A.T.gεm(えーてぃじぇむ)という俳優ユニットをあなたはご存知だろうか？spoon Awardという年に1回の作品賞を受賞するイベントもありますが、ノミネートもした「境界線の彼方へ」というボイスドラマ。コインの表裏のように、作品の中で境界線がキーワードになっている。

    境界線とは、水平線の如く、境目のことで、昼から夜だったり、天界と魔界だったり、なにかの境目の話として付けたタイトルなのですが、境界線の彼方へを物語を進めていくと別の意味も浮き上がってきます。そのひとつが主人公A.T.gεmのリーダー涼くんの双子の兄「彼方」くん。

   そう、この話は、1年間を通して、壮大なA.T.gεmというチームの「自己紹介プロモーション声劇でした」というオチが最終回で待っているのだ。オチを話すのはなぜか？

   さらに「どんでん返し」がそこにある。からだ。

    トランプの革命というカードゲームのように、私は「声劇」の革命ゲームをしようとした。その試作だった。1話は1位を3日間やり遂げたけど、STORY展開が難しくなると再生回数やハートの伸びが落ちてしまった。

   ラストで巻き返せるのか、それは神のぞ知るセカイ。
そしてA.T.gεmの後輩ユニットが、声劇バトンリレーを引き継いでいく。境界線の彼方へ、そこは表が裏で裏が表なの。

   気づいたなら、あとは・・・・・・・ひっくり返すだけ、だよ。