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活動内容の紹介

皆さま、はじめまして。写真家・ストームチェイサーの青木豊です。2021年になり何か新しいことを始めようと思い、noteに登録してみました。まだ使い方も良くわかっていませんが、とりあえず始めてみます。写真のこと、お天気のこと、仕事の裏話などを中心に、月数回の更新を目指してます。

自己紹介

*青木豊(あおきゆたか)、1968年3月11日、茨城県生まれ、茨城県育ち。

普通の人はあまり撮らないような被写体を追っているので、私のことを知らない方々が多いと思います。軽く自己紹介すると、茨城県生まれの茨城県育ち、生粋のイバラキアン。2012年に国内初プロのストームチェイサーとして活動をはじめました。ストームチェイサーとはなんぞや、必ずそこから説明をしないといけないのですが、読んで字のごとく嵐の追跡者です。近年発生の多い極端な気象現象を追って撮影をする、嵐を追う写真家です。

極端な気象現象として皆さんが真っ先に思い浮かべるのが、真夏の午後にやって来る雷雨だと思います。近年降り方が暴力的になっていて、夕立のような季節感のある表現が似合わなくなっています。いきなりMAXの状態で降り始まるので、雨宿りどころではないのが現状です。

そのような激しい雷雨では、様々な激しい現象が起こります。落雷、降雹、突風など、そのような現象を写し止めて、メディアなどに提供するのが私の仕事です。その中でも最も好んで撮影するのが雷です。ひとくちに雷と言っても地上に落ちる対地雷や雲から雲へ飛ぶ雲放電、昼の雷もあれば夜の雷もあります。何点か写真を掲載しますので、参考までに御覧ください。

落雷、稲妻

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ガストフロント

発達した積乱雲の下では雷以外にも激しい現象が起こります。積乱雲が吹き下ろす冷気が作る前線、ガストフロント。アーチ雲と呼ばれる横長の雲が現れるのが特徴です。アーチ雲にも種類があり、積乱雲の前方に現れるものをアーククラウド、積乱雲の雲底に接続しているものをシェルフクラウドと言います。アーチ雲が通過する際に突風を伴うため、突風前線と呼ばれています。ただし、ガストフロントはまだ序の口、突風の中では弱いものです。

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ダウンバースト

突風の中でも被害が広範囲に及ぶものがダウンバーストです。積乱雲から吹き下ろす強い下降気流が、地面に衝突して四方に広がります。時に電柱や大木もなぎ倒す非常に恐ろしい現象です。積乱雲が近づく際に、雲の下に雨柱が見えることがありますが、雨柱が大きくハッキリ見えて、地上付近がハの字になっている時は要注意です。

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竜巻、漏斗雲

そして、突風の中でも最強最悪なのが竜巻です。積乱雲から発生する上昇気流が渦となり、地上のものを破壊していきます。前記のガストフロントやダウンバーストと違い、被害幅が非常に狭く直線的なのが竜巻の特徴です。写真は積乱雲の底から竜巻の前兆である漏斗雲がのびている状態、これが地上に達すると竜巻になります。

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このような写真を撮るのが私の仕事です。虹や夕焼けのような美しい気象現象もあれば、このような人間の生活を脅かすような危険な気象現象もあるわけです。危険を承知の上で撮影を続ける理由は写真家としての本能と、わかりづらい気象現象のビジュアル化です。文章だけで理解できないものはビジュアル化すればいい、そんな単純な発想です。写真家としての本能はまた別の機会に書くとして、今回はこんなところで〆たいと思います。ご興味ありましたら、お気軽にフォローをお願いします。

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