自分の言葉を持つことで歌詞に魂が入る


作品を作る上で「歌詞」も大変重要な要素ですが、歌詞というのもたくさん書いて自分なりに書き方を掴んでいかないと、ありきたりなあたりさわりのない歌詞になりがちです。
それは結果的に何が言いたいのかがわからないということになってしまうので、イメージをしっかり持って自分の言葉で書くことが求められます。

昨日のリーダーミーティングにゲストで参加されてた、ライブハウス池袋FIELDのオーナーの山石敬之さんもおっしゃってましたが、自分の故郷について歌うときに、なんで「山」とか「川」とか「谷」とかになってしまうのか。
山なら「高尾山」と書いてくれた方がイメージが湧くのだと。

確かにそうなんです。
聴く人にとってのイメージで聴いて欲しいからというのは実は妄想であって、限定した方がイメージというのは湧きやすいんです。

「あの時」とか「いつか」とか「どこかで」という言葉は使い勝手がいいのですが、多用するとホントに何を言ってるのかわからない歌詞になります。
それが「5年前の夏」なのか、「今年の冬」なのかでイメージが大きく変わるし、場所なら「渋谷」なのか「横浜」なのか、道路なら「青山通り」なのか「御堂筋」なのかでストーリーが変わってきます。
登場人物も、自分の中で設定を明確にするといいでしょう。
たとえば恋愛ものなら彼氏は何歳で社会人なのか学生なのか、彼女も同じくOLなのか年上か年下かみたいな設定をね。
その設定は具体的に歌詞に書かなくても、書く時にイメージがしやすいというか、それによって言葉のチョイスが変わってきますからね。

そうやって作品を書きためていくと、自分しか使わない言葉や言い回しが出てきます。
これが「自分の言葉」と言われるような個性になってくるんです。
他人に「この使い方でいいのか?」とか「これは表現としてはおかしいのでは?」と言われても不安にならないことです。
いいんですよ自分流で。

言葉なんて時代とともに変わっていくものだし、現在の話し言葉でも言語学者から言えばおかしいものはたくさんあります。
昭和の初めとか江戸時代は今とは違う話し言葉でしたが、その頃の話し方に戻したほうがいいなんて誰も考えないし、それは意味のないことです。
変わっていっていいんです、言葉というのは。
自由に言葉遊びをしながら、自分の作品を味のある個性的なものにしていってください。



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