自転車で鹿児島まで行こうと思います。【8日目】
ぼくは格安simのmineoを使っている。
mineoユーザー同士では余ったパケットを受送信出来るシステムがある。
なので、先日、mineoユーザーに対して呼びかけた。
「パケット余ってて、あげるよ!って人いませんか!!」
2日後、合計で9GBものパケットを下記の方々からいただいた。
・株式会社地元カンパニー 代表取締役 児玉光史さん
・一般社団法人村楽 理事 / 三重大学 講師 東大史さん
・会社員 /フリーカメラマン 稲葉匠さん
・NPO法人グリーンズ 事業統括理事 / マイメン 植原正太郎さん
これでぼくは迷わず鹿児島までたどり着けることでしょう…!
ありがとうございます!!!
京都を観光
考えてみると、今回観光らしい観光は全くしていない。
まあ、目的が鹿児島に行くことなので、当然といえば当然だ。
だが、せっかく京都でゆっくりしたので、少し観光することにした。
巡ったのは下記の通り。
・京都御苑
・京都大学
・かぎや政秋(和菓子)
・花見小路
・鴨川
ただ、ぼくは京阪四条駅前店のファミリーマートをオススメしたい。
ここでは水を購入し、トイレを借りた。
帰り際に、店員のおねえさん(おばちゃん)が声をかけてくれた。
「東京から鹿児島まで行くん?がんばってな〜。
あ、せや、おばちゃんこれ持っとるねん。あげるから使ってや〜。」
そこでもらったのは全国のファミリーマートで使えるレッドブルと交換出来る券。
嬉しいやん…!!!
こういうのめっちゃ嬉しいやん…。
一気に京都が好きなったところで、本日の目的地である兵庫県へと出発。
兵庫までの旅路
兵庫に向かう途中、何度か声をかけて貰った。
その中でも印象的だったのは、コンビニのイートインスペースでお昼を食べていたところだ。
「君、ヒッチハイクで日本まわっとるんか?!」
と、コンビニ内に響くくらい大きなコテコテの関西弁で話かけてくれたおっちゃん。
「ヒッチハイクではなくて、自転車なんです。」
「ほぉ〜!!自転車で!ぼくな、夢やねん。ヒッチハイクと自転車で日本をまわるのが夢やねん!!ちょっともう少し話聞かせてや〜!!」
(なるほど、これが大阪か。)
確かにヒッチハイクでまわっているときもおばちゃんがほんとに
「飴ちゃん食べや!」
と差し入れをしてくれたり、道頓堀周辺で絡んでくれた若者がいたりしたと街だった。
それにしても声がでかかった…。
ひと通り質問に答えた後、
「すごいな〜!すごいな〜!!」
と、いって去っていった。
そのおじさんが"夢"だというヒッチハイクと自転車の旅。
おじさんには悪いが、たぶん夢のまま終わる。
他国の事情は知らないが、ぼくが知る限り日本では年齢を重ねた人がヒッチハイクや自転車旅をしていることに対して目線が厳しい。
100歩譲って、自責なので自転車旅はまだなんとかセーフかもしれない。
しかし、ヒッチハイクとなると乗せる方の気持ちを考えてみても難しい。
それに屈しない強い意思と精神力があれば問題ないが、たいていの人は屈してしまうのではないだろうか。
日本を否定した訳ではなく、ぼくが感じる日本社会の実情である。
一方で、学生に対しては優しい。
だから、このnoteをどのくらいの学生が読んでいるかはわからないが
【やりたいな】
と思ったら、とにかくやってみてほしいと思う。
大人は色んなことを言う。
でも自分の気持を大切にしてほしい。
そんなことをたこ焼きを食べながら思っていた。
8年ぶりの再開
ヒッチハイクの旅のことは今回のnoteで度々触れているが、8年前にヒッチハイクで日本を周っていた。
その時は「農プランヒッチハイク」と名付け、日本の農家さんを訪ね歩くというテーマを掲げ、ヒッチハイクをしていた。
その様子は、いろは出版から「じぶんを探すな」という本にも掲載させてもらっているので、興味がある方はぜひ。(ぼくには印税は入りません笑)
自転車で旅をする旨を投稿したところ、農プランヒッチハイクの際に出会った人から、「兵庫にいるから会おう!」との連絡が2人からあった。
たまたま出会って15分くらい会話をした人。
ヒッチハイクで乗せてくれて広島を一緒に観光した人。
どちらも出会い方は全然ちがう。
また、ほとんどの人がその場限りの出会いとなっている。
にも関わらず、今回この様な形で再開出来るのはとても嬉しい。
出会うときはいっつも髭を生やし大きな荷物を背負った旅人スタイルのぼくだけど、これからも連絡を取っていけたら嬉しいな、と思っている。
さすらいのトマト
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