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そんなはずじゃあ 4

ピンポーン、ピンポーン

圭吾「うん❓誰かなぁ、、、あっ
美里と栄子ちゃん、、、どうしたの❓」

圭吾はまさか美里が栄子に助けを求めるとは思わなかったので、驚いていた。

美里「ごめんなさい🙇‍♀️ホント謝りたいから開けてくれる❓」

栄子「私からもお願いします。何とか話し合いをさせてあげて、、、ねっ」

圭吾も美里だけなら頭ごなしに断ったところだったのだが、栄子が登場しては、そのまま捨て置くわけにもいかず、ドアを開けざるを得なかった。

ガチャ、、、

美里「あっ、ありがとう、、、」

栄子「おじゃましまーすぅ」

圭吾「なんで栄子ちゃんまで、、、」

栄子は美里の同級生、そして圭吾も同じ学舎で過ごした仲で、栄子のことは良く知っていた、、、というか、、、

なんと、圭吾はかなりの好意を持っていたのである。

圭吾「まぁ、座ってよ、コーヒーくらい淹れるからさ」

栄子「ありがとうね、圭吾くんのコーヒー飲めるなんて、来て良かったなぁ❤️」

圭吾「はい、どうぞ、、、美里も、、」

栄子「ありがとう、わー良い匂い」

美里「圭吾、本当にごめんなさい」

そう言って美里は突然、土下座をして謝罪してきた。

圭吾「土下座なんてしなくて良いよ、
許す気もないんだからさ」 

美里「そんなこと言わないでよ、もう別れたんだよ、直ぐに別れたんだよ」 

栄子「そうね、私の目の前で、電話をかけさせて、別れたの、しっかり確かめたはよ」

圭吾「そっかぁ、じゃあ相手の男、連れて来いよ」

美里「もう、別れたんだから、会いたくないもん、会わないもん」

圭吾「そんな事で済ますつもりか❓ダメダメ、ちゃんとケジメ付けなきゃ」

美里「だってぇー、、、」

栄子「そこはちゃんとした方が良いはよ美里、不倫相手だって悪い事したんだから、ちゃんと償わせなきゃ」

美里「償うって、どうするの❓」

栄子「慰謝料でしょ、勿論謝罪するのが当たり前だけど、した事の対価、圭吾くんを苦しめた代償はお金なのよ」

美里「じゃあ斗真に払わせなきゃなんないんだぁ💦」

栄子「美里もどうなるか分からないはよ、圭吾くん次第だは」

美里「えーっ、圭吾、もう許してよーあたし、慰謝料なんて払えないもん、お金無いもん」

圭吾「斗真も美里も覚悟がなさ過ぎるんだよ、バレた時にどうなるか?どうするか?覚悟決めてやるもんだろ⁉️
コリャ弁護士雇わんといかんなぁ」

美里「弁護士なんて、、、いや、、、」

圭吾「もう、どうしようもないなぁ、
じゃあひとつ提案がある」

美里「うん❓、なになに」

栄子「、、、」

圭吾「美里の不倫期間が1年だから、
オレが栄子ちゃんと1年付き合って、
それでもまだ美里がオレの事が好きだったら、考え直しても良いよ、、、
って言うのはどう❓」

美里、栄子「えーーーーッ⁉️」

圭吾「離婚するって決めてんだから、
それを覆して再構築するならその前提にフィフティフィフティにしたいだけだよ、まぁ勿論栄子がそんなんイヤーーーッって言うだろうけど」

美里「、、、」

栄子「、、、、、、、、、いいよ」

美里「ダメよーーーッ、そんなの」

圭吾「自分は散々不倫しておいて、オレがするのはダメなのか❓、勝手のいい話だなぁそりゃ、、、
てか、マジでいいの❓栄子、、、」

栄子「私は構わないはよ、それで2人が元に戻れるなら、協力するは」

美里「えー、そんなぁ💦」

栄子が小声で美里に耳打ちをした

(私がアレすると思う❓)

美里「う〜ん、、、心配だけど、、、
じゃあやってみる、、、一年だよ‼️、
ねっ、一年‼️」

圭吾「分かった、それじゃあ決まりだ
斗真の方は弁護士雇って慰謝料請求するからもう放っておいて良いよ」

美里「うん、ありがとう😭、でも心配だなぁ〜💦💦💦」

そんなこんなで圭吾は栄子とお付き合いする事になった、、、美里の公認のもとで


つづく

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