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BARでの過ごし方大全 #1 お金に関する疑問〜チャージって何ですか?

テーブルチャージ1000円。サービス料10%。

BARの入口やメニューなんかでよくみる表記ですが、正直「なんだかよくわからない」ってことはありませんか?

そこで今回は「BARに関するお金の疑問」についてお話ししていきます。

​1・そもそもチャージって?

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大体飲み物1杯分の値段(500円〜2000円とか)がかかるチャージ。このチャージというものは、実は日本独自の文化です。

一説によると居酒屋さんが「食事ができるまでの間、飲み物だけじゃ申し訳ない。簡単なつまみを出して飲みながら待っててもらおう」というところから、いわゆる「お通し」という文化が生まれ、いつしかその「お通し」にお金がかかるようになったと言われています。

もう一説は単純に店側がより利益を得るために「この席を使用する料金はこれくらいね」って感じで、「テーブルチャージ」という名目のもと、料金を頂くという文化が定着しました。

この2つの説が一緒になり、現在の文化になっていきました。

海外では「チップ」の文化があるので、日本独自のこの文化は「頼んでもいないものが出てきた上で、お金を取られるなんて!」なんて言われていた時期が長かったですが、昨今はこの日本独自の文化も海外の方々に浸透してきたようで、あんまり揉めることは無くなってきています。

店舗側からすると、チャージの大小でお客様を選別している場合もあります。一概には言えませんが、チャージが高いお店はオーセンティックなしっかりとしたBAR。チャージが安め、もしくはないお店は、カジュアルなお店な傾向が強いでしょう。

正直できれば「1杯の値段と同じ料金なんて払いたくない!」っていうのが普通の感覚ですが、その料金を払うだけの価値がある可能性も大きいので、1度飛び込んでみるのも良いかもしれません。それでもし合わなかったら、いっぱいだけ飲んですぐにお店を後にしましよう。

2・サービス料って?

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サービス料とは「こんな感じでもてなしますんで、これだけの料金頂きますね」って感じの料金です。

つまりは「値段がつけにくいものなので、食べたり飲んだりした料金の数%頂きます」という風に解釈できるかと思います。

なかなか価値が難しいものなので、あんまり高いと「なんか損した気分」になりますが、だからこそ気持ちの良いサービスをしてもらえたときには逆に「こんなによくしてもらって、こんなに美味しいお酒も飲めたのに、この値段でいいの!?」ってなる可能性が大いにあります。

3・そもそも値段って聞いてもいいの?

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これに関してはぜひ聞いてください!

というのも、お店によっては雰囲気の演出などの理由により、メニューがなかったり、ボトルのどこかに値段を記載していない場合があります。

目の前にあるボトルがとんでもない値段だったり(1杯1万円超えだったり!)といことが普通にあります。

お店側としても無駄ないざこざを避けるために、もちろん説明するのが前提ではありますが、説明する価格帯が曖昧で「2000円とか3000円くらいなら言わなくても良いかな?」なんてことを考えていたりもします。

もちろんお客様の状況を判断してのことではありますが、例えば「女性を連れっていらっしゃっていたらなるべく言わない」なんてルールがあるお店もあります。

ですので気になる場合は、全く気にせず「1杯いくらですか?」と聞いてください。それによってサービスが変わるようなことはありませんし、変わるようなお店ならその程度です。

また全体の会計が気になる場合も同様に「今、会計ってどのくらいになってますか?」なんていう風に聞いてください。何なら最初に訪れた際に予算を伝えるのも良いでしょう。

しっかりしたお店ならその予算から「何杯くらい飲みたいか?」などという会話が始まり、そこから関係性が生まれる場合が多々あります。

以上となります。なかなかわかりにくいBARのお金に関する疑問について書いてみました。結論としては”何でも聞きましょう!”ってことですね。

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