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心に浮かんだことを書き留めるー2ー

 うたた寝を、したの。



  視界が光で埋め尽くされて、真っ白に。


 声が、した。


   『ことねぇ(本名のほうですが書けないためSpoon名で失礼します)』



  お母さん、が


   笑って

   『お母さん、死んじゃった』って舌をだす

  え?


   いや!いや、いや。ちょっと。



 『お母さん!おか……おばあちゃん!?』

手を伸ばした先に


  私が幼稚園生のときに、癌でなくなったお母さんのお母さん、おばあちゃんがいる。




『もうね、お母さんと居れる。ことねぇがくるときは、迎えに来る』



 『え、私は』




『お母さんなんて27歳の時よ、お母さん死んだの。貴方は42歳。よく泣くからだいぶ長いこといたけど

     母親らしくなかったわね。貴方もいま同じじゃない?趣味ばかりして母親らしいの?


  子どもは大きくなるの早いよ』






  『ことねぇ、ずっと見ているよ』



   お母さん、おばあちゃん……おばあちゃん!



  私ね知らなかったわ、幼稚園生のとき



 お母さん泣いててさ、私を抱きしめながら

   『ことねぇ、お母さんのお母さん死んだのよ。でもね、お母さんにはあなたがいるから頑張る』




   ああ、お母さん


 私のために母親らしいことしてないって書いたけど
    そうか




 そうか。私の為に生きててくれた、事が 

      お母さんなりの『母親』だったのか








  生きててくれた、んだ。

    本当はおばあちゃんを、大好きなお母さんを後追いしたかったんだ。

だけど、子どもがいるから


    お母さんも大好きなお母さんと別れて

私の『お母さん』でいてくれたんだね。





     憎んだ時もある

     寂しくて堪らない

   だけど、怖いけど私ね


    最後に『お母さん』の身体を
    見送るよ

  


器が無くなると、もう地上から魂が   


 


離れると思うけどきっと、まだ

     ここに居る。

  




 

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