したあとの人生でも大事になってくるんじゃないかなと思います。

焦らず、慌てず

うつ病になると、周囲の人はできていることができなくなります。登校とか出勤とか、入浴とか食事とか。なので世の中から取り残されたような気持ちになって、焦ることもあると思います。「社会不適合者だ…」みたいな。

私も、「しばらく学校を休んでいたから、みんなと差がついちゃっただろうな」と焦っていた時期がありました。同じ不安を今抱いている人がこれを読んでいるとしたら、「学校の授業の遅れは、時間をかければ必ず追いつけると思うから、心配しすぎなくて大丈夫だよ」と言いたいです。もしそれで進学が周囲と足並みがそろわなかったとしても、1、2年の遅れくらいは意外と多発しています。通信制の学校に行けば何年か留年している人もいますし、なにより現役で大学に進学する人は全体の半数だそうです。(就職する人も含めての話ですが)

たしかに大学に入った当初は、私が実は年上だと明かすと「え、じゃあ敬語使ったほうがいい?」って聞かれたりもしました(笑)ちなみに「使わなくていいよ」って言ったので、今では普通の同級生として馴染めてます。私も同級生が2学年分いるんだなーという気分でやらせてもらってます。正直1歳の差なんてあってないようなものだし…。

諦めず

長くうつ病をやってると、諦めたくなることもあります。「ニートになりたいなー」とか、「消えてしまいたいなー」とか。でも言うまでもなく、ここで踏ん張れるのって大事ですよね。

「死にたい」と思ったとき、本当に死にたいのかどうかは、翌朝考えたほうがいいと思います。そして翌朝も「やっぱり死にたい」って思ったら、またその翌朝考えてほしいです。それを3回連続で繰り返すようなら、親とか医者とかカウンセラーとかに相談してみてほしいかな。

まあ私は「死にたい」朝が3回も続いたことはないので、とりあえずこの方式でいいんじゃないかなと思ってます。

病んだら、できれば入浴して、好きなもの食べて、寝る。眠れなかったらいっそのこと夜更かしして好きなことする。「死ぬかどうか」はいい意味で思考停止してほしい。翌朝とか翌昼とか、冷静なときに考えてみてほしい。

最後に

私もきっとこれから何度も、焦ったり慌てたり諦めたくなったりすると思います。でも入浴してごはん食べて寝たらとりあえず「最しんどい」くらいは乗り越えられると思う。「ミニしんどい」は消えないかもしれないけど。

焦らず、慌てず、諦めず。

この言葉を胸に頑張れたらいいな~。最後まで読んでくれて、ありがとうございました!

サポートしたいと思ってくれて、ありがとうございます!もし「こんなこと書いてほしい」があれば教えてくださいね!