治療後の再検査の時期

性感染症はきちんと治療すれば治るものが多いです。ただし、残念ながら1回の治療で治らなかったり、治った後でまた感染することもあるので、治療の後には治ったかどうかを検査で確認することが大切です。
※ヘルペスやカンジダ症など、再検査の必要がないものもあります。

治療が終わった後、どのくらいのタイミングで再検査を受ければ良いのかをまとめてみます。

クラミジア
治療が終わってから3週間以上経ってからの再検査をおすすめします。3週間以内に再検査することも可能ですが、死菌の影響で(実際には治っているのに)検査が陽性になってしまうことがあります。
※治療しているのに3、4日経っても症状が全然良くならない場合は、薬が効いていない、または違う病気が隠れている可能性があるため、早めの受診をおすすめします。

淋病
治療が終わってから2週間以上経ってから再検査をおすすめします。
日数以外は、クラミジアと同じように考えます。

マイコプラズマ、ウレアプラズマ
データが少ないので、性質が似ているクラミジアの基準を使っています。具体的には、治療が終わってから3週間以上経ってからの再検査をおすすめしています。

梅毒
治療を始めてから2週間以内は検査結果が悪くなることがあります(薬が効いていないという意味ではありません)。
症状が良くなっていれば急いで検査をする必要はないので、治療を始めてから1ヶ月後の再検査をおすすめしています。ただし、2週間後くらいに副作用チェックを行うことはあります。

ヘルペス
症状が良くなってしまえば、再検査は必要ありません。

カンジダ
症状が良くなってしまえば、再検査は必要ありません。

トリコモナス
治療が終わって2週間以上経ってから再検査をおすすめしています。

細菌性膣症
症状が良くなってしまえば、再検査は必要ありません。

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