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【備忘録】警戒レベル

" 千葉県市原市は25日午後2時15分、市内を流れる養老川で氾濫が発生したとして、流域の399世帯893人に対し、災害発生情報を発令した。5段階で最も高い警戒レベル5で、命を守るための最善の行動を取るよう求めている。 ----livedoorニュース"

昨今は台風のような災害に対して「過去最大級」や「激甚災害」といった、いわゆる「強い言葉」が用いられるようになった。

ところで警戒レベル5の「レベル」の区分けって、いったいどのようなものなのか。調べてみた。以下は気象庁のホームページ「防災気象情報と警戒レベルとの対応について」の項。ほとんどコピペになる。

警戒レベル1:早期注意情報(警報級の可能性)
災害への心構えを高める必要があることを示す警戒レベル1です。最新の防災気象情報等に留意するなど、災害への心構えを高めてください。
警戒レベル2:大雨注意報、洪水注意報、高潮注意報
避難行動の確認が必要とされる警戒レベル2です。ハザードマップ等により、災害が想定されている区域や避難先、避難経路を確認してください。
警戒レベル3:大雨警報(土砂災害)、洪水警報、危険度分布「警戒」(赤)、氾濫警戒情報、高潮注意報
地元の自治体が避難準備・高齢者等避難開始を発令する目安となる情報です。高齢者等の避難が必要とされる警戒レベル3に相当します。災害が想定されている区域等では、自治体からの避難準備・高齢者等避難開始の発令に留意するとともに、危険度分布や河川の水位情報等を用いて高齢者等の方は自ら避難の判断をしてください。
警戒レベル4:土砂災害警戒情報、危険度分布、氾濫危険情報、高潮特別警報、高潮警報
地元の自治体が避難勧告を発令する目安となる情報です。避難が必要とされる警戒レベル4に相当します。災害が想定されている区域等では、自治体からの避難勧告の発令に留意するとともに、避難勧告が発令されていなくても危険度分布や河川の水位情報等を用いて自ら避難の判断をしてください。
警戒レベル5:大雨特別警報、氾濫発生情報
災害がすでに発生していることを示す警戒レベル5に相当します。何らかの災害がすでに発生している可能性が極めて高い状況となっています。命を守るための最善の行動をとってください。(参照:気象庁---防災気象情報と警戒レベルとの対応について)

「警戒レベル5」とは最高レベル、つまり最大限に警戒しなさいということ。この辺りが「最大級」ということばが使われるようになった経緯に関係しているのかもしれません。

 こうしてみてみると、高潮や河川の氾濫のような水関係に対する注意が多い。考えてみると、警報を出してあらかじめ気をつけておくことのできる災害とは、水にまつわるものばかりだ。

 災害レベルの区分けには、警報の出されたタイミングも考慮すべき一つの要素として扱われている。警戒レベル5は「命を守るための最善の行動」を推奨しており、これは災害が発生しているという状況下でだされたことを想定してある。一方で、警戒レベル1〜2は「避難経路の確認の推奨」だけで済んでいます。普段私たちが目にすることはないけれど、きっと大々的にニュースでとりだたされる前にも警戒レベル1〜3の警報がなされているのだろう。知らなかった。

それにしても最近は災害が多いです。

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