積極的にラテンのリズムを取り入れた昭和の歌謡曲


昭和30年代〜40年代の歌謡曲は、ラテンのリズムが取り入れられることが多く、まだロックが台頭する前なので、ジャズやラテンを学んだ作曲家やミュージシャンにとっては自然な流れだったのでしょう。

ラテンといってもルンバ、サルサ、カリプソ、サンバ、ボサノバなどいろんなリズムパターンがあるのですが、ムード歌謡コーラスグループと呼ばれたマヒナ・スターズやロス・ プリモスの演奏は、ラテンのリズムをうまく取り入れて、楽曲にマッチしていましたね。

今回取り上げたのは、「鶴岡雅義と東京ロマンチカ」の1967年の大ヒット曲、「小樽のひとよ」ですが、バンマスの鶴岡雅義さんのレキントギターが光ります。
イントロのメロディーも印象的だし、歌の隙間を縫うように攻めるオブリガードも素敵です。

作曲編曲共に鶴岡雅義さんが手がけていますが、当時のミュージシャンは演奏もさることながら、音楽理論もしっかり学んでいたことを伺わせますね。





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