うさ山

仮想世界やVR、ネトゲでのコミュニケーションについて考えています。意識低い系

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最近の記事

ジャイアン・リサイタルを開きたい!③ 技術編(完結)

前回のエントリが8月末だったので、あれから3か月弱経ちました。結論からいくとジャイアンリサイタルは決行されましたので今回は技術編として、そこに至る経緯と使われた技術についてまとめておきたいと思います。 実は前回のエントリを書いた時点でイベントを開くための準備は基本的に全て整っていました。ワールドはきちんと機能する状態で完成しておりDJをしてVRChat内に配信することができていました。そもそも6月には基本的なギミックは全てできていたのです。ただその出来にあまり満足できていな

    • ジャイアン・リサイタルを開きたい!②会場を作るまで

      承認欲求のためだけにVRの世界でジャイアン・リサイタルを開くことを決意したうさ山。そこに至る経緯については拙文『ジャイアン・リサイタルを開きたい!①』をご覧いただけるとありがたく存じます。今回はその後のお話となります。 まずは会場を作らねばならない リサイタルを開くのであればまず必要なのは会場です! VRChatでVRDJとして活動していこうとすると、普通であれば ・そういう系のイベントやVRクラブへ行く ・そこでなんかそういう方面に関心のある知り合いがたくさんできる ・

      • ジャイアン・リサイタルを開きたい!①

        「きっと何者にもなれないお前たちに告げる」 突然ですがジャイアンってすごいですよね。 承認欲求のためのリサイタルに恫喝で出席を強要してくるのは犯罪ですが(しかもカンパという名目で金品を巻き上げてる)自分オン・ステージを自ら企画して自力で会場設営してワンマンで運営実行するのはなかなか大変な行動力だと思います。素直にすごい。 さて、悲しいことに大抵の人は自分のなりたかったはずの何かになることができません。私もそうでした。仮に運良く自分の進みたかった道へ進めたとしても「こんなはず

        • 極私的VRChatフルトラ考

          最初に 2023年現在のVRChatにおいて、購入できるフルボディトラッキング(以下フルトラ)機器とそれに関しての私的な考証をまとめました。ド文系なので装置そのものやそこで使われるテクノロジーについては一切わかりません。なのでネットでの情報をベースにした主観溢れる極めて緩いまとめなのでそこはご勘弁を。たぶん何の参考にもなりませんすいません。 GHOSTCLUBとの出会い 中の人が動いた通りにアバターが動く。一昔前であれば光学式のモーションキャプチャー装置は数百万、数千万とい

        ジャイアン・リサイタルを開きたい!③ 技術編(完結)

          メタバース最後の日

          昨今良く取り上げられる「メタバース」という言葉。これを苦々しく思っているのは私が元祖メタバース(とも言われる)「セカンドライフ」(以下SL)の住民だったからかもしれません。 世間的にはダメダメですぐに廃れたレガシーでチープな仮想世界ということになっているSLですが、内部にいた者からすると「それはちょっと違うんじゃないかな?」と思わなくもないのです。 実は今の仮想世界の実態と比較しても優れている部分はいろいろあります。 ・自分が作った3DCG的な成果物を低コストで他者と体験と

          メタバース最後の日

          世界の中心でGrusちゃんへの愛を叫ぶ

          アバターの乱れは心の乱れ。 かつての私の他のメタバースでの名言です。(迷言?) アバターのセンスやフォルムがおかしいやつは、なぜか大抵言動もおかしいことが多いという経験則からの言葉。そうなんです、思っている以上にアバターって大事なんですよ。しかもVRだと実際アバター着てるみたいな状態ですからね。もう推して知るべしですよね。 2018年の1月にVRChatのアカウントを作ってデスクトップで細々と見て回り、2020年春に初代Oculus Quest購入。非社交的でめんどくさがり

          世界の中心でGrusちゃんへの愛を叫ぶ

          OMORIについて知っている2、3の事柄

          まず最初に。そして未プレイの方は読まないほうがいいかも コンテンツは人と共有できるけど、基本的に個的な体験であり主観の範疇だ。だから評論めいたものやあらすじなどをここに記す必要はないし、ゲームへの客観的な世間の評価は関係ない。大切なのは私がそのゲームが好きかどうかということだけだ。ただこのゲームは私の心をかき乱すのでうまいことが言えない。なので思いついたことだけメモしとく。適宜編集を加えると思うし、いずれ消すかもしれない。OMORIがどういうゲームかについては他の人がいろい

          OMORIについて知っている2、3の事柄

          うさ山ネトゲ小説「夏が来れば彼女は」

          これは、かつてあったPSUという伝説の大崩壊ネトゲのβテストで知り合って仲良くなったお友だち、ゾンビ色の肌の三つ編みアンドロイドのエミリーちゃんをモチーフに、個人的な思い出として2010年頃書かれたものです。 彼女(彼?)は私がネトゲや仮想世界で出会った人の中でも3本の指に入る面白キャラで、カルトなゲームと世界中の下らない映画を偏愛する物好きでした。(当時ヤフオクで「ミラクル・カンフー阿修羅」の海賊版DVDを買って喜んでいたことから察して下さい)サブカル方面に博識なエミリーち

          うさ山ネトゲ小説「夏が来れば彼女は」

          シルバニアファミリーのひつじの赤ちゃんに出会ってしまった話

          シルバニアファミリーは前からもちろん可愛いと思ってはいた。「シルバニア・森のキッチン」にはなぜか3回くらい行ったこともあったけど、ごはんを食べてるとたまに登場するショコラうさぎちゃんの着ぐるみはちょっと巨大すぎるなとは感じていた。あくまで一般人の視点での普通の感想だ。シルバニアの赤ちゃんを持ち歩いている人がいるという話もネットで耳にしたことがある。そのころはまだ「気持ちはわかるけど相当だな」程度にしか思っていなかったのだ。 ある週末の昼下がり。くるみリスの赤ちゃんとショコラ

          シルバニアファミリーのひつじの赤ちゃんに出会ってしまった話