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〇築150年の古い家。アトリエキッチン改装記録〇

築150年の古い家。
この夏から、住まい兼アトリエキッチンの改装をおこないます。

30年ほど前、インターネットもない時代。
なぜか国内外のいろんな職種の方がみえてくださっていた台所。

メディアの方、ライターの方。
脱サラ後農業をはじめる方。
フィリピンの大学生さん。
インドから僧侶さん。。笑
いろんな方との時間があった不思議な家でした。

私はここにあるテーブルが好きで
Uターンしたいくつかの理由のひとつだったり。

家族だけでなく、これまで来てくださった方
みなさん思い入れ深くあってくださる場。
そんな台所をアトリエとして、メニュー開発のレシピ試作などの作業場としています。

そんな台所。メンテナンスが必要な時期が巡ってきました。

今回、リノベーションで
限られた予算のなかだったものの
できるかわからないけど
加工場のお部屋の併設案も考えたり、
いろいろ悩んだのですが、

今回の目的を考えたとき、
「暮らす人、帰ってきてくれる人、わざわざ見えてくださる方、未来に使う人。みんなが心地いい場であること。」が今回の軸としたくて。

予算との兼ね合いも含め、方向性からあれこれでなく大切にしたいことを大切にできる形に絞り。加工場の併設は組み込まないことにしました。

古い家の数年後、何十年後はどう使われてゆくのかは誰もわからないのですが、
今の使い方は、「仕事と暮らしが交わる場」として。

また、いつかみたいに。
いろんな素敵な業種の方がみえてくださる場になるといいな。と、こっそり思っています。

「住む」もいいけど「使う家」なのかもしれません。今までも。未来はわからないけど、多分、これからも。
そんな形が似合う場所な気がしています。

建築士さんや施工会社様とのお打ち合わせだったり、メーカー様、ショールームでの様々なお打ち合わせ。内装や空間のあれこれのこと、色・素材のことに向き合ったり。
そんな大切な支度を春から日々の隙間隙間に進めていました。

時間を重ねながら変化することもあるとは思うのだけど、変わることも、大切にすることも良くって。混ざりながら。

またいろんな方にとっての小さくても大切な場になるといいな。と思っている時間を重ねています。

様々な時間を重ねてきたテーブルで。

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