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Acoustic Revive レビュー No.2

(2017年6月に書いた記事の転載です)
2回目はケーブルです。Acoustic Reviveさんとは本当に長いおつきあいなので、家には色々なケーブルがあります。
まだ今のプラグができる前のプロトタイプの物やそれよりももっと前の物まで。
Acoustic Reviveのケーブルが他社と何が違うか…
一番簡単に言ったら銅の単線を使用している事です。
普通ケーブルは細い線を撚り合わせた撚り線を用いることが多いですね。
元々はPCOCC(Pure Cupper Ohno Continuous Casting Process)という日本語で言うと単結晶状高純度無酸素銅という長ったらしい名前ですが^^;
を用いていましたが、2013年に製造元である古河電工が製造中止してしまったのです。
他にもSAECやOYAIDE等もPCOCCを使用していたので、今後どうなるのかな~と思っていたのですがFCMという古河電工の関係会社がPC-Triple Cという線材を開発したのです。
実はこのPC-Triple Cのケーブルは今まで僕のスタジオには無かったので、今回のkey Rei jazz設立に合わせて大量に作って頂きました。
アナログケーブルとしては、XLR-XLR、XLR-TRS、Phone-Phone、デジタルケーブルは、AES-EBU、Coaxicial、BNC等ほぼすべての種類のケーブルがPC-Triple Cになりました。
使用した感じはもちろんPCOCCも十分過ぎるほど良い音なのですが、PC-Triple Cはよりナチュラルな感じがします。
特にVocalの録りに使用した時にその差が顕著に分かりました。
一般的にエンジニアさんはケーブルの選択をEQ代わりに使うことが多いと思います。
例えば音をカッチリさせたいからどこどこのメーカーのを使うとか、こんな音にしたいから銀線使うとか…。僕も前はそんな風に思っていたのですが、Acoustic Reviveのケーブルを使っていると、他のケーブルを使いたいとは全く思わなくなりました。なんか混ぜるのが嫌になって来るというか、むしろ全部Acoustic Reviveのケーブルにしたい!という感じになりました。Acoustic Reviveのホームページのトップに『何も引かない 加えない』とあります。
本当にその通りで何も引かれていないし加えてもいない、単純に良い音がします。
僕にとって一番信頼のおけるケーブルですね♪
次回に続きます~。

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