「有史以来～」という言い方がありますが、当たり前の事ながら、文字が残るはるか昔から、人類は生きてきました。もしかしたら、今の形になる前からも？！　ちょっとビックリするようなスケール感の人類の進化について、見ていきました。

どんな壮大なスケールの話なんだっ！

Rさんが、シュタイナーの言う人間の意識の変化、人間の発達と、歴史年表をひとつの表にまとめてきてくださいました。お～、なんかスゴそうです。「歴史の流れ」と一言で言うけれど、世界4大文明だの縄文・弥生だのいう、ここ数千年～1万年くらいの話じゃなくて、もっともっと、も～～っとスケールの大きな話。なにせ、何千万年スケールの話のようです。

スケール感をお伝えするためだけに書くので、理解しようと思わずに見てください。書いている方だってよく理解できないままですが、いったん書いてみます。今は、人類の進化を７つに分けた中の4番目「地球紀」。今はその「地球紀」の中の「第4周紀」、の中の「第4球紀」、の中の「ポストアトランティス時代」、の中の「第5文化期」、だそうです。

ひとつの文化期が約2000年として、単純に2000年×7×7×7×7×7＝…という壮大な人間の進化過程が見えてた人たいたとか…常人には「なんのこっちゃ！」の世界です。全体像はわからなくても、今がどんな時代なのかは、ちょっと知っておいてもいいかもしれません。

前の第４文化期は「分別の時代」

人類の意識の変化を見る壮大な区切りの中の、今は第5文化期。ひとつの「文化期」が約2000年の長さだという、この壮大さ。でも2000年くらいまで区切ると、やっと歴史として捉えられそうです。第5文化期を具体的な年代で言うと、AD1413年～3573年。つまり今は、第5文化期が始まって600年ほど経ったあたり、だそうです。

スケールが大きすぎて自分に理解できないことを「アヤシイ」とイコールで結ばず、「今は（私には）よくわからない」と保留しつつ、第5文化期について、学んで行きます。第5文化期だけでわからなければ、その前の時代と比べたらわかるかも。

第5文化期は、別名「意識の時代」で、その前の第4文化期は「分別の時代」。Rさんが、世界史・日本史の出来事と重ねて表にまとめてくださいました。第5文化期の私たちは、大航海時代、グーテンベルクの活版印刷、ルターの宗教改革、市民革命、産業革命、植民地支配、世界大戦、IT革命、地球環境危機…などの只中を生きています。

歴史の出来事を参照したら、ちょっとわかりやすくなりました。第4文化期（紀元前747年～1413年）は日本で言うと、邪馬台国～江戸時代くらい。お天道様に恥ずかしくない行いをしよう、神様や王様を信頼して、尊敬するリーダーに導いてもらえることを喜びとした、という時代でした。

そして今、「意識の時代」へ

そして今、第5文化期（1413年～3573年）の課題は、自分を成熟させること。歴史的な動きと重ねると、王様や神様の言うことを聞く時代から、市民革命や宗教改革によって1人ひとりが独立し、自分なりの考えを紡ぎ、行動することが課題となっていきました。霊的世界とも、宗教的リーダーを経由せず、個人で直接関わり始めています。

言うことを聞くだけじゃなくて自分で考えて動くようになる。そんな時代が始まって、まだ600年くらいなので（600年を“まだ”と呼ぶ感覚もすごいものですが）、私たちはまだまだ、自分で考えて動くのがヘタクソです。これからの人類に期待！　

こういうスケール感で人類の意識の変化を見ていくにつけても、次世代の人たちが自分を磨いて個として立っていこうとするのを応援したいと思います。シュタイナー教育が「自由への教育」と言われるのには、こんな大きなスケール感の裏付けもあったのですね！

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▼オキツ　神戸シュタイナーハウス代表　大人クラス担当
小さな勉強会や書くことに関する仕事、普段の暮らしなどを通して自分の考えを深め、表現する。その結果、自由で愛のある社会に近づけるといいな。
ブログ毎日更新中。https://blog.goo.ne.jp/oneby1
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