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【STORY plus通信 vol.4】

STORY plus畑です。

先日、ある2つの化粧品の広告を見ました。

一つは、
「97%のお客様からの満足を得ています。」というもの。
もう一方は、
「96.7%のお客様からの満足を得ています。」というものです。

みなさまはどちらの商品に好感を覚えますでしょうか。

私は「96.7%」でした。

数値だけを見れば「97%」のほうが満足度は高いわけですが、
文章から受ける印象という点では「96.7 %」のほうが真実味があるように私は感じました。

具体的に表現する事の効果、大切さを学んだ気になりました。
私も仕事柄、求職者の方に職務経歴書を具体的に記載してくださいとお願いをする時があります。

「営業で実績を出しました」よりは「営業で100億円の実績を残しました」のほうが、
「赤字を黒字にしました」よりは「35億円の赤字を2億円の黒字に改善しました」のほうが、断然、イメージが湧きますし、説得力もあります。

「マネジメントがうまくできず、部下の96.7%から反感を買っていました」
と書かれると、それはそれで戸惑いますが。。。苦笑


ではSTORY plus通信 vol.4です。
前回のコラムはこちら→ https://note.com/storyplus0303/n/n1fbeca28cf3a 

今回は

・経営者は意思決定から逃げない。
・今月のひとこと(「根っこの確認を忘れるな!」)
・あとがき
です。

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経営者は意思決定から逃げない
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現在、ある会社の経営改革をご支援させていただいております。
会社が大変な時というのはVUCA(将来の予測が困難)な状況であることが多いです。
そのような中でも経営者は意思決定をし続けなければなりません。

不安なこともあります。未来が見えないこともあります。

しかし意思決定を放棄すると、走り出した組織という車は誤った道を進み続けることになります。
当然、意思決定をしたからと言って、正しい道に戻れる保証はありません。
しかし、今の経営危機は過去の意思決定の積み重ねなので、
それとは異なる意思決定をする必要があります。

第三者だからこそ見えることは多くあります。

私たちは意思決定の選択肢を提示することはできますが、意思決定はできません。
なぜなら、そこには「責任」が伴うからです。
私たちが無責任な仕事をするということではなく、その責任と覚悟は経営者が持つべきだからです。

その意思決定から経営者は逃げてはいけません。

自分の意思決定を信じて、意思決定をしたら、そこに最短で届くための実行をどんどんしていくのみです。
もちろん、意思決定の質を高めるための事前の準備が大切であることは付け加えておきます。

ご参考までに。
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今月のひとこと「根っこの確認を忘れるな!」
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採用マーケットが少しずつ勢いを取り戻してきているような雰囲気を感じています。

当社においては、最近はIPOを目指すベンチャー企業様からCFO職のご依頼をお預かりすることが多いです。
ご依頼企業様からのご要望もあり「投資銀行に従事をされている」方とお会いをする機会が多いです。

年収2000万円、年収3000万円、年収5000万円・・・。
東京大学、慶應義塾大学、筑波大学・・・。

みなさん優秀な方々ばかりです。

そのような方々にも共通して苦手なことがあります。
それは、
「〇〇さんは本当に何をやりたいのですか?」「〇〇さんはどうありたいのですか?」
という質問を投げられることです。

今まで流暢にお話をされてきた方もこの質問を投げた途端"ごにょごにょ"となってしまいます。
(感覚的ですが、10人に9人は回答に困られます。それを少し楽しんでいる自分もいます。性格悪いです。笑)

ある方は「そんなこと、最近考えたこともなかったですねー。」と率直なご感想を仰っていました。

どのセクターが将来有望か、どの銘柄が将来有望か。経済的合理性の追求。
そこへのアンテナ、そこを分析する力はピカイチです。

しかし、経営人材として事業会社のCFOに移るのであればそれだけでは足りません。
経営人材として事業会社に移るということは当事者となり、自分の選択した企業の価値を高めるために、どのような状況でも逃げずに最後までやり抜かないといけません。
「分析」も大切ですが、「実行」はそれの何倍も大切です。

その覚悟感を持って取り組めるマインドを持った人材を経営人材としてお迎えしないと企業はあとで思わぬ痛手を被ります。

そのようなミスマッチを防ぐために経営幹部採用では求職者の機能的側面以上に、その方の根っことなる価値観の確認をすることが大切です。
その価値観は自社のそれと合っているのか。
それを見極めることが大切です。

みなさまの組織の経営幹部採用では求職者の根っこをしっかり把握されていますでしょうか。
「根っこ」と一言で言っても人それぞれ価値観は多岐にわたります。

ご参考までに。
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あとがき
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最近、休日の仕事は専ら「コメダ珈琲」です。
この数年、ずっとスターバックスだったのですが、ある時ちょっと浮気してみたら、
①朝はモーニングがつく。
②椅子の座り心地がいい。
③コーヒーが自分の口に合う。
の点で、私の中ではスタバよりポイント高く、ハマってしまいました。

大学の野球部の練習後に「シロノワール」を部活仲間とよく食べに行ったことが懐かしいです。
と言っても、それももう20年も前のことですが、、、。笑

今回も最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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「想いをつなぎ、未来を創る。」
「想いを育み、未来を創る。」
 株式会社STORY plus
 https://story-plus.co.jp/
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