ちょっと発想を変えてみる


日本人は何かと何かを組み合わせたり、元々あったものにアレンジを加える能力があります。
食で言うと古くはパンの中にアンコを入れるというのもそうですし、カレーライスはどこの家庭でも食べますが、インドの本格的なカレーとはかけ離れた食べ物になっていますね。
日本人の口に合うようにアレンジされてるのです。
スパゲティーにたらこを混ぜるという発想も同じで、今では当たり前ですが、当時は和風スパゲッティが誕生したという印象で、一気に広がっていきました。

食でも音楽でも全く新しいものというのはなかなか無くて、素材の組み合わせの妙ということだと思うんですね。
それを発見できるかどうか。
それがアンテナを張るということでもあるのですが、これはこういうものだからとただ受け入れているとなかなか発想には恵まれません。

楽器の編成もそうですね。
ポップスではギターやベース、ピアノ、ドラム、キーボードが基本となっていますが、差別化するためにちょっと変わったというか、違う楽器で代用するというのも面白いものです。
ライブハウスで働いている頃に、毎日違うジャンルで違う人が歌うのに、楽器の編成がほとんど同じであることが不思議でした。
たまに珍しい編成の出演者がいると、それだけでワクワクしましたね。
アコギ4本とボーカルとか、ベースとパーカッションとヴォーカルとコーラスという編成だと、音が出る前から期待が高まりますよね?

常にこれとこれを組み合わせたら面白いんじゃないか?とかこれとこれを足したらどういうふうになるなかな?という発想で試していけば新しいものとの出会いがあります。
もちろん全然ダメじゃんてこともありますけど(笑)
でもその遊び心を失くしてしまうとパターンにハマってしまうことになります。
気がつくとセオリーどおりに組み立ててしまって、他との差別化ができてないというふうに。

だから時には今までのパターンとか常識を疑ってみるのもいいですね。
他にもやり方や組み合わせがあるんじゃないかと。
これを面倒だと思わずに楽しめたら大したもんです(笑)
今日はそういう視点で1日を楽しんでみましょう。

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