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自転車で鹿児島まで行こうと思います。【1日目】

正直に言って、めちゃしんどい。

少し周りの目線も痛くなってきた29歳。
でも、このタイミングを逃したらたぶん一生やらないだろうなと思ってやることにした。(ほんとは日本1周とかしたかったのだけど、時間の都合上、鹿児島まで。)


なぜやるのか

やりたいからやるのだ。それ以外の理由が見つからない。
ただ、そんなことをいってもとりとめのないので、今日自転車を漕ぎながら考えていた。

これまでヒッチハイクで日本を周ったり、アメリカへ農業留学、トビタテ留学ジャパンでベトナム、タンザニア、フランス、アメリカに行かせてもらった。

しかし、思い返してみるとヒッチハイクも、留学も他人の力を大いに頼らせてもらっていた。特にヒッチハイクなど他力本願の極みであった。誤解しないでいただきたいのは、ヒッチハイクも留学も素晴らしかった。
学生時代に戻ったとしても必ずやるであろう。ただ、ぼくの場合、いずれも他人に頼っている節があった。

暇と退屈の倫理学を読んだことはあるだろうか?
うるおぼえだが、1章にこんな記載がある。

うさぎ狩りに行く人に、うさぎを差し出してみよう。
するとその人はとても嫌な顔をするだろう。
お目当てのうさぎが手に入るにも関わらずだ。
なぜならば、うさぎ狩りに行く人はうさぎを狩ることが目的なのではなく
退屈から逃れたいから、気晴らしをしたいから、狩りに行くのである。

今回の自転車旅にも似ている。
自分の力加減が全ての運命を握る自転車を使って、鹿児島までたどり着きたいのだ。
鹿児島にたどり着くことがゴールなのではなく、鹿児島までたどり着く過程がゴールなのだ。

今日の出来事

当日の朝になっても旅支度は終わらず、結局出発は14:00近くになった。
東京都目黒区から神奈川県小田原市までの約73kmを目指す。
5時間30分の予定だったので、19:00過ぎには着くであろうと予想していた。
結果としては、19:20には着いた。

ざっくりの所感は下記の通り。

出発:14:00
0〜10km:余裕
10〜20km:まだ余裕
20〜30km:ん…?
30〜40km:ちょっと待て
40〜50km:…。
50〜60km:お。ランナーズハイか?
60〜73km:ゴール!ゴール!
到着:19:20



道中、6人の人から応援してもらった。

車の中から声をかけてくれた方が2人。
信号待ちのときに小学生が2人。
声はかけてもらってないが、バイクから親指立てて振り向いてくれた方。
同じく車のハザードランプで合図してくれた方。
後ろから「おれは1日で600km走ったぞ!」と話しかけてくれた方。
小田原に着いてからインスタ交換してくれた方。

ヒッチハイクに比べると旅程の出会いは少ないかもしれないが、だからこそ声をかけてくれるのは嬉しい。

旅の目的

とにかく農業とコミュニティについて話したい。
声をかけてくれれば、基本的に柔軟な対応を心がけるので、ぜひ声をかけてください。


さすらいのトマト

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