Pokke

元気な大学生です。 エッセイやら短歌やらを溜めていきます。

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最近の記事

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(日記)再生活

復学した。大学に1年ぶりに足を踏み入れている。本当に1回も行かなかったのでまだまだ順応中の気持ちでいる。新生活、とまでは言わないけれど、区切りであることは確かなので「再生活」くらいかな。 平日フル出社から1日だけの出社になり、会社の人から「Pokke成分が足りない……」と言われている。通学路にある見慣れた建物が急に取り壊されたみたいな気分なのかな。それだったらそのうち忘れるけど、建物が週1で生えてくるなら微妙に忘れられないか。 授業を1年ぶりに受けている。105分ずっと座

    • (落書き)0505

      こじ開けた貝のなかからあふれ出すいつかの背中の彩度が低い * 海辺に腰を下ろして、湿って冷たい砂の感触がじわりとコートを突き抜けてくるのを感じた。青くない海だ。クレヨンの、最初に与えられる12色には存在しない、もっと大人になってはじめて、ずらりと並んだ画材屋の色鉛筆を目にするとき、くっきりと他の色からわかれてそこにあるんだと気づく色。青と灰のあいだの色。見渡してみれば街も自然もそういう色に溢れていると、大人になれば目が少し悪くなるはずなのに、そういうことだけにはやけに気が

      • (日記)カラッチョ💎

        「サク山チョコ次郎」というお菓子を、去年の年末の忘年会で知ってから溺愛している。キャラクターのデザインが施されたチョコレートに、ミルククリームが入っていて、台座にはビスケットがはまっている、美味しいスナック菓子だ。特筆すべきはその遊び心。ビスケットに書かれている文言が、こんな具合。 差し入れで配ると本当に盛り上がる。値段的にはリーズナブルなタイプではないがよく買ってしまう。 きょうは妹と、サク山チョコ次郎のいちごミルク味を食べた。食べながらふと、妹が「カラッチョ」とつぶや

        • (日記)広島旅行の記録・2日目

          ▽1日目の日記はこちら。 2日目。寝坊した。5時には起きていろんな作業をするつもりが、起きたら6時を回っていた……ベッドから出て顔を洗い、片付けをし、服を着替えて身だしなみを整える。1階のラウンジでパンとコーヒーが無料サービスになるらしいと聞いていたので取りにいった。パンは小さいものが3つセットになってラッピングされている。抹茶ホテルメロンパン、フランボワーズ食パン、名前はわすれたがレーズンのものを選んだ。部屋に持ち帰って仕事をはじめながら食べる。ふつうの菓子パンみたいな感

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        (日記)再生活

          (日記)広島旅行の記録・1日目

          広島にひとりで旅行にいった。思い立って2日前に宿や新幹線をおさえたのでかなりバタバタだった。ふつうにオフの日として休みをとっていたけれどしっかり休めるのは最後かもしれないと思ったし、そういえば春休みにどこにも旅に出ていないことに気がついて、前から行こうと思っていたいくつかの土地の中から広島を選んだ。 行きの電車から新幹線のなかでは『ぼくはうそをついた』を読んだ。広島原爆の記憶を扱った物語だが、主人公は現在を生きる小学生・リョウタだ。彼は親族に被爆者がいて、原爆を自分ごととし

          (日記)広島旅行の記録・1日目

          (日記)歌会、髭男、復学など

          最近の雑記です。 歌会にはじめて参加した。参加してよかった。自分の歌が、どんなふうに読まれ、受容されていくのか、それを5つもの別角度から目の前で実践してもらえるのはとても新鮮だった。思ってもみない語彙の選択に興味を持ってもらえたり、「その語はそっちの意味にとられるのか〜」など、気づきが盛りだくさん。 上記の歌を出したのだけれど、「虚空」という語彙が格好良い、この言葉を恥ずかしげなく言えるのは偉い、といった意見をもらった。それから、傘、空、に続いて「明ける」も連想っぽさがあ

          (日記)歌会、髭男、復学など

          好きな曲のメモ💎

          ちょうど1か月ほど前からSEVENTEENにハマりはじめ、朝から晩まで聴いています。 記録目的のnoteなのでわかりにくい部分もあると思いますが、ぜひ気になったものは聴いてみてください。 1曲だけ選ぶなら「Lilili Yabbay」をどうぞ。 Super すべての始まりはこれだった……そもそもタイアップでもないのに「孫悟空で曲作ろう!」となった経緯を知りたい。バチバチのダンスと世界観の仕上がりになっており、みんなそれぞれ大優勝している。ダンプラはよりダンスの凄さがわか

          好きな曲のメモ💎

          (日記)ディズニーの備忘録

          21歳にしてようやく夢の国の楽しみ方がわかってきた。 妹と一緒にディズニーランドに行った。乗って、食べて、乗って、乗って、食べた。 正直、さいきん初めてディズニーそのものを「楽しい」と思うようになった。これまでも楽しかったけれど、「友だちとの遠出」という価値がだいたい勝っていて、ディズニーランド/シーはどちらかといえば媒介物だった。唯一無二のスペシャル感という巨大なメリットと、どれに乗るか、お昼どうするか、みたいな駆け引きが生じる微細なデメリットをもつ選択肢。 今回はそ

          (日記)ディズニーの備忘録

          (日記)ヒーローの話 / 嫉妬の話

          きょうはお昼に親子丼を食べながら面白い話をした。 「Pokkeにとってのヒーローって誰?」と問われた。正直、難しかった。聞いてきたその人自身も、自分にとってのヒーローはぜんぜん思い当たらない、と言っていた。最初は「自分自身、ですかね」と答えた。ヒーローって救ってくれるイメージがあって、でも自分を救うのって自分しかないよなぁ、とちょっと抽象的に考えていた。 店を出てから、「小学校のときでいえば、図工の先生とかはヒーローだったかもしれない」と思い出して、その話をした。 図工

          (日記)ヒーローの話 / 嫉妬の話

          新年の抱負

          2023年はたくさんの人に、リアルでもSNSでもお世話になりました。これまでひとりで黙々と書いていたのとはガラッと世界が変わって、確実に豊かさが広がったと思います。 今年もよろしくお願いいたします。 頑張りたいことを書きます。 Must編健康に気をつけること。6hは寝て、何らかの運動をすること。 最低限の料理ができるようになること。 学生証・定期券・財布を1回も失くさないこと。 復学するので毎日きちんと講義に出て、学業・インターン・創作の3足の草鞋を頑張ること。

          新年の抱負

          (日記)最近の雑記

          なんやかんやあって、大きめの他社さんとのMTGにひとりで出向くことになった。きゅうに言われると心細くて心の中では「(泣)(泣)(泣)」みたいな感じだった。りっぱな大人と4対1……これでもまともに話せるんだ、という経験にはなった。 高校同期で忘年会をやった。 東北・関東・ヨーロッパをつないで半対面半オンライン。理系の3人はそれぞれ研究分野がきまってきた旨、文系の3人は全員休学中で働いたり留学したりしている旨を話す。 みんな「恋物語はいらないから、ただ家族がほしい……」とい

          (日記)最近の雑記

          (日記)B面カラオケに行きました

          B面カラオケ【びーめん-からおけ】 マイナーである、声質に合わない、歌詞が際どいなどの理由でふだんの(おもに社交を目的とした)カラオケでは歌わない楽曲のレパートリーを、ぞんぶんに披露するカラオケのこと。 対義語→忖度カラオケ 上司であり友だちである人とB面カラオケに行った。何度も一緒にカラオケに行っている人ではあるが、サシでの実施は初めてだったのでかなりワクワクする。 軽食がわりに大丸で買ったメルヘンのサンドイッチを持ち込んだ。こんな贅沢ってあるんだろうか? ラインナップ

          (日記)B面カラオケに行きました

          【日記】2日ぶんの雑記

          11/23(木) 勤労感謝の日だったからか、オフィスに人が少なかった。少ないメンバーでセブンの「シェアして食べるバウムクーヘン」をシェアして食べた。 音声コンテンツの収録があって、とても素敵な人としゃべった。思慮深くて、思索と言葉、感受性と言葉がしっかりフィットしているのを感じられる人だった。心地よかった。陽だまりのなかだと嬉しい、パンの焼ける匂いはおいしい、水の流れる音はきれい、みたいな、けっこう根源的な心地よさだった気がする。 家では勤労感謝パーティをした。スイーツ

          【日記】2日ぶんの雑記

          『光るかもね』の感想

          2度目の文フリは、前回にも増して箍が外れたように買い込んでしまった。 「挨拶するぞ!」と決めていた人にも挨拶することができた。翌日「文フリどうでした?」と聞かれて「ウルトラよかったです……」と言うくらいに時間そのものが濃密だった。 いま、素敵な本がたくさん手元にある。これから読むのだけれど、その過程で感じたことも少し書き残してみようかなと思う。「詠む」だけではなくて、「読む」ことの試行錯誤もしっかりやってみたい。 1冊目は、右脳水星短歌会さんの『光るかもね』。 いつもTw

          『光るかもね』の感想

          (日記)保育園同期と呑んだ

          保育園同期と呑みました。ひとりは1歳児から、ひとりは3歳児からの同期で、小学校・中学校も同じで、高校・大学はみんな別々だけどゆるりと半年に1度ほど会う。本当はもう2人くるはずだったのだけど、ドタキャンでいつもの3人になった。 開始は22時。わたしはインターン先から退勤して、ひとり(Sとする)はバイトを終えてからの開始だった。もうひとり(Rとする)はもうずっと遅刻癖のある子なので、気にせず先にお店に入った。お腹が空いているというので、鮭茶漬けとかサーモンユッケとかチーズオムレ

          (日記)保育園同期と呑んだ

          短歌まとめ3

          2023年7月〜9月の短歌をまとめました。 7月 真夏にも雪のつく名をもつ人に見つめられれば少しすずしい あなたからきみへ呼び名が変わるとき踏み外されてゆく春の橋 春巻きがばらばらになる内臓を崩されてゆく生き物たちの バス停をかぞえて故郷をはなれてくうす水色の春の数列 やさしさの化身のような風が来てきみの名前を思い出させる おそろいのブレスレットのカニカンがすこし錆びてるほうがいもうと 名も知らぬ曲で満たしてまっ青な夜、いもうとの瞳きらきら 妹よ、計算式を罵ってきみの

          短歌まとめ3