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PMP (Project Management Professional) 独学 受験メモ

メモの棚卸をしていたら、PMPを受験したときのものが出てきました
2007年(3rdエディションの頃)のことなので、はるか昔だぁ
現在まで地道に資格更新中、完全にPMIの養分にされています 😅
記載内容は当時のものですのでご注意ください


受験動機

PMOに在籍し、プロジェクト(プロジェクトマネジャー)を支援する中で、これまでの経験と勘”だけ”に頼った業務遂行に不安を感じていました。
そんなとき、一番尊敬していたPMから「PMOならPMPぐらい持っていたほうがいいんじゃないの?」という何気ない一言に背中を押され、PMPを調べる過程で、本資格を体系立てて学習しておくことが非常に役立ちそうな感触も得られたので受験を決意。

参考書

・PMBOK 3rd
     何はともあれ、これ!でも読みづらいですよね
・世界一わかりやすいプロジェクトマネジメント (サニーベーカー)
     a.k.a. 世界一
     いきなりPMBOKから始めるのは辛いものがあるので、
     このあたりから入るとプロジェクトマネジメントの全貌を把握しやすい
     逆に、これを読んでも苦痛しか感じない人は、受験自体やめたほうがいいかも…
・IT業界のためのプロジェクトマネジメント教科書 (Kathy Schwalbe)
     PMBOKで説明もなく唐突に出てくる用語は、この本でかなりフォロー可能
・PMP Exam Prep (RITA Mulcahy)
     a.k.a. RITA本
     英語なので読むのがしんどい人は、本文中の"TRICKS of the trade"だけ摘まんで読むのもありかも
・PMP教科書 第3版 Kim Heldman
     一部否定的なコメントも見かけますが、この本でしか触れられていない部分が出題されていたりするので一見の価値あり、説明もわかりやすいし
・PMP試験 合格虎の巻 iTEC
     世の中的には定番本らしい
・www.pmi.org
・翔泳社のHP (PM Info Web)、受験申請手順の参考

学習全般

学習期間

・約9か月
     6か月目で受験申請し、その時に3か月先の試験会場を予約
     結果論ですが、慎重にやり過ぎました(時間をかけすぎた)
     3~6か月の準備期間でいけそう
・試験日を予約してからは 試験日まで残り○○日 とカウントダウン
     つまらないことだけど、見える化は大切(残り時間を意識すること)
     表記も、残り1か月、よりも、残り30日のほうが響く

学習スケジュール

・段階的詳細化
     まずは月単位で計画し、近づくにつれ週単位、日単位と詳細化
・直前の1か月は体調管理を優先

効果的だった学習法

・Excelで9x5のプロセス表を作成
     (インプット、ツールと技法、アウトプットも記入)
・インプットとアウトプットの関係から、プロセス全体の関係を把握
     特定のインプットやアウトプットを電子テキスト上でサーチしながら、
     どこでどのように使われているか?などを理解
PMBOKを読む⇒問題を解く⇒PMBOKの苦手箇所を読む⇒プロセス全体をイメージする
     基本的には、この繰り返し
・(余力があれば)PMBOKの英語も見ておいたほうがよい
     全文英語で読むのはしんどいので、
     章タイトルだけでも英語でルビをふるぐらいでもいいかも
・PMBOKを読み返す際に、いつも先頭から読んでいると、後ろの章ほど集中力が切れてくるので、章単位でランダムに読むのもあり

受験勉強中の心構え

・PMBOKをとにかく精読する
     頭にスッと入ってくる翻訳ではないが、読み返すたびに気づきはある
     逆に、再読しても新たな気づきがない場合は、読み方(視点)が違うのかもしれない
暗記ではなく理解、たとえば下記のような観点での理解が必要
     「なぜそのプロセスが必要なのか?それをやらないとどうなるのか?」
     「いつ、どこで、誰に、何を、どのようにマネジメントするのか、そしてそれを行わないとどうなるのか?」
・調達は暗記の効果あり (アウトプットを中心に)
     調達マネジメントは手続きを行うことに意味があるから
・無意識にPMBOKを自分の経験に結び付けるな!
     「自分の実務が正しいかどうか怪しいでしょう?」

費用

・受験料
・PMI入会費
・受験条件の35時間講習代
・参考書代
(ざっくり10万円)

試験会場

・テンプル大学
     日曜受験のせいか裏口から入場
     警備室の前を素通りして、直接会場フロアへ
・防音用にヘッドフォンタイプの耳栓あり
     ただし、試験中にこんなのをずっとつけているのはむしろ苦痛
     暑いし、頭・耳が圧迫される、自前の耳栓の持ち込みを推奨
・10畳ぐらいの小部屋
・前と左右がパーティションで区切られている
・窓もない部屋で息苦しい感じだが、周りとの距離は充分にあり音以外は気にならない(音も耳栓があれば気にならないレベル)
・早く行けば、その分早く開始できる
     自分の場合は、12:00到着で、12:30開始 (予約上は13:00の回)

試験当日

・200問/4時間
・時間配分は重要、まずは早めに自分のペースをつかむこと
     時間内に終わるかどうか見えないままだと、落ち着かないので
・50分ほど残して、400問終了
     途中2回のトイレ休憩、ついでに洗顔して気分転換
・部屋のせいか、集中し過ぎて呼吸が浅かったせいか、2時間あたりで気分が悪くなってきた、 4時間乗り切るだけの体力も必要、適度なトイレ休憩や深呼吸もだいじ
     これはもはや、ある種の拷問である 😫
・翻訳に関しては、日本語訳だけでも充分に乗り切れる印象、違和感のある日本語もあったが、意味はとれる

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