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自転車で鹿児島まで行こうと思います。【4日目】

股擦れについて赤裸々に語ったところ、たくさんの人に心配していただきありがとうございました。今日も股擦れの話ございます。

冒頭謝罪開始の連続記録はどこまで更新されるのだろうか。

箱根越えが辛いのは認める。
が、こんなことは安々というものではない。

本当に、めちゃしんどいのは今日だった。
たぶん、そしてこれからもずっと。(詳細はこちら


箱根越えをしたときに100kmを超えるライドをしたので、100kmはもう大丈夫だと思っていた。
しかし、箱根は下りも多く含まれている。
つまり、100km分を純粋に漕いでいないのだ。
今日、97km漕いだ。

純粋に、めちゃ辛かった。
いままで1番辛かった。

ごめん、でも全部辛い。笑


大東温泉ズートピア

「この場所好きだな」
と思う要因はいくつかあるが、その1つに "人" は欠かせない。
大東温泉ズートピアはスタッフの対応がとても良かった。
大きな荷物を背負い、リュックから「東京→鹿児島」という看板を見て不憫に思ったのか、親身になってアレコレ声をかけてくれた。

あるスタッフさんは、温泉に入る際にタオルをくれたり。
別のスタッフさんはお煎餅くれたり、めちゃくちゃ心配してくれたり。
また別のスタッフさんは、親心として野宿を心配してくれて、翌朝パイナップルジュースを差し入れしてくれたり。

今度は友人と一緒にキャンプに行きたいな、と思っている。
(一緒にキャンプに行ってくれる人、大募集!)

今日の出来事

今日の学びは「股擦れは考え方次第で(少し)解決する。」である。

出発:7:40
0〜1km:はい、股擦れアゲイン!
1〜10km:股擦れの解決方法、天才かと思う。
10〜20km:股擦れが少し軽減されて嬉しさ爆発。
20〜30km:あれ、そういえば声掛けれらなくなったな。
30〜40km:看板の見直しをしよう。
40〜50km:やっと半分かー!
50〜60km:向かい風キツイイイイイイ
60〜70km:あと30kmもあるん…?
70〜80km:無心
80〜90km:無
90〜97km:ゴール!ゴール!!
到着:16:40

野宿の朝は早い。
6:00には起床し、慣れない手付きでテントを片付ける。
諸々整理し、7:30には出発した。(この出発時にパイナップルジュースの差し入れを貰う)

さて、温泉効果で股擦れが良くなっていることを期待した。
しかし、股擦れの恐怖が身体に染み付いているからかなかなか自転車に乗れないまま歩いて200mが経過した。

意を決して自転車に乗る。











痛い。







やはり痛かった。
走行距離は800mのところで、ストップしてしまった。

ただ、1つだけ仮説があった。
擦れて痛いところは限定的で、俗にいう股擦れとは少し違った場所に当てはまっていた。
その擦れる部分が限定的でなくなれば問題がない。

そして、サドルカバーの中にタオルをねじ込んだ。

「これでダメだったらいよいよリタイアも考えないといけない。」

それほどまでに股擦れの威力は強力だった。

期待を大にして、漕ぎ始める。

思わず声が漏れた。














「起死回生やん…」





これまでの蓄積があるのでノーダメージとはいかないが、しっかりと漕げたのだ。

これこそが「股擦れは考え方次第で(少し)解決する。」である。

股擦れに悩んでいる方はぜひ聞きに来てほしい。

大学の後輩の家へ

今夜は愛知県にて農業生産法人HATAKE CONPANYに就職した後輩の家に泊めさせて貰っている。
実は前職のときにHATAKE CONPANYさんとは縁があり、後輩がここに就職しているとは思っていなかったので驚いた。

畑を見せて貰い、立派に説明してくれた様子は

「しっかりと農業と向き合ってきたんだな」


ということが伝わった。

とてもしっかりとしていた後輩をみてなんだかとても嬉しくなった。


と、同時に東京農業大学初代学長である横井時敬氏が残した

「稲のことは稲に聞け、農業のことは農民に聞け」

という言葉のとおり、現場にいる人には敵わない。

ぼくも改めて自分の立ち位置を認識しないといけないな、と感じた。

就寝前にはお互いの5年後の"夢"を共有し、明日の準備へと取りかかるのでした。

さすらいのトマト

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