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阪神淡路旅行の雑記(3日目:最終日)

今回の行き当たりばったりであった旅行も最終日。
下調べをしていないので、絶対これを見ておくべきところをX(旧Twitter)フォロワーさんに尋ねたり、空き時間が出来てから行先を考えたりの行動だったけど、むちゃ楽しかった。
たまにはこういう無計画な旅も良いね。

来年は日本一周の旅をしたいなと思っているけど、こういう不確定さがあった方が面白いような気がする。


1 あわじ花さじき

今日は、静岡までもどらなければならないので、基本的には帰る方向に向かわなければならなのだが、せっかくなので明石大橋を渡ってちょこっと淡路島へ。

兵庫県立公園あわじ花さじき、駐車場代金200円だけで入場料なし。コスパ高い。
秋晴れの中、コスモスが満開。これは映える。

コスモス満開、ならかな丘陵になっている
青い空、白い雲、白いコスモス

園内をのんびりと1時間ほど散策。園内が隅々まで丁寧に管理されているので気持ちが良い。高低差があるが緩やかであるので、慌てなければ高齢者でも大丈夫なように散策道も整備されている。

入園料はないが、軽食・土産物、物産品売り場、そして定番のソフトクリーム売り場など収益性も考えられている。兵庫県内の観光施設はどこもおもてなしの努力をしていて、管理運営面で落ち度がない。学ぶ点が多い。

びわのソフトクリームを購入。これは美味いな。願わくば、スプーンがあればさらに良し。

2 建築家のエゴ、百段苑

淡路夢舞台内にある花壇だが、周辺も含めて建築家の安藤忠雄がデザイン・設計をしたもの。なので百段苑に至るまでの施設内は、ダンジョンのように複雑。姫路城もそうだが、兵庫県の方々はダンジョンが好きなのかしらん。

地下駐車場に入れて(既にこの時点でダンジョン)歩いて百段苑に向かうが、パンフレットの地図を見ていても最短の行き方がさっぱりわからない。百段苑は、施設の高台にあるので、一歩間違うとかなりの高低差を登ることになる。

いかにに登らないよう歩かないようにするには、施設内の車椅子マークを辿っていくと良い。エレベーターを2度ほど乗り換え、水平移動をし、さらに登るという感じか。いずれにしろ立面認識能力と応用知力が必要。

百段苑は、写真を見てもらった方が判るが、花が咲き誇っているのを期待してはだめで、あくまでも建築物・構築物としての魅力。それと、高台から望む大阪湾の景色の爽快感が魅力だな。
天候にも恵まれた。適度に暖かく、風は乾燥し、空も海も青く深い。気持ち良いが掛け算されている。幸せだ。

なぜか立派な駐車場の代金も無料だった。ありがとう兵庫県、そして淡路島よ。

園内を並行移動、海側が開放されていて気持ちが良い
渦巻き状の中庭、何をイメージしているのか意図は不明
百段苑全景
上手くこの塔に辿り着けば、階段を登るのを省けるよ
中央の水路、おじさんが藻を取り除いている。こういう方が絶対必要だね

3 秀逸ガソリンスタンドと道の駅東浦ターミナルパーク

百段苑を後にして、道の駅東浦ターミナルパークに向かう。

途中、道の駅東浦ターミナルパーク前のガソリンスタンド(シェル淡路東浦SS)で給油と洗車。セルフで給油しないのは10年ぶりくらいか。機械洗車もしたのだが、なんと洗車後に3人がかりで拭き上げをしてくれた。ホイールまで拭いてくれて、タイヤワックス(スプレー)まで吹いてくれた。マジか。サービス精神が凄いぞ、淡路島。

道の駅東浦ターミナルパークは、地味で得るものなし。駐車場の入り口もわかりにくい。近畿版の道の駅スタンプ帳も売っていなくて、スタンプももらえず。淡路島では数少ない道の駅なので、頑張って営業努力しなよ!と心の中で叫んだ。

10分ほどでさっさと道の駅を出て、道の駅あわじに向かう。

4 明石海峡大橋と道の駅あわじ

道の駅あわじは、駐車場も大きく、たくさんのお客さんで賑わっていた。施設はこじんまりとしているが、飲食ができるお店がたくさんあり、しかも値段が安いのが魅力。観光地価格ではないのが凄い。
道の駅スタンプ帳(近畿版)は少し離れた事務所で売っていた。道の駅スタンプ帳は、見かけたら即買うべし。(売り切れ、そもそも在庫を置かない道の駅があるため。)

やっと手に入れた道の駅スタンプ帳(近畿版)
道の駅あわじのスタンプ、中抜けしたw
メインの建物、あまり大きくはない
産直販売所など。空が青い。この奥に事務所があり、道の駅スタンプ帳を手に入れることができる
種類多し、しかも安い。
ここは少し高めであるが、ロケーションが最高!

なんといってもロケーションが凄い。地図で見ると明石海峡大橋を見下ろす位置にあるのかなと思っていたら、巨大な橋脚の横にあり、明石海峡大橋は見上げる感じになる。迫力あるぞ。

橋の真下にも行くことができる。瀬戸内海と巨大建造物、そして旨いものなど、注目要素が多い。

橋脚。
すごいな、人間が作ったものとは思えない巨大構築物、吊り橋なので橋脚が少ないのが特徴
ルギアのマンホール
明石海峡大橋の向こうに見える神戸市街

昼食は、道の駅内の食堂で淡路島牛丼をいただく。大きめの牛肉、淡路の玉ねぎと生卵、良質な素材が絡み合い、実に美味しい。生卵は卵黄だけに分離をして提供していただきたかったな。でも、美味しかったので許す。
明石海峡大橋と瀬戸内海の向こうに見える神戸市街地などを眺めながらの食事ができるテラス席、暖かな天候と相まって最高に素敵な時間を過ごすことができた。ありがとう、淡路島。

淡路島牛丼
鯛の出汁茶漬け丼(出汁をかける前の写真)

5 総括

道の駅あわじを14時38分に出発し、自宅には20時52分着。320kmくらい一人で運転なので休憩多め、夕食を取った時間も含めて6時間くらい掛かっている。実質走行時間は4時間程度か。
明石海峡大橋から自宅近くまで全て有料道路で繋がっているという日本の交通インフラに感謝。途中、渋滞は一度もなく、快適な運転ができた。

3日間全行程(阪神淡路部分のみ切り取り)

今回の阪神淡路3日間の旅行の総括を箇条書きでメモしておく。

  • 神戸とか淡路島は遠いという思い込みがあったが、意外に行けるもんだな。

  • 使用する自動車の性能や装備などにもよるが、それほどの体への負担はない。オートクルーズやナビの機能向上に助けられる。

  • 兵庫県は、全体的に観光に力を入れていて、どこも受け入れ態勢ができている。交流人口の拡大は、結果として地域経済を活性化し、地方都市の生き残り組になっていく。

  • 神戸市のまちづくりは、阪神淡路大震災以降、大苦労した結果であろうが、実にコンパクトで都市機能が集約したモデル的なもので、都市計画が成功しているように思える。観光ではなく住んでも良いかなという都市のイメージ。

  • さらに明石海峡大橋で淡路島に渡れば、実に牧歌的な雰囲気になり、癒しの空間として機能している。神戸との距離感が不思議な感じだ。

  • 目の前に瀬戸内海があるおかげで、大都市なのに新鮮な魚介類が豊富という恵まれた自然の恵みを実感した。

  • 更に、九州と関西に挟まれた物流の中間地域であり、交通インフラが発達しており、人も物も情報も能動的だ。ここに住めば、成長の可能性があり、実験的な生活ができるだろう。

  • 全体的に好印象の神戸(姫路も含む)と淡路島。淡路島は一部しか見ていないので、次の日本一周の際には丁寧に周ってみたい。

  • 素敵な時間をありがとう、阪神淡路の方々へ。








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