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第59号『ドラゴンボールZ カカロットの話をしよう』

59号だし悟空だし語呂もちょうど良いので今日はこの話をしましょうか

「界王様並のギャグセンスだな」と思ったそこのあなた。少しだけドラゴンボール話でも読んでいきませんか?

さて自他共に認める少年ジャンプ好きで、人生の教本は『週刊少年ジャンプ』だと言ってはばからない『週刊少年シチュー』ですが、とりわけこの『ドラゴンボール』という作品の影響がデカいです。

この秀逸なCMの分かりみが深すぎる。登場するサラリーマン達は間違いなく俺です。「~僕らはみんな、孫悟空だ~」のキャッチコピー考えた人に賞を送りたい。

「あの頃は・・・」なんて言ってますが、こちとら今でも現在進行形で思ってるよ!

かめはめ波撃ちたいし、超サイヤ人になりたい。あと瞬間移動とかやってみたい。

周りに人がいないことを確認してかめはめ波の練習したり、フュージョンの練習したり、両手をかざして元気玉の元気を集める練習とか。無駄に身体に重り付けたりしませんでしたか?本気を出す時だけ外す的なやつ

そこ、黒歴史とか言うんじゃあない!

ドラゴンボール好きは誰もが通る道なんだから、多分。

そんな自分という人間の骨子を作ってくれた作品の話なので、本気で語り出すと日が昇るのでここは抑え目に書きます(天下一武道会で超サイヤ人は禁止のノリ)

その作品がまたゲーム化されました。過去にも数多くのドラゴンボールのコンシューマゲーム発売されてます。

『ドラゴンボールZ カカロット』の本編ストーリーはサイヤ人襲来から魔人ブウまでなので(DLCを除く)未プレイで様子見の人は「なんだよ、リメイクの焼き直しかよ!」と過去にDZのコンシューマゲームで遊んでる人ほどそう思うかもしれません。自分も最初はそう思ってました、本編クリアした今、その判断は早計だったといわざるを得ません。なのでカカロットのお薦めポイントを幾つか紹介します

DZカカロットのココがお薦め其の一

◆ドラゴンボールにおける戦闘表現の再現度の高さ

ゲームとしてのドラゴンボールを成立させようとすると実は凄く難しいんです、戦闘面が特に。ドラゴンボールZ(以下DZ)を格闘ゲームとして作った場合、原作の動きを再現すればするほど格闘ゲームとしてはバランス崩壊してしまうから。かと言ってバランス調整すれば今度はドラゴンボールの戦闘感が薄れる矛盾が生まれます。DZをゲーム化するにあたり多くのメーカーが頭を抱えた問題点。そこを巧く作ってある点を評価したいです。

DZカカロットは私的な意見で述べるなら「格闘型シューティング」だと思いました。(難易度はレベル上げで調整可)

これによりドラゴンボール戦闘における真骨頂、空中を含めた立体戦闘が可能に。これにより限りなく原作再現しても大丈夫な点が大きいなと。操作性も難しくなく、それでいて戦闘がよりドラゴンボールっぽい演出で戦えてテンションが上がる仕様です。メテオスマッシュとかぶっ飛ばしてかめはめ波で追撃とか気持ち良い!

ただし前述したようにシューティング要素もあるので一方的に攻めきれない、相手の強攻撃(特殊攻撃)に対し回避や防御に徹する場面もあります、これを読み誤ると深手を負います。対複数戦だと致命傷になることも。慣れてくるとカウンター狙えたりもしますが欲をかくと大ダメージ負ったりします。

例えばセルジュニア戦。太陽拳の目くらましからの三方向から同時かめはめ波ってなんだよ!低レベルで挑むとあっという間に体力ゲージ1本なくなるぞ!これ対人戦だと友達無くす戦い方だろw久々にゲームプレイしながら「クッソ!そんな初見殺しありかよ!」「その当たり判定強い技ぶっぱ繰り返すのヤメロ!」とか叫んでしまった。「太陽拳」と「飴になっちゃえ」が超厄介。回復アイテム使えばもう少し楽なんだろうけどセットし忘れてノー回復の罠

RPG要素もあるため、レベルが相手より5~10以上低いと上記技に苦しみます。逆にレベルを上げて物理で殴れば立場逆転、ダメージを全く受けないのでナメプできます。これが「私の戦闘力は53万です」プレイか

DZカカロットのココがお薦め其の二

◆2.5次元とも呼べる神作画

これは開発元がサイバーコネクトツーだからと言わざるを得ない。

「NARUTO-ナルト- ナルティメットストーム」シリーズの初期の頃から培ってきた”2次元を違和感無く3次元化させる技術”がとにかく秀逸。

やや食傷気味だった『ドラゴンボール』のコンシューマゲームを買う決め手がCC2が開発元だからという理由が大きい。社長をはじめとするスタッフが『週刊少年ジャンプ』大好き集団だぜ?否応なしに期待してしまう。というかジャンプ版権物は全部ここにお願いしたいくらい。

あと殺陣シーンのカメラアングルとアクションとエフェクトの力の入れようが変態レベル(褒めてます)だから!

カリン塔から神様の神殿まで如意棒刺さってて再現度に笑う

ピッコロさんが庇うシーンは歴代DZコンシューマゲームの中で群を抜いてた。

べジータの心情の変化をあそこまで細やかに表情に描けるのは流石

魔人ブウvsベジット戦の力の入れようは笑うしかない!

DZカカロットのココがお薦め其の三

◆DZ世界の地理や建物内の構図が分かって楽しい

ドラゴンボールの世界地図は見たことあっても建物内の構図って分からない所多かったので資料としても楽しい。悟空家からオレンジハイスクールまでの通学路が分かったり新しい発見が多かった。

◆物語の空白期間(ミッシングリンク)の穴埋めが巧い

人造人間が来る3年先までの期間や、セルゲーム後から魔人ブウ編までの7年間の間にエピソード入れてくれたり、他のDZコンシューマゲーならダイジェストでやる部分にあえてゲーム的なイベント入れて補足説明入ってるのは嬉しい。人造人間16号がDrゲロの息子模して造られた設定すっかり忘れてた。あれ公式だったのか

◆台詞が原作再現なのが嬉しい

コミックの台詞はアニメだと改変される事多いんですが忠実に再現してくれて嬉しかった台詞がこちら

「勝てんぜ、お前は!」

界王神界から戻ってきた悟飯が魔人ブウを圧倒して放った台詞

これ他のコンシューマだと「勝てないな、お前は・・・」とかになってたりするんですが、あえて原作の「勝てんぜ」と倒置法で言ってくれたのが嬉しい。やっぱり甘さの消えた悟飯には原作版で言ってほしかったのでこの辺を理解(わか)ってくれるCC2流石だなGJと思ってしまう。

まとめ

サイヤ人襲来から魔人ブウだとあっという間じゃないか?と思ったけれど本編やサブイベントでも満足できるボリューム。最初全くダイジェストでやらないので滅茶苦茶時間掛かるのでは?と思ったけれど巧くシナリオ繋げたり天下一武道界の不必要な子供の部、大人の部を省いたりして違和感無く纏められてた。フリーザ編でカルゴの存在が消えてたのは悪人に幼子が殺されるのは世界でDZを売るにはNGなんだろうなとか色々考えてたり、でもキュイの汚ぇ花火はOKなのか?wとか考えたりしてました。

ラストバトルで「頑張れカカロット、お前がナンバーワンだ」と言えたべジータの成長と哀愁よ。サブタイトルのカカロットなので、ここで締めるのが一番綺麗な終わり方なのかなと。

クリアして改めてドラゴンボール好きを再確認出来た良作でした。

悟空が「サンキュー!ドラゴンボール」と言ったように、「サンキュー!バンダイナムコ、サイバーコネクトツー、そしてドラゴンボールが好きなみんな」と言いたい気分です。


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