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「プラナリアの憂鬱」

前提の掛け違いには、閉口せざるを得ない

砂上の白線、"灯台" の共感、灰色と影への執着。

" 生まれ 初めの数秒 自由はそこまでと言うの? "
と歌った人がいた。
" 誰かの視線にも、自分の視線にも 唾を "
とも、その人は言った。

『ありあまる富』、『今夜はから騒ぎ』、『Friend Ship』を聴く。

いつも言葉は 嘘を孕んでいる。
終わりゆく時代へ 投げキス、毎度あり型通り。
わからないまま/離れゆく場所で 笑い合う様。

”この雨は続く” のだ、白線の上をゆく限りは。
「君は若くていいね」なんて、
水泡を喰わせられたり 吹かせたりしながら。

そうやって、この社会は 欲望を淘汰し
屹度 人々のかたちをキレイに整えてゆく。

羊文学の『OOPARTS』 最後のブレイクが好き。

ー筆おきー

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