見習いチェンソーマン

今日もチェンソーで木を切ってみた。
僕の仕事はチェンソーマン。
なんて事はない、チェンソーを使って木を切る人の事である。
しかし、この仕事 常にドラマがある。笑
今日は何と40代のチェンソーマン見習いと仕事である。
今までのキャリアを捨て、このチェンソーマンという仕事に憧れ林業の会社にやって来た。
暑い、寒い,きつい、危険。
何でもありのこの仕事。
よく選んだと心から思ってしまう。笑
しかし、決断の時 彼の奥さんは、、、、
いや こんな話しは辞めておこう😆

早速,伐倒開始。
ナラという木を切っているのだが
ナラは硬い。
この前までは赤松だった。
チェンソーに伝わる感覚は材木により異なるのだ。
またチェンソーの刃の消耗具合も全く違う。
色々、書きたい事もあるのだが、
新人の彼が、またやらかす。
彼の腕では伐倒はまだ早い。
僕の伐倒した木の枝払いをしてくれようと頑張るのだが、、、
チェンソーが挟まる。
何度目だろうか?
まだ未熟者ゆえ
仕方ないと言えば仕方ないのだが、、。
彼は僕や林業機械の重機オペレーターの手を停めてしまっている事に焦っている。
「また、やってしまった〜!」
僕はそんな彼を見て、頑張れと心の中で励ます。
しかし、オペレーターは呆れ顔だ。
林業もリズムが大事なのだ。
常に動きを妨げられてしまっているオペレーター彼のお陰で少しお疲れだ!笑
でも、こんな事でへこたれる彼ではない。
何故なら、この仕事を始める時
彼は奥様との激しい対決に勝利し、
今、ここに居るのだから‼️

僕の伐倒した木の枝を落とす見習いチェンソーマン

後姿は見習いチェンソーマンとはいえ、
様になっている。
まあ,誰でもオレンジ色のチェンソー防護服をまとうとプロっぽく見えてしまう。
オレンジ色には魔力があるのだろうか?
実際の話し、危険作業ゆえにいち早く自身を認識させる為であるが、林業服はド派手である。笑
以前、同僚との現場で山と山を挟んでの仕事だったが2キロ近く離れていても仲間の存在を目視出来たのである。
緑色の山の中でオレンジ色と言うのは発見されやすい。
しかし、トイレは困る。見つけられてほしくはないものだ。
特に大きな方はしゃがんでいる姿が、、、、


見習いチェンソーマンの彼が会社から支給された防護服に初めて袖を通した時、
「これだ。これだ。かっこいい!
これで僕も憧れのチェンソーマンだ〜!」と
嬉しそうに言っていたのを思い出す。
が、その腕では
まだチェンソーマンにはなれそうにない。笑

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