アーティストはイメージを作る必要なし


昔はアーティストのイメージをどうやって作るか、というのがスタッフの仕事だったのですが、今の時代はそんなことしたって、本人がSNSで発信していればそのイメージなんて保てるわけがありません。
キャラをいくらクールに作り上げたって、ワンルームマンションでカップラーメンを食べながら、ピースしてる写真をアップしたら終わっちゃいますからね(笑)

やっぱりリアルじゃないとダメなんですよね。
昔は、あるイメージを作り上げてその世界観に憧れを持ってもらうという手法でしたが、もうそれは通じませんね。

今だに「イメージが〜」とか言ってる輩も多いですが、世の中の価値観が変わってしまったことに気づけないのか、他のやり方を経験してないのでそれしかできないのかどちらかですね。


イメージなんて相手が勝手に作り上げていくものであって、こちらがこういうイメージで捉えてくださいなんてものではないんです。
それぞれが勝手にイメージを作り上げてくれて、そしてそこに価値を見出してくれるかどうかです。

カッコイイから好き!とか、ブログに書いていることに共感できるとか、歌にの上手さにやられたとか、ともかく曲がいい!とかね。
どんな切り口でもいいからその人が魅力を感じてくれればいいんです。
一つだけ言えるのは、その人の音楽だけ切り取ってずっとファンでいてくれるというのは、昔は成立しましたが、これからは難しいでしょうね。


だから自分の中にあるものをどんどん外に出していきましょう。
自撮りでカッコイイ写真を撮ってアップするもよし、笑える動画をツイートをするもよし、ブログで人生について語るもよし。

何がきっかけであれ、あなたのファンになってくれた人は、あなたが提供するものを欲しがります。
CDやグッズを手にしたくなるんです。
音楽のアーティストである以前に、「個」の人間として魅力を感じてもらえなければ、ファンにはなってもらえないということですね。

これは音楽だけではないですが、作られたイメージによって(情報を操作して)物を売るという今までのやり方が通用しなくなったということなんです。
いくら広告で美しくカッコよく見せても、現物を手に取ればバレますね。
今まではそういうもんだと思わされてきましたが、それももう過去のやり方であり、過去の価値観です。

自分の個性やキャラを打ち出していきたいなら、どんどん発信していくことです。
なぜなら作らなくても、もともと自分の中に光るような個性やキャラはあるのですから。



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