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[コラム]バランス感覚('20/9/11)

「守り」と「攻め」。どちらも大切だが、最も重要なのはその両者の「バランス」。どちらかだけを優先させると、疎かにした方からのツケがとんでもない形で降ってきたりするものだ。「バランス」が重要。

先日友人から聞いた話。彼女曰く、とにかく日本のトップのITに関する理解度の低さに驚くと言う。職業柄、ある重要な公のデータにアクセスして分析する事を許可されたが、そのデータを使うための誓約の中で、「窓がない部屋で、壁の厚さも一定の厚さ以上で、厳重に施錠され密閉された中で作業を行う」が求められている。今の状況で言えば、まさに「三密の中でのみ作業せよ」ということ。
現代のITセキュリティー技術を理解していれば、物理的に閉じ込める事より、もっと別の「セキュリティー確保」&「作業のやりやすさ」の方法がある事は明らか。それを説明しても、「前例がない事はNG」として聞き入れられないのだそうだ。「守り」を優先させた一例だ。

いつの時代でも、時代や環境にあった「守り」と「攻め」のバランスがあるはず。ITの世界でも、バランス感覚を絶妙にコントロールしてこそ、IT戦略が実を結んでいくのだと思う。早く日本もIT先進国となってほしい。

私の最近のバランス感覚。寿司は、最初は貝・白身や卵焼きなどゆっくり時間をかけて味わってから、最後に、ウニ、いくら、トロ、トロ、&大トロ、で締めるというのが個人的には最良のバランス。 ちょっと意味が違ったかな・・・

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