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そんなはずじゃあ 7

美里は圭吾がとうとう栄子と身体の関係を持った事を確信した。

部屋に篭った

そして、泣いた、泣いた、泣き晴らした

もう涙も枯れて、腫れてむくれた顔で天井を見上げている、、、そうなんだ、、、

私がした事、、、こう言うことなんだ、

自分が浮気したことで、圭吾がどんな苦しみを味わったか、理解出来た。

心が潰れてゆく、、、
ああ、もうグシャグシャだっ、、、

ここで初めて、美里は自分のした事の罪深さを知る

ボロボロになってしまった心

心の殺人、、、正に心が死んだ、、、

それがピッタリハマる状態

美里は思った

自分はもう、圭吾のそばに居ちゃいけない人間なのだと、、、

今回の浮気だけじゃない、

圭吾と付き合う前も、付き合ってからも
結婚してからも、、、美里は浮気を繰り返していた。

どれだけ圭吾を裏切って来たか、、、

謝ったところで許されるものではない事が、美里自身が認識出来たのである

美里は決意した

身を引こう、、、と

そして、離婚届を準備して、自分の署名捺印をして、手紙✉️を添えて家を出た

とりあえず必要な物と貴重品を持って、


昼頃に圭吾が自室から出てきて、美里が居ない事に気付いた。

テーブルの上には離婚届と手紙✉️

圭吾が手紙を読むと、圭吾と栄子の身体の関係が始まったこと、死ぬほど辛かったが、反面自分が今までして来た事の罪の重さを思い知ったこと、
自分は身を引くから栄子と幸せになって欲しいと、、、そんな事が書かれていた

圭吾は直ぐに栄子に連絡した

圭吾「栄子‼️、美里が離婚届を置いて出て行った‼️」

栄子「ええっ⁉️ち、ちょっと、それホント⁉️、、、やばいなぁ、大丈夫かなぁ
直ぐに行くから」と電話を切った

栄子が家に来て、美里の手紙を読んだ

栄子「やっと分かったみたいだね、、」

圭吾「ああ、オレは君とした事、何も言ってないんだけど、雰囲気とかそぶりとか匂いなんかで分かるんだろなぁ」

栄子「そうね、女はその辺敏感だから直ぐに分かるのよ、それにあの子の浮気は今回だけじゃないからねー」

圭吾「ああ、美里の女友達との会話を聞いちゃった事があってさ、以前からしてるっぽい話ししてたから、、、何となく知ってるよ」

栄子「何度も止めなきゃダメって言ったんだけどね、やっぱ分かんないんだろうね、、、私も圭吾への想いがあったから、美里の浮気はずっと気にしてたのよ、、、」

圭吾「ええっ⁉️みんな知ってるんかい❓」

栄子「うん、ほぼ全部わかってる、、、でも幸せになって欲しかったから圭吾には言えなかった、、、言わなきゃそのうち幸せになれるだろうって、、、浮気性って、そんな甘いものじゃないのねー」

圭吾「そうだな、、、」

栄子「これ、どうするの❓、、、離婚届」

圭吾「ああ、出すよ、、、アイツは再構築を考えてたみたいだけど、浮気性の話し聞かされたから、なかなかその気にはなれなくてさ、、、だから栄子とお付き合いなんて条件出したんだけど、それが本当のものになっていって、、、」

栄子「私が受け入れるなんて、思わなかった❓」

圭吾「ああ、笑い飛ばされるって思ってたよwww」

栄子「だよねー、でも本当は相思相愛
美里には悪いけど、私は本気よ、、、
ダメかなぁ❓」

圭吾「いや、ダメじゃない、、、オレもマジ本気だよ」

栄子「でも、圭吾が条件出した時、私、あの子に耳打ちして、"やるわけないじゃん"みたいなこと言っちゃったから、一度は会って謝らなきゃ、美里に」

圭吾「そうだったの❓、、、じゃあ美里を探して3人で話そう、どう❓オレも離婚のことやら話さなきゃならんし」

そう言って圭吾は美里を探した。

電話は出ない、LINEは既読無視、中々難航したが、美里の部屋のメモの中から女友達の連絡先をゲット

女友達に連絡を取ったら、やはり来ていると言う、、、

事情を説明して、女友達にも協力してもらって、何とかアポを取った。

激動の土日はあっという間に過ぎて行った、、、


・・・つづく・・・




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