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【中国】成長率6%はありえない

少し前に、中国の成長率が6%に減速したというニュースが出ました。そもそも6%成長したら全然景気は悪くないと思いますが中国企業の業績を見るとそんな雰囲気は感じられません。さすがに嘘をつき過ぎると世の大勢もこのおかしさに気づいてきたようです。
昔から中国のGDPはインチキで地方の役人が自らの評価を落とさないように実際よりよい報告がされていると言われておりました。ただ、2008年ぐらいまではもっぱら中央政府に地方からの申告データを正しく調整をしていたようです。しかし、リーマンショック以降は中央政府も数値の調整ができないぐらい乖離が広がり、数値の嵩上げが平均2%程度されているというのがある学者の調査結果です。私は平均3%に近い嵩上げもされているのではと疑っています。自動車の販売台数やセメント消費量は前年度からマイナス成長であり、基幹産業の業績が振るわない中とても年6%成長しているとは思えません。旧ソ連も最後崩壊した際には何割もGDPが嵩上げされていることが判明しました。中国がGDPを改竄していない可能性の方が低いのではないでしょうか。
仮に中国のGDPが改竄されている場合、中国のGDPは発表値の7割ぐらいかもしれません。ここまで改竄されると過剰債務や国家の財政支出の比率は実際に発表されている数値よりも高くなりますので今以上に厳しい中国の状況が見えてきます。
いずれにしてもこんな誤魔化しは長くは続きませんのでどこかで破綻するかと思います。

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