はじめに

気がつけば久ぶりの投稿。

今回は先週末の話をブログ的に感じで共有したいと思います。
2000年から、フィリピンにある児童擁護施設を支援している団体Parasaiyo ＜https://parasaiyo.net/＞ に所属してから、あっという間に15年（もしかしたら16年かもしれませんが、笑）が経ちました。

パラサイヨとの15年間

パラサイヨは子供たちへの精神的な支援と金銭的な援助を中心に、日本国内でイベントを企画し運営し、必要経費を除いた全額を寄付として提供してきました。

2021年時点での寄付額は87,000,000円に達しています。

精神的な支援については、有志メンバーが毎年自費で子供たちを訪ねています。金曜日着で夜に支援先の代表とのMTG、土曜、日曜は施設を訪問し子供達と会うだけではなく勉強や蒼莱に繋がるようなコンテンツを準備して楽しみ月曜日に帰国する弾丸ツアーが例年のスケジュールです。

コロナ下の困難と再会

が、2019年8月を最後にコロナの影響で行くことができなくなってしまいました。
しかし、今年、4年ぶりにようやく彼らに会いに行くことができました。
団体としての訪問は年に1回のペースでしたが、私個人としては毎年数回、そして2012年からは年末年始を彼らと過ごすことしていましたし、2019年にはフィリピンに引っ越したほど子供達は近い存在でした。
子供達が近い存在だったからこそ、再会の喜びはひとしおでした。
特に男の子たちは背が伸びていて、その成長を見ることで行けていなかった期間の長さを実感しました。

ある子供との絆

支援先の児童養護施設は孤児院ではなく、貧困を理由に預けられている子供が多いです。もちろん中には両親を亡くした子もいますが、身寄りがいるケースがほとんどです。
子供たちは普段、施設で生活していますが、年末年始は帰省します。
親や身寄りが迎えに来るのですが、迎えに来られた子供は喜びから見たことのない笑顔で迎え入れます。
家が遠かったり、片親でその親が出稼ぎで迎えに来られない子供たちはその様子をひたすら見ることになります。
また、帰省した子供たちは休み明けに家での出来事を施設に残った友達に共有します。残っている子供たちは、年末年始に特に変わったこともなく、戻ってきた子供たちからの話を聞くことが多いです。

その話をスタッフがしているのを聞いて、年末年始に訪問するようになったのが2012年ぐらいだと思います。

残っている子供は大体１０人から１５人。毎年、彼らを連れてデパートに買い物に行ったり、外食したり2019年はみんなで遊園地に行ったりしました。

その仲良くなった子供は親の顔も知らず、身寄りもいないその施設では本当にレアなケースでした。

年末年始訪問するようになって帰省できない子供は毎年変わりますが、その子は身寄りもいないので毎年施設に残っています。自然と仲良くなり、後半は冗談ぽく僕を”お父さん”と日本語で呼んでいました。

小さかったかれも思春期になり問題行為のため、あわや施設を退所する可能性がありました。本来は団体間での連絡はOKで、個人間の連絡はNGですが、僕との関係性を知っている施設長のお願いで特別に連絡を取り合い、励ましたり叱ったりしたこともあります。

そんな彼が無事に就職することができました。
経緯は長くなるので割愛しますが、いろいろな事情があり、たくさんの人の応援のおかげで理解ある社長さんが彼を受け入れる言ってくれ、6月から良い環境で仕事をしています。
先月には施設を離れ、会社の寮に入っています。パラサイヨの訪問を伝えていたので、会いにきてくれたのだ無事に再開することができました。
いろいろと話をしている時に”職場を見にきて欲しい”と言っていたので、今回はスケジュール的に難しいので年末年始に行くことを約束していましたが、、、。
施設の代表が先方とやりとりをしてくれて、今回職場をサプライズで訪問する機会ができました。

今回彼を受け入れた社長さんにもお会いすることができ、オフィスで働いている様子を見れて感無量でした。

今は自分のスキルが足りないと自覚し、学校に通いながら働いています。それを承認してくださった社長さんや同僚の方がに本当に感謝ですし、自分がいかに恵まれているかを理解して頑張っている彼の成長に誇らしくもあり、本当に嬉しかったです。

年末年始彼は帰省先がないので、施設に戻ってくると思うのでそのときに改めて褒めちぎろうと思っています。

そして、彼に負けないように自分も頑張ろうと改めて思いました。営業が苦手〜とか言ってる場合ではなく、頑張ってクライアントを増やし年末訪問時に外食の回数を増やしたり、遊園地に行ったりできるよう頑張って稼がなければ。笑

最後に

最後に、僕が所属しているパラサイヨのイベントの宣伝です。https://www.facebook.com/events/651390466716895?ref=newsfeed 興味がある方は是非参加ください。