ストレスに強くなるというのは、ストレスを減らすということではなく、ストレスを感じたときに積極的に自分の行動や物の見方の角度を変えるということらしい。ストレスがかかった時には、それを避けたりするのではなくうけいれることで、その状況の打開策が思いつくことができる。そもそもストレスというのは、本来の人間の位置機能で、役に立つものだから。ストレスから来る不安を感じたりしたときも、それを排除しようと考えるのではなく、むしろ今ストレスを感じ、不安を感じているということは、自分の実力を発揮できる状態に、体がなってきているはずだという感覚を持っておいたほうが実際に分泌されるホルモンの量も変わるし、それによって行動がかわって違う結果が起きると言えます。また、ストレスや人間の感情というものは自然と湧き上がってくるものなので、それを意思の力でどうこうしようというのは無駄なあがきだとも言えます。不安のを感じた時には、自分が興奮しているサインだと思ってそれを自分に言い聞かせると効果的だと言っています。そして、不安を感じた時には、自分の強みと不安の具体的な要素を明確にすることを心がけましょう。そうすることで、自分にできることが明らかになり、行動を起こしやすくなります。自分が感じている不安は、自分の体が起こしている反応で、今現在体が目の前の事象に対処しようとしてくれている最中なのだと考えよう。体が自分に行動する力を与えてくれると。